猫の食物アレルギーって何?知りたい!猫のアレルギー対策フードとは

なんかうちの子のお腹にブツブツした発疹みたいなものがあるんだけど、もしかしてアレルギー?

ゴロン♪と可愛いお腹を見せて甘えてきた猫ちゃんのお腹をふと見たら...。

お腹になにやら赤いブツブツとした発疹が!

もしかしてアレルギー?何か変なもの食べた?草むらに入ってかぶれた?

それとも...。

頭の中はいろんな「もしかして...。」が思い浮かんで心配ですよね。

でも猫にもアレルギーってあるの?

人間の猫アレルギーは良く聞くけど、猫のアレルギーってどういうもの?

大切な愛猫を守るためにも、飼い主としてちゃんとした知識を学ばなくては!

うちの子にもちょっと心配な症状があるので、うちの子のためにも。

あなたの猫ちゃんのためにも。

私がしっかりと猫のアレルギーについて調べますね!

もしも可愛い愛猫が皮膚病やアレルギーだったらどうすればよいか。

慌てることなく必要ならばちゃんと獣医に見せたり、ケア出来たりする愛猫にとって頼れる飼い主を目指しましょう!

 

愛猫にブラッシングしている?

質問です!

皆さん。猫ちゃんとどれくらいスキンシップをとっていますか?

一日に一度は遊んであげていますか?

ブラッシングをしてあげていますか?

猫はきれい好きな動物です。

ぺろぺろと自分の被毛を舐めている猫ちゃんの姿をよく見ると思います。

これはグルーミングと言います。

被毛を清潔に保つことで皮膚病を防いでいます。

猫は1日の3分の2を寝て過ごし、残りの時間の半分をグルーミングに費やすと言われるくらい毛づくろいをします。

私の周りで猫を飼っている友達に「猫にブラッシングをしてる?」と聞いたところ。

やっていないと言う声を多く聞きます。

理由は、猫が自分で毛づくろいをしているから...。と応える人がほとんどです。

でもね。

猫ちゃんだって誰かにブラッシングしてもらったら気持ちいいんですよ。

別の猫同士がお互いの体を舐め合っているのをいるのを見たことはありませんか?

あれは、頭や首の後ろ側、耳、背中など自分では舐めることの出来ない箇所を舐め合っているんです。

信頼と仲間意識の証拠です。

なので特に一頭飼いの猫ちゃんの場合は、あなたが積極的にブラッシングをしてあげてくださいね。

きっと絆もより深まるはず。

そして猫ちゃんにブラッシングをしてあげる一番のメリットは、日常的に行うことによって体の異常を察知することが出来ると言うこと。

皮膚病だって早期発見が良いに決まっています。

そして早期発見してあげられるのは、飼い主であるアナタです。

うちの子はブラッシング大好き!

一日に何度かこちらをじーっと見つめて「ブラッシングして!」とおねだりします。

まずは耳の後ろから...。

ブラッシングを始めると体をクネクネとくねらせたり、ゴロゴロしたり...。

はたまた思いきり伸びをしてみたり...。

それは本当にもう気持ち良さそうにするのです。

もう可愛いったらありゃしない♡

ですが。

「もう満足だからおわりにしていいよ」の合図が可愛くないんですよ(笑)

急にブラッシングしている手に嚙みついてきて、くるっと体を起こして去っていくのです。

そのツンデレはなに?

でもそれも可愛いのは親バカでしょうか。

でもある日。

この可愛くも最後は嚙まれて痛いブラッシングのおかげで、うちの子のお腹にかさぶたがあるのに気付いたのです...。

 

気になる猫の皮膚の症状

では、猫の皮膚の気になる症状についてみていきましょう。

気になる猫の皮膚の症状

皮膚の痒み、赤み

脱毛、フケ

かさぶた

カビが生える

最後の「カビが生える」はかなり衝撃的ですが。

あなたの猫ちゃんには上記のような症状は見られませんか?

最近では「猫の食物アレルギー」が増えてきたと言われています。

猫が食物アレルギーを発症すると、上記の症状のほとんどが現れます。

人間では命にかかわることもある食物アレルギーですが、猫の食物アレルギーってどういうものなのでしょうか。

もしも愛猫に食物アレルギーがあると分かった場合、どんなものを食べさせてあげればいいのでしょうか。

次項から詳しく見ていきたいと思います。

「うちの子もアレルギーなのかも...。」と感じたらぜひ読んで参考にしてみてください。

 

猫の食物アレルギーってどういうもの?

猫の皮膚病はかゆみが強く、一旦治癒したように見えても繰り返してしまう事が多いのです。

そのため、猫自身や飼い主さんにとって大きな悩みとなってしまいます。

では、猫の皮膚病によく見られる症状を見ていきましょう。

ペットのアレルギーは主に皮膚炎として現れるのが特徴です。

なかなか収まらない痒み

脱毛

皮膚炎以外の症状としては

下痢、軟便などの消化器系トラブル

があります。

そして最も一般的なアレルゲンは、牛肉、乳製品、穀類(小麦、穀物、大豆)鶏肉、卵などがあります。

アレルゲンによる主な症状

頭や首を搔き壊す

頭、首、お腹の皮膚にブツブツが出来る

下痢や嘔吐が続く

うんちの回数が増えたりする

よだれが垂れる(まれ)

