シャム猫の柄をした猫がいっぱいいるのは何故?毛の長いのもいます!

毛が長いからシャム猫じゃないと思うけど柄が一緒な猫がいる。
狸みたいな顔をしたシャム猫がいた?
野良猫なのにシャム猫の柄をした子がいる?

こんな話を先輩からされたので本当にそうなのって思って調べてみました。

すると、シャム猫の柄の秘密や「シャム猫の色変わりすぎ選手権」などいろんな面白いことが分かったので報告します。

小さいころ、シャム猫を飼っている人って「暖炉のある豪邸に住む年配の女性」みたいなイメージがありました。

召使(めしつかい)の方がいて厳しい命令を出すイメージ。

完全に偏見ですけどね(笑)

この記事をお読みいただくと、一番最初の質問「毛の長いシャム猫の柄をしているのは【ヒマラヤン】ですね」。

なんて、答えられるようになっちゃいます。

よろしければご覧になって下さいね。

 

シャム猫のポインテッド

シャム猫のポイントカラーには4種類あります。

ポイントの色の違いで4種類にわかれています。

・シールポイント

シャム猫の中では一番多いと言われています。

「シール」は英語で「アザラシ」という意味です。

色的には「こげ茶」です。

・チョコレートポイント

その名のとおりチョコレート色のポイントを持った子です。

ここでいうチョコレート色はビターなどの濃い色ではなくミルクチョコレートのような色と思っていただけたら良いでしょうか。

・ブルーポイント

猫の世界では「グレー」のことをブルーと表現する風習があります。

ですので、ポイントカラーが「グレー」色の猫ちゃんをブルーポイントと呼びます。

・ライラックポイント

シャム猫の中では一番めずらしい色です。

「ブルーポイント」のポイントカラーが「グレー」であると説明させていただきました。

その「グレー」色の薄い子が「ライラックポイント」になります。

そうなんです寒い地域のほうがポイントカラーの色は濃くなります。

さらに夏と冬とでも温度の差で色の濃さが変わるシャム猫もいるそうです。

 

シャム猫と同じ柄をした猫がふえた理由

日本でシャム柄の猫が増えた理由

日本では1960年代にシャム猫のブームがありました。

その後、ブームが去り野良猫になってしまった子がたくさん出ました。

当時は「去勢」や「避妊」という習慣がありませんでした。

野良猫になったシャム猫と日本の猫ちゃんたちとの間に生まれた子がシャム柄の野良猫になっていったという歴史があります。

また、当時は今のように「室内飼い」だけではなかったこととシャム猫の繁殖力が非常に高いということもその理由のひとつです。

世界でシャム柄の猫が増えた理由

タイ王国からイギリスに渡り非常に人気の高かったシャム猫ですがだんだんと他の猫の人気に押され個体数が減っていきました。

そこに世界大戦がおこりました。

戦争で食糧難になったので猫ちゃんも食べるものがなく、さらに個体数が減少してしまいました。

このままではシャム猫が絶滅してしまうという恐れから世界のブリーダーたちがいろんな猫との交配をしました。

その結果シャム猫柄の猫が増えました。

ただ、この子たちはシャム猫ミックスと呼ばれあたらしい猫の種類として血統書つきの認められた猫の種類になっていきました。

公認されたシャムネコミックスの種類と特徴

(体高、体重は一般的な成猫のサイズを表示しました)

1.オリエンタル

性格は愛情深く甘えん坊と言われます。

ブリティッシュショートヘアやロシアンブルーと交配してつくられました。

体高は23~25㎝、体重は3~6キロ、平均寿命は12~15歳です。

2.オリエンタルバイカラー

性格は甘えん坊ですが社交的で人なつっこいと言われます。

体高は23~25㎝、体重は2.2~4.5キロ、平均寿命は12~14歳です。

3.オイイーボブ

性格はかしこく犬のように飼い主さんに忠実と言われます。

体高は23~25㎝、体重は3.6~7.2キロ、平均寿命は15歳です。

4.カラーポイントショートヘアー

性格はコミュニケーションが上手で人なつっこいと言われます。

体高は25㎝前後、体重は2~4キロ、平均寿命は13~15歳です。

5.セイシェルワ

性格は好奇心がおう盛で社交的、またさびしがり屋であると言われます。

体高は25㎝前後、体重は4~7キロ、平均寿命は15歳です。

6.スノーシュー

性格はやんちゃで甘えん坊でいたずら好きと言われます。

体重は3~6.5キロ、平均寿命は14~16歳です。(体高は不明です)

