わかります。
一見すると、どちらがどちらか、判断がつきません。
私がもし、この2つで神経衰弱をやるとしたなら、途中で放り投げますね。
忍耐がないからでしょうか。
では、ペットフードの神様なら、これについて何と発言するでしょう。
「ちょいちょいっとコピー&ペーストしてみた」
とかですかね。
これはこれで「ああ、どうりで」と、違和感なく受け入れてしまいそうな気もします。
さて、このそっくりさんな2つの違い、あなたにはわかりますか?
そこで今回はこちらをご紹介したいと思います。
- 「キャットフードとドッグフードの違いって何?」
- 「お互いのものを与えたらどうなる?」
ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。
目次
犬と猫では食べるものに違いがある
犬と猫では、そもそも食べるものが違います。
犬…肉食に近い雑食
肉以外の食材から栄養摂取…できる
→野菜や穀物でも大丈夫
猫…肉食
肉以外の食材から栄養摂取…できない
→肉や魚じゃないと厳しい
犬は「雑食性」
植物性の原材料(穀物など)を上手に利用することができます。
メモ
実は必要とする三大栄養素の割合は人間と似ているんですよ。
なんとなく「人間は人間、動物は動物」という認識をしがちですよね。
猫は「肉食動物」
人や犬よりも多くの動物性たんぱく質を必要としています。
メモ
つまり、犬と猫では、欲している必須栄養素がそもそも違うということ。
だからこそ、それぞれのフードの作りに、違いが生じるわけです。
確かに、欲しいものが違うのに、「動物の欲しい栄養素はみんな一緒」と一括りにされては困りますもんね。
キャットフードとドッグフードの違い
さて、ここからはキャットフードとドッグフードの具体的な違いについてご紹介。
それは大きく分けて3つになります。
- 栄養価
- 価格
- 味
では、みていきましょう。
栄養価の違い
キャットフード…高タンパク高脂肪
ドッグフード…前者と比較すると低い
実は犬の方が、体内で必要な成分を多く作り出すことに長けています。
一方で、猫はそれが得意ではありません。
そのため食事で摂取する必要があるのです。
「猫にとって必要な栄養素だけれど、自分では作れない」
そんな栄養素の代表。
それが「タウリン」です。
ちょっと待って
Q.タウリンとは?
A.目の健康維持には欠かせない栄養素のひとつ。
「タウリン〇〇mg配合!」
と書かれた栄養ドリンク、見たことありませんか?あれです。
人生で一度はお世話になった方、いらっしゃるでしょう。
私は散々お世話になっています。
「これからもどうぞ、末長くよろしく」
という気持ちでおりますが、きちんと栄養バランスの取れた食事を取るのが一番です。
お互い、栄養ドリンクは程々にしましょう。
知って損なし豆知識
その他にも犬はビタミンAの合成ができますが、猫はできないんですって。
その分、キャトフードには「ビタミンA」や「ビタミンB郡のナイアシン」などが多く含まれていますよ。
価格
キャットフード…高コスト
→原材料が肉や魚だから。
ドッグフード…低コスト
→原材料が穀物や芋類などの炭水化物が多いため。
比較すると、やはりキャットフードの方がお高めにはなってしまいます。
先ほど栄養価の項目でお話ししたように、生成できる成分に違いがあるからですね。
うーん、これは致し方ないと思います。
値段の高さ低さには、それ相応の理由がちゃんと存在するというものです。
同じ商品でも、国産品か輸入品で違いがあるのと同じですね。
味付け
おしゃれな言葉で言い換えるなら「嗜好性」というやつですね。
キャットフードはドッグフードよりも、味がかなり濃い目。
塩分も多いです。
そのため、犬がキャットフードを食べてしまうと、ドッグフードを食べなくなってしまうことも多いようです。
と思いますよね。
「食べたら一体、どうなるの?」
「逆はどうなのよ」と。
ええ、わかります。人間の探究心は尽きないものですから。
それでは、次に進みましょう。
お互いに違うフード食べさせるとどうなる?
お互いがお互いのものを食べると一体、どうなるのか。
さあ、気になりますよね。見ていきましょう。
犬がキャットフード を食べた場合
- 病気(腎臓病や内臓障害など)や肥満の原因に。
- 内臓(腎臓、肝臓など)へ負担がかかる。
猫がドッグフードを食べた場合
- 必要な栄養素が足りない。
- 消化不良で体調が悪くなる。
なるほど。良い影響でないのは確かです。
では、以下で詳しくご説明していきますよ。
犬がキャットフード を食べた場合
危険性
- 病気(腎臓病や内臓障害など)や肥満の原因になる。
- 内臓(腎臓、肝臓など)へ負担がかかる。
犬にとって、キャットフードは必要以上に栄養や脂肪がある食べ物。
当然、体は、通常よりも多い栄養素を処理しようと頑張ります。
それが結果として、内臓(腎臓、肝臓など)へ負担をかけてしまうはめに。
また、味付けも濃いので、塩分のとりすぎにつながります。
キャットフードに慣れてしまうと、ドッグフードを食べなくなる恐れが。
そもそも、犬と猫、それぞれが必要としている栄養素は違います。
そのためにわざわざ「ドッグフード」「キャットフード」と分かれているわけですよね。
ならば、あえて逆のものを与える必要性はありません。
疑問を持つのは大事です。
しかし調べた上でその必要性を感じない場合は、定めに従いましょう。
例えあなたが反抗期真っ最中だったとしてもです。いいですね?
猫がドッグフードを食べた場合
危険性
- 必要な栄養素が足りない。
- 消化不良で体調が悪くなる。
まず、必要な栄養素が圧倒的に足りません。
これは心筋症など、様々な病気を引き起こす要因につながります。
先程お伝えした「タウリン」が不足して、目の病気になる恐れも。
すぐに健康の異常が出るわけではありませんが、何一つ良いことはないです。
また、消化しきれないといったことも体調不良につながる要因のひとつ。
これはキャットフードよりも多くの穀物が使われているためですね。
例えば植物だって、水と太陽が必要です。
どちらかが欠けた場合、うまく育ちません。
生き物が栄養を必要としているのは、必ず相応の理由があるのです。
両方飼っている場合や、その予定がある場合、保管は注意してくださいね。
くれぐれも間違えないようにしましょう。
キャットフードとドッグフードってよく似てる!違いってあるの?:まとめ
いかがでしたか?
では、今回のまとめはこちら。
- 犬と猫では食べるものが違う。
- ドッグフードとキャットフードの違いは以下3つ。
「栄養価」
「価格」
「味」 - 犬にキャットフード、猫にドッグフードを食べさせてはいけない。
さて、両者の違いは、おわかりいただけたでしょうか?
ぜひ違いを知って、今後に役立ててくださいね。