大変身!シャム猫カラーチェンジ!なぜ白からグレーに変わるの?

シャム猫って、基本白がベースの猫だった気がするんですが、

この前全体的にグレーがかったシャム猫を見た。

あれは、本当にシャム猫だったのでしょうか・・・。

なんだか、うちのシャム猫が黒くなってきたんだけど。

どうしてなの??

そんな疑問や不安を解消できる、シャム猫の毛色の変化についてご紹介していきたいと思います。

シャム猫の毛の色が変わるのは、ごく自然のことです。

「え!?そうなの?あんなに!?」と、思うかもしれませんが、そうなんです。

最初は真っ白だったシャム猫ちゃんも、本来の毛色が出始め、年齢と共に毛の色が濃くなっていきます。

さらに、温度によっても毛色が変わるという、すごい遺伝子を持った猫なんですよね。

そして、シャム猫は大きく分けて4種類のポイントカラーがあります。

その中でも、ライラックポイントと、ブルーポイントはとても珍しいカラーで、少しグレーみがかった色をしています。

珍しくて、馴染みのないシャム猫を見たのかもしれません。

 

シャム猫についての基礎知識

まずはシャム猫の基本的なところから紹介していきます。

これからシャム猫を迎える人はもちろん、すでに一緒に過ごしている人も、あらためて振り返ってみるとまた発見があるかもしれません。

1.シャム猫の体型

くさび形のシュッとした顔、手足が長く、ほっそりとしたスリムな体型です。

このような体系は「オリエンタル・タイプ」と言われています。

手足も尻尾も長く、まるでモデルさんのようですが、運動神経が良く筋肉も発達しており、遊ぶのもジャンプも得意です。

とってもスタイリッシュでかっこいいですよね。

ただ、体型を維持させるのも大変だという声もあるので、スリムだからといって、おやつをあげすぎないようにしましょうね。

2.シャム猫の毛

毛は短毛なので、お手入れはしやすいタイプです。

体のベースはクリーム色で、顔の中心、耳、尻尾などにある、ポイントカラーがチャームポイントです。

シャム猫、4種類のポイントカラーについて

シールポイント

シャム猫の中でも一番多いポイントカラーです。

ポイントカラーの中で一番濃い色で、顔回りが黒っぽい濃いこげ茶色になっています。

これをシールポイントと呼び、暗い毛色にサファイアブルー瞳が映えてとてもかっこいい雰囲気です。

シール(seal)と言うのは英語で「アザラシ」という意味で、アザラシ色という表現が素敵ですよね。

チョコレートポイント

シールポイントにとても良くにていますが、もう少し薄めのチョコレートのような色をしています。

少し見分けがつきにくいかもしれませんが、

うちの子はブルーポイントかなー?と思っていたらチョコレートポイントになりましたー。

という人の声もあるぐらいなので、シャム猫の毛の色の判断はとても難しいです。

チョコレートポイントも割と多めに見かけるポイントカラーです。

ライラックポイント

ポイントカラーが一番薄く、顔も白っぽい感じになっています。

ライラックポイントは、シャム猫の中では一番珍しい毛色で、淡いグレーの毛色です。

全体的にホワッと白いです。

ブルーポイント

ポイントカラーは青みがかかったグレーです。

ブルーポイントのも全体的に薄くて柔らかい雰囲気です。

ライラックポイントと同じく珍しい毛色です。

このカラーもとても可愛いんですよね。

 

