そうですよね。私もきれいなグレーの猫の種類なのになんでロシアンブルーって呼ぶのって思ってました。
ロシアングレーと呼ぶべきだって思ったりしたんですよね。
まだ、疑問がいっぱいあります。
ふつう猫ちゃんっていろんな色がありますよね。ロシアンブルーってグレーしか見たことないんだけど他の色もあるの?
ロシアンブルーって眼の色がグリーンだと思ってたけど黄色もあるの?
そんな疑問にまるっとまるごとお答えします。
・ロシアンブルーの毛の色を写真で見たい。
・ロシアンブルーの目の色の秘密を知りたい 。
・ロシアンブルーの肉球の色は何色?
という人にはぜひ読んでいただきたいです。
目次
ロシアンブルー毛の色
ロシアンブルーの色には4種類あります。「ブルー」「ホワイト」「ブラック」「ブルーポイント」の4種類です。
そのうち「ブラック」「ホワイト」「ブルーポイント」は交配によって生まれたものとされています。
ロシアンブルーはヨーロッパで戦争があったときに種の保存のためにいろんな猫と交配をしました。
そのことによって、伝統的なブルーの色がなくなってしまわないかというような時代がありました。
その時にブルーの毛色にこだわったイギリスのブリーダーがいました。
そのブリーダーさんなどがブルーの「ブリティッシュショートヘア」と交配させて「ロシアンブルー」のブルーが定着したようです。
ロシアンブルーの魅力
ロシアンブルーの毛はダブルコートと呼ばれるアンダーコート(下毛)とオーバーコート(上毛)の2種類が生えています。
それに毛並みがやわらかくシルクのような手触りです。これもファンが多い一つだと思います。
「ブルー」
その名もロシアンブルーなのでこのブルーが認定色です。ロシアンブルーの公式に認定されている色はこの「ブルー」だけです。
なんでロシアンブルーなの?どう見てもグレーじゃない?おかしくない???
猫の世界には「ブルー御三家」といわれる猫たちがいます。それはロシアンブルー、コラット、シャルトリューの3種類の猫たちです。
では、なぜこの子たちのことを「ブルー御三家」と呼ぶのか。
3種類ともグレーの猫なのになぜ、ブルーと呼ぶのか。
それには「ダイリュート」という猫の遺伝子が関係しています。実はこの3種類の猫はもともと黒猫なんです。
ですが色を薄くする「ダイリュート」という遺伝子を持っているため、その黒色が薄くなりグレーになっているそうです。
そうですね、この黒色が薄くなってグレーになった色のことを猫の世界ではブルーと呼ぶ決まりになっているんです。
ですから、このグレーの猫たちの毛色は猫の世界ではブルーと呼ぶそうです。
そしてもう一つ。毛先がティッピングとよばれるシルバーが混ざっており光が当たるときらきらときれいに反射します。
ティッピングとは
ティッピングとは
毛先だけに違う色がついていることティップドカラーとも呼ばれどれだけ色がついてるかによって呼び方が違います。
「グレーのロシアンブルー」のインスタグラムです。
この投稿をInstagramで見る
「ホワイト」
めずらしい色です。オーストラリアのブリーダーさんが作り出したと言われています。
「ロシアンホワイト」とも呼ばれるときもありますが、ロシアンブルーの公式な色としては認められていません。
公認された色ではありませんが希少価値があり価格的には高い可能性があります。
「ホワイトのロシアンブルー」のインスタグラムです。
この投稿をInstagramで見る
「ブラック」
この色もホワイトと同じでオーストラリアのブリーダーさんによって作り出されました。
ホワイトとおなじで公式には認められていません。
そのために「血統書」を付けて販売することができません。だからブリーダーさんも好んで繁殖させないようです。
「ブラックのロシアンブルー」のインスタグラムです。
この投稿をInstagramで見る
「ブルーポイント」
ロシアンブルーは戦争(第二次世界大戦など)による食料危機などで個体数をたくさん減らしたことがあります。
その時に種の保存のためにシャムネコなどと交配させることによって生き残ってきました。
その影響からロシアンブルーの遺伝子の中にはブルーポイントの遺伝子が入っていることがあります。
両親ともがその遺伝子を持っていてその中でも4分の1の確立でしか生まれないと言われています。
このブルーポイントも「ホワイト」とブラック」と同様に公式な色とは認められていません。
