シャム猫の絶対条件は青い目(サファイアブルー)であること!

シャム猫の青い目って本当に綺麗。宝石みたいだよね。どうしてあんなに綺麗な色をしてるのかな??

そもそも青い目の猫ってそんなに見ることがないんだけど・・・。もしかして、珍しいの?

シャム猫ちゃん、とっても綺麗で可愛いですよね。

私も見ていてウットリしてしまいます。

いつか本物を見てみたいなぁ・・・。なんて。

あ、そうです。

実は本物は見たことないのです・・・。

何と言っても珍しい上に、人気物。それがシャム猫

目の色は必ず青になる珍しい猫種

とっても気になったので調べてみました。

ちょっとネタバレ

シャム猫がもっている、ある遺伝子によって、目の色が青になっています。

遺伝子の秘密が気になるよね??

シャム猫の目がなぜ青いのか、分かりやすく紹介していきたいと思います。

 

シャム猫について

珍しいのは分かったけど、シャム猫ってそもそもどんな猫??

という方はまず、シャム猫について知っておきましょう。

シャム猫の毛色、性格、歴史についてまとめました。

シャム猫の毛色

短毛で、体のベースはクリーム色、青色の瞳をしています。
顔、耳、尻尾などに、ポイントカラーがついています。

ポイントカラーにも種類があり、4つの種類に分かれています。

ポイント

  • シールポイント
  • チョコレートポイント
  • ブルーポイント
  • ライラックポイント

シールポイントが一番イメージしやすい、濃いめのこげ茶色のポイントカラーです。

チョコレートポイントはシールポイントよりも、少し薄いです。

ブルーポイント、ライラックポイントは上の二つのポイントよりも大分薄めになります。この二つのポイントカラーは珍しいと言われています。

さらに、シャム猫は温度で毛の色が変化するという
珍しい特徴を持っており、温度が高いと白く、低いと黒くなります。

この毛の色が変化するというのが、目の色や遺伝子と関係があります。

シャム猫の性格

性格は、活発で遊ぶのが大好きです。

猫とコミュニケーションをとりたい飼い主さんなら、とても相性がいいでしょう。

人懐っこく、愛情深いので多頭飼いにも向いており、
甘えん坊なので、大きな声で鳴いてアピールすることもあります。

シャム猫というは日本での呼び名で、
他の国では「サイアミーズ」と呼ばれています。

元々はタイ王国の猫

古来より、タイに存在していたと言われているシャム猫。

王族だけが飼う事を許された、とても高貴な猫様だったのです。

なので、シャム猫という名で馴染みのある猫なのですが、タイ猫とも呼ばれています。

実は、シャム猫とタイ猫は区別されていて、体型が微妙に丸みのあるのがタイ猫です。

シャムと言うのは昔の「タイ王国」ことを言います。

 

猫の目、色の種類について

猫の目って、ビー玉みたいで、すごく綺麗なので時々ずっと眺めちゃうんですよね。

時に鋭く、美しく。

そして、時にはキュルンとした可愛いおめめも。

私はこれが一番好きです(笑)

ポイント

猫の「目の色」は主に5種類

  • カッパー(茶色)
  • アンバー(黄緑・黄色)
  • ヘーゼル(緑、茶色のグラデーションぎみ)
  • グリーン(緑)
  • ブルー(青)

カッパー、アンバーは家の猫もそれだなー。という感じです。

この中だとグリーン、ブルーって実際にはあんまり見ないですよね。

イメージにはとてもあるのですが、それって、テレビとかネットで見たのかもしれない。

というレベルです。

なぜ、目の色が青と緑の猫は少ないの?

その理由は、環境にあります。

よく考えると分かると思いますが、日本人の目の色って茶色じゃないですか。

日光を多く浴びるため、メラニンの量が多くなり色素が濃くなっていると言われてます。

それと同じで、日本にいる猫のほとんどが、 黄色や茶色の目をしています。

※和猫にも、主に白猫に薄い目の色の子がいたりします。 全くいないという訳ではありません。

ポイント

シャム猫のような青い目や、ロシアンブルーのような緑の目を持つ猫は、洋猫であることが多いのです。

なるほど、なるほど。

と言ったところで。

次は、シャム猫の目が青い理由について、

深く掘り下げようと思います。

 

シャム猫の目が青いのは「サイアミーズ遺伝子」によるもの

猫の青い目も色味が細かく区別されており、シャム猫の青い目は、こう言われています。

とても澄んでいる、美しい青「サファイア・ブルー」

カッコイイですね。

宝石のような目をしています。

この美しい目の秘密は、サイアミーズ遺伝子にあります。

ところで、サイアミーズ遺伝子って何?

と思いますよね。

何か強そうな名前ですし。

実はシャム猫は、色素を抑えるという働きをもつ「サイアミーズ遺伝子」を持っています。

サイアミーズ遺伝子は温度によって働きが変化し、暑いときによく発揮されます。

これがよく分かるのが、シャム猫の特徴でもある、顔、耳、尻尾などにあるポイントカラーです。

体から飛び出た部分にカラーがついていますよね。この部分は温度の変化を受けやすいのです。

ポイント

夏の暑いときは、色が薄くなり、冬の寒いときは、色が濃くなるという面白い特徴があります。

サイアミーズ遺伝子の働きで、目の色も、あのような澄んだ薄い青い目になっているのです。

 

実は青色という目の色は存在しない?

サファイアブルーと呼ばれているシャム猫の目ですが、青ではないということが分かりました。

え?どういうこと。

めっちゃ青じゃないですか。

と思いますよね。

確かに青色に見えているのですが、それはレイリー散乱という光の現象で青く見えているだけなんです。

難しい言葉ですね。

そういう現象があるってことだけ知っておきましょう。

身近で同じ現象が「空」に起きています。

空は青だけど、実際に青いものは空にないですもんね。その上は宇宙ですし。

 

シャム猫の他に青い目をもつ猫は?

シャム猫以外にも珍しい青い目をもつ猫がいます。

ポイント

目の色が青い主な猫種

  • バリニーズ
  • ヒマヤラン
  • トンキーズ
  • ラグドール
  • バーマン

シャムネコとの関係

目の色が青い猫は、シャム猫と他の猫との間に生まれた猫もいます。

シャム猫と同じ特徴をもつ猫であり、とても似ています。

そして、ポイントカラーを持つ猫は、サイアミーズ遺伝子を持っていると言われています。

最初はみんなキトンブルー!

キトンブルーとは「子猫の青色」で、

子猫のときの目の色を言います。

子猫はみんな青色の目をしており、成長すると、本来の目の色に変わっていくのです。

キトンブルーが見られるのは、生後1、2カ月という短い間です。

ポイント

どの猫の赤ちゃんも、生まれた時は色素が少ないのです。

それにしても、子猫ってすっごく可愛いですよね。

でも、育てるのはとても大変です。

 

まとめ:シャム猫の絶対条件は青い目(サファイアブルー)であること!

今回の記事を簡単にまとめると。

ポイント

  • 猫の目は5種類ある
  • 青や緑のような色素の薄い目は日本に少なく希少
  • シャム猫はサイアミーズ遺伝子を持っている
  • サイアミーズ遺伝子の働きでサファイアブルーの目になる
  • 子猫はみんな青い目をしている

ということでした。

これであなたも、猫博士の第一歩を踏み出しましたね。

猫のことを良く知って、お互いに幸せに過ごしましょう。

 

-シャム猫, 青い目