キャットフードに馬肉があるってほんと?猫にどんな効果があるの?

馬肉って猫に食べさせてもいいの？

他のお肉とどう違うのか教えて！

このようなお悩みにお答えします。

みなさんは馬肉を食べる頻度ってどれぐらいでしょうか？

馬肉って牛や豚、鶏などと比べ、日本ではまだまだマイナーな食材ですよね。

地域にもよると思いますが、店頭で並んでるのってあまり見たことがありません。

でもここ数年、馬肉は良いと筋トレをされる方々の注目が集まっています。

どうやら馬肉は、低カロリーなのに高タンパク質で豊富な栄養素が含まれていて、運動後の定番であるプロテインやサラダチキンよりも栄養摂取の効率が良いのだとか。

ということは、人間の5倍のタンパク質が必要とされている猫達にとって良質な栄養源になるのでは？

そこで今回は、馬肉が持つ栄養素や、猫に馬肉を与えるメリット、また与える場合の注意点などをお伝えしていきます♪

1 馬肉を使ったキャットフードを探してみた
2 馬肉の栄養素
3 気になる馬肉のカロリーは？
4 おすすめの馬肉キャットフード
5 猫に馬肉を与えるときの注意点
- 5.1 腎不全などの腎臓に疾患を持っている場合
- 5.2 馬肉アレルギー
6 馬刺しなどの生肉は与えてもいいの？
7 キャットフードに馬肉があるってほんと?猫にどんな効果があるの?：まとめ

馬肉を使ったキャットフードを探してみた

馬肉を配合したキャットフードは数がとても少ないようです。

色々探してみたんですが、ドライフードは見つからずウェットフードのみでした。

基本メインであげるのもではなく、主食であるドライフードにかけたり、おやつとして与えてあげるスタンスのようです♪

猫の食欲が落ちている時や、いつものフードの食いつきが悪い時の対処法として、馬肉を少しだけトッピングして与える感じですね。

馬肉というのは嗜好性が高く、その栄養素は見逃せないので、補助祝品として最高ですよ！

主食にはコレがおすすめ♪

【モグニャンキャットフード】香りと味わいを追求したキャットフードはコチラ

馬肉の栄養素

馬肉の栄養素は、牛肉と比べてどう違うのか見ていきましょう♪

タンパク質

牛肉と同等

肉食動物である猫にとって、タンパク質は体を作る重要な成分であり、体を動かしたり正常に働かせる大切なエネルギー源。

脂質

牛肉の約1/4

脂質には体の中でつくることができない必須脂肪酸が含まれており、体の細胞膜やホルモンを作る上では欠かせない栄養分。

鉄分

牛肉の約2倍

金属ミネラルのひとつで赤血球を作る上で必要な栄養素。不足すると貧血を起こしやすくなる。

カルシウム

牛肉の約2.5倍

骨や歯を丈夫にしたり、骨粗鬆症の予防などに効果がある。

グリコーゲン（糖質）

牛肉の約3倍

ひとことでいうと「貯蔵性のエネルギー」疲労回復効果や血糖値を調節するなどの健康効果を期待することができる。

たっぷりの栄養素だネ！

馬肉100gあたりの含有量
タンパク質	20.1g
脂質	2.5g
鉄分	4.3mg
カルシウム	11mg
グリコーゲン	2290.4

出典：食品成分データベース

気になる馬肉のカロリーは？

馬肉が牛肉に比べて栄養価が高いということは分かりましたね♪

でも、その分カロリーも高いのでは？というのが気になるところですよね。

そこで食品成分データベースさんで調べたところ、以下のような結果が。

下の表を見てください。

100gあたりのエネルギー比較
馬肉	牛肉 (かた赤肉)
110kcal	183kcal

出典：食品成分データベース

なんと高栄養素なのに、牛肉よりも低いんです！

鶏のささみが100g107kcalなので、筋トレしてる方たちが注目するのも分かりますね。

そんな栄養価の面でも優れた馬肉、ダイエットの強い味方にもなるため「ヘルシーミート」なんて言われているんだとか。

これは愛猫たちにも与えてあげたくなりますね♪

猫に馬肉を与えるときの注意点

栄養素も高く、低カロリーな馬刺しですが、注意しなければならない点もいくつかあります。

腎不全などの腎臓に疾患を持っている場合

腎不全や慢性腎臓病などの腎臓に疾患を抱えている場合は注意が必要です。

たんぱく質が豊富な食材を摂取してしまうと、病気の症状が悪化してしまう恐れがあります。

馬肉アレルギー

馬肉は牛肉や豚肉に比べると、低アレルゲンの食品といわれていますが、中には馬肉アレルギーを持っている猫もいます。

アレルギーと考えられる症状

下痢や嘔吐
皮膚に炎症が出る
目が充血する
元気がなくなる

しかし、発症しないと気付けないものなので、初めは少量を食べさせることから始め様子をみましょう。

もしアレルギー症状が現れた場合は、すぐに病院に連絡し獣医師の指示に従うようにしてください。

馬刺しなどの生肉は与えてもいいの？

馬刺しが好きな方も多いんじゃないでしょうか？

馬肉は牛肉や豚肉に比べるとO157やサルモネラ属菌などの大腸菌が検出されにくいという特徴があります。

人が馬刺しを好むのもそれが理由だったりしますね。

なので、そんな馬刺しを猫にも与えたい！と思う方もいらっしゃると思います。

猫によっては嫌うコもいるのですが、生肉は嗜好性が高いので食いつきもいいですよね♪

しかも馬肉に限らず、生肉には酵素が多く含まれているので、猫に与えると毛艶がよくなると言われています。

しかし、間違った与え方をすると猫に健康被害が出てしまうので注意が必要です。

注意ポイント

鮮度が落ちやすく、腐りやすい
ザルコシスティス・フェアリーという寄生虫の危険性がある

猫に生の馬肉を与えるときは必ず新鮮で、冷凍処理されているものを選ぶようにしてください。