7.バーマン

性格はおだやかでもの静かだと言われます。

体高は25㎝前後、体重は3~7キロ、平均寿命は10~13歳です。

8.バリニーズ

性格は人なつっこくて甘えん坊と言われます。

体高は25~27㎝、体重は2.5~5キロ、平均寿命は10~13歳です。

9.バーミーズ

性格はフレンドリーで飼い主さんと一緒にいるのが好きだと言われています。

体高は20~25㎝、体重は3.1~6.1キロ、平均寿命は12~14歳です。

10.ヒマラヤン

性格はフレンドリーでのんびり屋さんと言われます。

体高は25~30㎝、体重は3~6キロ、平均寿命は12~15歳です。

11.メコンボブテイル

性格は活発で社交的ですが警戒心が強いともいわれます。

体高は17~23㎝、体重は2.5~4.5キロ、平均寿命は15~18歳です。

12.ジャバニーズ

性格は従順で人なつっこいと言われます。

体重は2.3~5.4キロ、平均寿命は10~15歳です。体高は不明です。

猫の体高とは

猫がたっている状態で足先から背中までを言います。体長になると頭の先からお尻までになります。

登録された種類の中でシャム猫と同じポイントカラーの物は「カラーポイントショートヘア」と「バーマン」、「バリニーズ」、「ヒマラヤン」、「メコンボヌテイル」、「ジャバニーズ」の6種類になります。

 

サイアミーズ遺伝子

シャム猫は「サイアミーズ遺伝子」という色が変わる遺伝子を持っています。

その遺伝子によりあの可愛いポイントカラーがつくられます。

この遺伝子は温度の高いところでは毛の色がうすくなり、温度の高いところでは毛の色が濃くなります。

シャム猫のポイントカラーが手足、しっぽ、鼻さきの体温の低いところが濃い色になります。

シャム猫の子猫は生まれたときは白猫でその後一年くらいかけてポイントカラーがついてくるようになります。

生まれたときが白いのはお母さんの胎内で温度が高いからだ、と言われています。

じゃあ寒いところのシャムネコは色が濃くなるの

そうなんです寒い地域のほうがポイントカラーの色は濃くなります。

さらに夏と冬とでも温度の差で色の濃さが変わるシャム猫もいるそうです。

温度によって色が変わることはこんな現象からもわかります。

それは手術のために毛をそったらその部分の温度が下がるのでその部分の毛だけこくなった

また、シャムネコの目の色が青いのもサイアミーズ遺伝子が関係していると言われています。

目の裏はかなり温度が高いため、目の色素が薄くなりあのきれいなサファイアブルーの瞳になるそうです。

それだけではないんです。

「シャム猫の色変わりすぎ選手権」?

猫ちゃんの場合、子猫から成猫になるにつれて色が変わっていくことはよくある現象です。

ですが、シャム猫やシャムミックスの場合劇的に変わっちゃう子がいるんです。

それがSNSでうちのシャム猫の色がめちゃくちゃ変わったという投稿がありました。

それを見た人たちの中からもうちの子も変わったという声が相次いで投稿され、ネット上が大変盛り上がりました。

あまりに色が変わりすぎて「白猫が狸になった」というような投稿や、「シャムシャム詐欺」

なんていうような投稿までありました。少しツイッターの記事をのせておきますね。

シャム猫の柄や毛の色についてつらつらと書いてきました。

 

次はシャム猫のそれ以外のあれやこれやをまとめてみました。

ここまで、シャムネコの柄について調べてきましたが、ここではシャム猫の歴史・性格・大きさ・平均寿命についてお伝えしていきます。

シャム猫の歴史

シャム猫は日本では「シャム猫」と呼ばれますが世界では「サイアミーズ」と呼ばれています。

シャム猫は英語で「Saiam(サイアム)」と読むので日本以外の国ではシャム猫を「サイアミーズ」と呼びます。

もともとは、タイ王国で「幸せを呼ぶ猫」といわれ貴重に育てられてきました。

その「サイアミーズ」がイギリス王室に献上されそこから繁殖されました。

シャム猫の性格

よく鳴く猫と言われます。大きな声で鳴くこともあります。

これは飼い主さんに自分の要求を伝えたいときにおきる現象です。

要求も強いですが飼い主さんに甘える甘えん坊な一面もあります。

また、賢くて気むずかしい面もあります。

典型的な「ツンデレ」ですね。

シャム猫の大きさ

一般的な成猫のシャム猫の大きさを調べました。

体高25㎝~27㎝、体重メスが2キロ~4キロ、オスが3キロ~4キロとなっています。

猫の種類の中では一番細身のタイプの「オリエンタルタイプ」に分類されています。

「オリエンタルタイプ」の特徴は細身で長い手足と無知のようなしっぽを持ちます。

また、顔がくさび型で小さ目です。

平均寿命

シャム猫の平均寿命は12~15歳と言われています、大体の猫の平均値ですね。

 

シャム猫の柄をした猫がいっぱいいるのは何故?毛の長いのもいます!:まとめ

シャム猫の特徴的な柄のポインテッドは「サイアミーズ遺伝子」というものが関係しているのですね。

歴史も古く「タイ王朝」から存在してるなんてなんかエキゾッチクな感じがします。

ポインテッドの柄がいろんな猫の種類にあるのはシャム猫を親としたくさんの品種がつくられたからだったんだ。

それと、昔は「去勢」「避妊」の習慣がなかったので野良猫の中にもシャム柄猫がいるんですね。

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