5.シャム猫の目の色

シャム猫は必ず青色の目をしています。

色素がとても少なく、澄んだ宝石みたいに美しい色「サファイアブルー」です。

シャム猫の青い目は本当に綺麗なんですよ・・・。

顔にはポイントカラーがあるので、青い目がより映えますよね。

4.シャム猫の特徴

シャム猫は温度で毛の色が変化するという珍しい特徴を持っています。

温度が高いと白く、低いと黒くなっていくんです。

とても変わってますし、不思議な特徴です。

この毛の色の変化については今回のメインの内容です。後程詳しくお話したいと思います。

他には、シャム猫は「タイ」原産の猫ということもあり、暖かい国の猫ですよね。

短毛ということで、寒がりだと言われています。

冬は暖かくしてあげてください。

5.シャム猫の性格

シャム猫は一見クールで気品に溢れた猫のように見えますよね。

その見た目に反して性格は、活発で遊ぶのが大好き。

飼い主に忠実で甘えん坊なので、よく話しかけてくれるみたいです。

割と声は大きく、アピール力が強いですね。

こんな風にシャム猫が心を開いてくれるには、飼い主さんとの信頼関係が大切です。

しっかりコミュニケーションをとり、寂しがり屋なシャム猫ちゃんを放っておくことがないようにしましょう。

 

シャム猫の毛色の変化について

全体的に色がグレーっぽい。

もしくは茶色っぽいシャム猫を見たことはないでしょうか?

実は、シャム猫は1年の中で大きく毛色が変化する特殊な猫なのです。

これを知らない人は本当に驚くと思います。

どのように変化するのかと言うと、

夏の暑いときは色が薄くなり、冬の寒いときに色が濃くなるのです。

寒いとき、体を黒くして日光を取り入れやすくるなど、

体温調整のために、そうなっているのではないかと言われています。

このため、影響を受けやすいポイントカラー部分以外も毛の色が濃くなってしまい、

グレーっぽい猫ちゃんに変身しているのです。

ちなみに色の変化を受けやすいのが、ポイントカラーの部分です。

体から離れているので温度の影響も受けやすく常にポイントカラーがでています。

他には、歳を重ねるごとに

白い部分が茶色っぽくなっていく傾向にあります。

シャム猫の毛色が変化する理由

シャム猫は色素を抑えるサイアミーズ遺伝子を持っています。

このサイアミーズ遺伝子が上記で説明したような、温度による毛色の変化をさせているのですね。

このことから海外では、シャム猫を「サイアミーズ」と呼んでいます。

シャム猫は生まれたばかりのときは、真っ白でポイントカラーがでていません。

これは、母猫のお腹の中で暖まっていたことでサイアミーズ遺伝子の影響がでていないのです。

「最初は白猫かと思ったのに、今では別の猫のようになった」というエピソードはよくあります。

シャム猫以外で毛色が変化する猫種

ポイント

  • バリニーズ
  • ヒマヤラン
  • トンキーズ

同じようにポイントカラーを持つ猫種はサイアミーズ遺伝子を持っています。

温度で毛色が変化!シャム猫と同じですね。

バリニーズ:シャム猫から突然変異で生まれた猫。

今では1つの猫種として確立されています。

ヒマラヤン:ペルシャ猫とシャム猫から生まれた猫。

トンキニーズ:シャム猫と、バーミーズから生まれた猫。シャム猫と似ています。

話題になっているシャム猫の色の変化

#シャム猫の色変わりすぎ選手権

こちらのハッシュタグをご存じでしょうか。

「お顔が真っ黒に焦げました」

「このタグが可愛すぎてずっと見ていられる!」

「シャム猫の変貌に驚き」

という感じで、選手権が繰り広げられています。

実際に見てみると、どのシャム猫ちゃんも負けず劣らずな変貌っぷりなんですよね。

そしてどの猫ちゃんも愛されていて、飼い主さんも変化を楽しんでいる様子が見られます。

是非覗いてみてください。

 

変身!シャム猫カラーチェンジ!白からグレーへ:まとめ

今回の記事を簡単にまとめると

  • ポイントカラーによってベースの色が微妙に違う
  • 1年の中で毛色が変化する
  • サイアミーズ遺伝子によって色の変化が起きる
  • 暑いときは毛色が薄くなる
  • 寒いときは毛色が濃くなる

可愛いだけでなく、毛色の変化でも楽しませてくれるシャム猫ちゃんでした。

こんな猫ちゃんもいるんだなぁと、知ってもらえると嬉しいです。

おすすめ記事

-グレー, シャム猫, 青い目