ですが、今回調べているとこのブルーポイントのロシアンブルーを積極的に繁殖されているブリーダーさんもいらっしゃいました。
「藤橋有香さんといわれるブリーダーさん」で茨城県鹿嶋市に猫舎があり大事な猫舎見学もできるそうです。
そこではインターナショナルキャットクラブ(ICC)の血統書も発行できるそうです。
ブルーポイント色の入り方
毛色はホワイトなのですが足やしっぽ、鼻や耳などにブルーの色が入っています。
ブルーポイントの「玲君」の動画です
ロシアンブルーの目の色
ロシアンブルーは生まれたときは「キトンブルー」といってブルーの目の色をしています。
成長するにつれてあのきれいなエメラルドグリーンの色に変わっていきます。
キトンブルーとは
キトンブルーは直訳すると「子供の青」ということです。
ロシアンブルーに限らずほとんどの子猫はこの青い目をしています。
(ただし、ブルーにも幅があって少し灰色をおびたブルーもあれば真っ青なブルーもあります。)
だいたい、ロシアンブルーの目の色がキトンブルーからエメラルドグリーンに変わるのは2か月~2歳くらいの間といわれています。
「うちのロシアンブルーずっと目の色が青いわ」という心配はしないでくださいね。
それと目の色の変わり方は突然変わるわけではなく徐々にゆっくりと変わります。
気づいたら目の色がグリーンになっていたみたいな感じなのであせらないでくださいね。
ロシアンブルーとして公式に認められている目の色はグリーンだけになっているそうです。
なぜ、ロシアンブルーの目の色がグリーンだけになったかというとそれは「育種」のせいです。
育種とは
育種とは、生物を遺伝的に改良することであり、一般的な言葉の品種改良とほぼ同じ意味である。
しかしながら、生物学では品種とは同じ生物種内の分類に使われる用語である。
そのため、育種という用語は新品種育成と新種育成を含めた意味で使われる。
ウィキペディアより引用
ウィキペディアさんによると、むずかしい言葉がならんでいますが「育種」は植物などの品種改良も育種です。
また、ブリーダーさんのやっていることも「育種」になるそうです。
ロシアンブルーの目の色がグリーンになったのは種の保存のために、イギリスで交配をししました。
その時に、シャムやブリティッシュショートヘアと掛け合わせたことが原因だそうです。
また、ロシアンブルーの目の色は黄色っぽく見える子もいます。
その原因はメラニン色素による個体差によるものなので心配することはないそうです。
ロシアンブルーオッドアイ
オッドアイはロシアンブルーだけにあるものではありませんが左右の目の色が違う状態の猫のことを言います。
ロシアンブルーにもあって白猫に多いともいわれます。
正式名称は「虹彩異色症(こうさいいしょくしょう)」といいます。
先天的な遺伝子の異常からおこると言われていますが事故などからもオッドアイになる子も報告されている例があります。
遺伝子の異常ですがそれがあらわれる可能性は10%以下ではないかといわれています。
オッドアイの猫は片方の聴覚に異常をおこしている場合が多いと言われます。その数は30~40%ともいわれています。
ただ、日本では古くから「金目銀目」とよばれ縁起の良い猫といわれたりしていたそうです。
今は海外でも人気があり売られている相場も少し高めのようです。
ロシアンブルー肉球の色
ロシアンブルーの肉球の色はバラ色っぽいピンクです。
これも個体差があり茶色い子や黒っぽい子もいますが基本はバラ色がかったピンクです。
そうなんですよね。あの「ぷにぷに」さわっているだけで気もち良くなっちゃいます。
飼い主さんも気持ちがいいですが猫ちゃんの方も気もちがいいんですよ。
ロシアンブルーじゃないですがこの動画が楽しかったのでよろしければご覧になってください。
肉球サロンが気持ちよくてうとうとしちゃう猫がこちらです笑
ロシアンブルーはブルーなのグレーじゃないの?「色見本」見せてよ!:まとめ
ロシアンブルーの色って4色あったんですね。
定番の「グレー」がかっこいいしかわいいなと思っていました。
「ロシアンホワイト」も「ロシアンブラック」も「ブルーポイント」もいいですね。
「オッドアイ」って文章では読んだことありましたが目の色がちがっていて「かわいそうだな」と思っていました。
ですが実際の写真や動画を見るとめちゃくちゃかっこいいし、高貴な感じがしますよね。そりゃ、ありがたがられるはずです。
合わせて読みたい