それはどうしてなんでしょう?
カリカリを用意するのに、どうやって適切な量を判断したらいいのか教えてください!
そうなんですよね!
カリカリの量はそのブランドによって、猫ちゃんに与える時の適切な量が違います。
なので「こっちのブランドは〇グラムだったのに、新しいフードは✕グラムだった!どうして!?」となるわけです。
フードを変えた時に元々のブランドで覚えていた「〇歳は〇グラム」という量を、そのまま新しい違うブランドのフードでも与えていると気が付かないうちに与えすぎていたり、少なかったりということが起きてしまいます。
餌の与えすぎや、少ないという事が起きてしまうと猫ちゃんの健康に直接影響してしまいますよね。
そうならないように、この記事で猫の餌正しい量の計算方法などについて解説しています。
また、餌やりの便利グッズやどうしてブランドによって与える量が違うのかについても解説していますので合わせてご覧ください!
目次
猫の餌”カリカリの量”はどうやって決められているのか
ではまず、猫の餌のカリカリの量がどうやって決められているのかについてご説明します。
うんうん、気持ちは分かるけど食べすぎは良くないよ。
猫の健康を考えて適切な量が決まっているので、欲しがるから足りないのかと思って与えすぎるのはよくありません。
カリカリの量はカロリーで決まっている
猫のカリカリの量はカロリーで決まっています。
なので与えすぎると肥満になってメタボ猫になってしまう可能性も・・・
私が小学生の頃はおばあちゃんが育てていた猫に目分量で与えていたことがあって、後から適切な量があることを知り、慌てて餌の与え方を見直しました。
おばあちゃんやおじいちゃん、小さい子どもは猫が欲しがるだけ与えてしまうこともあるので、家族の中で餌の与える量をしっかりと共有しておくことも大切です。
餌の量を決める時の注意点
ここまでで、猫の餌の量はカロリーで決められている事がわかりました。
何度もお伝えしていますが、猫の餌の量は猫の健康に直接影響を及ぼすものです。
適切な量を与えていないとメタボや痩せすぎ、体調不良を引き起こしてしまう原因になってしまいます。
愛猫には長く元気でいてもらいたいですよね!
ここからは猫の餌の量を決める時の注意点についてお話しします。
餌の量を決める時の注意点 ①餌のパッケージに表記されているものをそのまま信じるのも良くない
実は猫の餌のパッケージに記載されている餌の量正しいようで、正しくはないのです。
それはどうしてかというと、パッケージに記載されている量は平均的な猫ちゃんの体型や年齢を基準に書いてあるから。
たしかに、正しい表記ではあるのですがお家の猫ちゃん自身に合っているかというと正しいとは言えないということです。
猫にもそれぞれ個体差はありますし、平均がその子自身に合っているかというとそうでな場合があります。
パッケージに記載されている餌の量について
・平均的な運動量や体重などを基準にされている
・去勢、避妊などは考慮されていない
あくまでも目安の数値ということを覚えておいてください。
餌の量を決める時の注意点 ②量よりもカロリーがとても重要
猫の餌をあげる時に量を重視して考えがちですが、量よりもカロリーが重要なんです。
世の中の7歳以上の猫ちゃんの半数以上が肥満傾向にあるというのをご存じでしょうか?
猫ってスリムなイメージがあると思いますが、実は太り気味の猫はたくさんいるのです。
しかも、お家の猫ちゃんが太り気味だということに気が付いている飼い主さんは1割程度!
これには驚きですね。
これはカロリーを考えずに量ばかりを気にしている飼い主さんがほとんどということでしょう。
餌の量を決める時の注意点 ③カロリーばかり気にしていると空腹感を与えてしまう
注意点②でカロリーがとても重要だとお話ししましたが、カロリーばかり気にしていると愛猫ちゃんにとったら量が少なく、物足りなかったりと空腹感を感じさせてしまうことにもなります。
そうすると、もっと欲しいとねだってきたり、おやつを欲しがったりして結果的にカロリーオーバーとなってしまうので満腹感を感じられる適切な量を上げられるように気を付けてあげましょう。
猫餌の量の計算方法
猫に必用な1日の餌の量を計算できる計算式があるので、ぜひ活用してみてください!
難しくないので大丈夫ですよ。
まずは1日に必要なカロリーを計算してみましょう。
1日に必要なカロリーの計算方法
計算式
30×体重+70=1日に必要なカロリー
愛猫ちゃんの体重が4キロだったら・・・
計算式
30×4+70=190
こうなるので1日に必要なカロリーは190Kcalになります。
カロリーが分かったら猫のライフステージに合わせる
より正確なカロリーを求めるには愛猫ちゃんのライフステージに合わせる必要があります。
猫ちゃんによって年齢や去勢、避妊後、妊娠中や肥満度などと状況が違いますよね。
なのでその時の猫ちゃんの状況や状態によって計算する必要があるということです。
計算式
1日に必要なカロリー×猫のライフステージ=正確なカロリー
猫ちゃんのライフステージに合わせるには以下の表を参考にしてください。
ライフステージ | 数値 |
子猫 | 2 |
成猫 | 1.2 |
シニア猫 | 1.1~1.4 |
肥満 | 1 |
妊娠中 | 2 |
去勢後・避妊後 | 1.2 |
先ほどの例を踏まえて計算式を作ると・・・
計算式
190×1.2=228
となりますので必要なカロリーの正確な数値は228Kcalです。
グラムになおして必要な餌の量を計算する
次は1日に必要な餌の量を計算します。
ちょっと面倒ですよね、分かります!
電卓を使えばすぐなので大丈夫ですよ!
ですが、愛猫ちゃんの健康を守る為には必要なので計算してみてくださいね!
計算式
1日に必要なカロリーの正確な数値÷100gあたりのキャットフードのカロリー×100g=1日に必要な餌の量
では、これまでの計算した数値を使って当てはめてみましょう。
先ほど計算した228が正確なカロリーで、キャットフードの100gあたりのカロリーが400Kcalだったとすると・・・
228÷400×100=57
こうなるので体重が4㎏の猫ちゃんの1日に必要な餌の量は57gになります。
餌やりの便利グッズ
いくら大切な猫ちゃんの事でもその都度計算したり、朝早くに催促されて起きるのが辛かったりと大変だったりしますよね。
餌やりに使える便利グッズがあるのをご存じでしょうか。
使うととっても楽になるので見てみてくださいね!
軽量スプーン
これがあるとめちゃくちゃ便利なのでおすすめです!
スプーンになっているのでいちいち計りを用意して、お皿に入れて・・・の手間が省けます!
自動給餌器
旅行に行きたいが犬猫のごはんが気になって行けない時や、急な残業で犬猫のごはんが遅れると罪悪感と焦りを感じたりしますよね。
そんな時に便利なのが自動給餌器です!
猫の餌カリカリの量ってどのくらい?正しい量の計算方法を解説:まとめ
適切な餌の量は猫ちゃんのその時の状況によって違います。
こう言ってみると当たり前のことなのですが、大きな体調不良でもない限り量を変えたりすることってないんですよね。
健康管理がしっかりとできるので細かく量を計算するのはおすすめです!