脱毛

もしもこのような症状が現れたらまずは、動物病院で相談をして適切な方法で原因を探ってから、食事や生活を改善していくのがおすすめです。

食物アレルギーになる理由は

では、猫が食物アレルギーになる理由は何なのでしょうか。

以下の3点が考えられます。

同じフードを食べ続けている

猫は人間と違い、食べてすぐにアレルギーの症状が出るわけではありません。

なので、同じ食材をずっと食べ続けることも挙げられます。

たんぱく質の消化不良

猫のフードにはたんぱく質を取るために色々な原材料が使われていて、主に含まれているものは、牛肉、魚、乳製品です。

免疫力の低下

猫が病気や高齢であることで免疫力が弱っている場合などにも食物アレルギー反応を起こしやすくなります。

食物アレルギーを起こしやすい食品

食物アレルギーを起こしやすい食品も見ていきましょう。

肉類

魚類

小麦粉

とうもろこし

大豆

白米

猫がアレルギーを起こしやすい食品には、肉や魚などのたんぱく源、小麦やとうもろこしなどの穀類などです。

食物アレルギーとわかった時の対策

猫にとっては消化しにくい食べ物を食べた時や、免疫力が弱っている時に発症しやすいです。

食物が原因のアレルギーは首から顔をかゆがることが多く、かゆみ止めの内服薬を投与しても思ったようにかゆみが治まらないことも少なくありません。

そのため猫が食物アレルギーとわかったら、次のようにしてアレルギーの原因になる食物を調べていきます。

症状が出ていた時に与えていた食材を全て確認し、それらが含まれていない食事に2か月間変更。(食物除去食試験)

これをやって症状が改善した場合は、前の食材を少しずつ与えて症状のぶり返しが起こる食材を探す。(食物負荷試験)

このようにアレルギーの原因となっている食材を探していきます。

ですが一番の問題は猫は食事の変化にとても敏感で、食事を変えると食べてくれないことも。

また、おやつなどでもアレルゲンとなる可能性がある食品を与えないよう注意する必要があります。

なので指定された以外の食品を一切与える事が出来ません。

これは猫も家族もかなり根気のいる作業となります。

うちの子、食物アレルギーかな?と思ったときに見ると参考になる動画があるのでぜひ見て下さい。

アレルギー対策猫用フードで予防する

猫の食物アレルギーは猫ちゃんにとって辛く苦しいことなので、出来ればアレルギーなんて発症しないでもらいたいですよね。

猫の食物アレルギーを予防する方法として、アレルギー対策猫用フードがあります。

このフードを詳しく見ていきましょう。

アレルギー対策猫用フードは次の2種類に分けられます。

  1. アレルギーに配慮した総合栄養食⇒予防が目的(健康な猫用)
  2. 除去食(療法食)⇒治療が目的(治療中の猫)

ここでは1.のアレルギーに配慮した総合栄養食についてお話していきます。

アレルギー対策猫用フードを選ぶ際にチェックしておきたいポイントは次の3点です。

アレルギー対策用チェックポイント

主食として与えるなら総合栄養食を

たんぱく源や穀類、添加物の有無をチェックする

ドライ?ウェット?与える手間や保存期間でタイプを決める

それぞれ順番に詳しく見ていきましょう。

主食として与えるなら総合栄養食を

アレルギー対策猫用フードをメインにする場合は「総合栄養食」を選ぶと良いです。

総合栄養食とは→フードと水のみで健康を維持できるもの。

総合栄養食には、猫の成長段階別の給与量が記載されているので、愛猫に合わせた分量を与えれば栄養バランスの取れた食事ができるようになっています。

また一般食、副食、栄養補助食だけでは必要な栄養を補うことは出来ません。

これらは、おやつや特定の栄養素を補給させたい場合に使うようにしましょう。

たんぱく源や穀類、添加物の有無をチェックする

猫がアレルギーを発症する原因にはたんぱく質、穀類、添加物などがあります。

原材料表示をチェックしてアレルギーになりやすい材料が使われていないかチェックしましょう。

たんぱく源は1種類に絞る

アレルギー対策としてフードを選ぶ場合、たんぱく源は単一のものにしましょう。

猫のアレルゲンは牛肉、鶏肉、豚肉、ラム肉、魚など複数の材料が使用されているとアレルギーを発症した際にアレルゲンの特定が難しくなってしまいます。

そのため、なるべくたんぱく質の少ない原材料がシンプルなフードを選びましょう。

原材料はダックや鹿肉など具体的に記載されているものを選んでください。

肉副産物や家畜ミール、ミートミールなどのアバウトな表記のものは何が使用されているのかわからないので避けましょう。

小麦やとうもろこしなどの穀類が使われていないものを選ぶ

小麦、ビートパルプ、玄米、とうもろこしなどの穀類はアレルゲンになる可能性があるため穀類不使用のグレインフリーフードがおすすめです。

猫ちゃんがフードを食べた後に下痢や嘔吐など消化不良の症状があればグレインフリーフードに変更してみましょう。

着色料や香料などの不要な添加物は避けよう

添加物もアレルギーの原因となる可能性もあるので、不要な添加物が使用されていないか確認しましょう。

猫用フードの中には、嗜好性を高めるために香料や甘味料を添加している場合もあります。

中でも赤○号や青○号と記載される着色料、グリシリジンやコーンシロップなどの人工甘味料、香料は使用されていないか要チェックです。

ただし酸化防止剤は、保存性を高めるために必要な添加物です。

ミックストコフェロール(ビタミンE)、クエン酸、ローズマリー抽出物といった天然添加物を選ぶようにしましょう。

ドライ?ウェット?与える手間や保存期間でタイプを決める

フードの形状はそれぞれにメリットがあります。

ドライタイプ

  • 栄養が凝縮されているので、少量で必要な栄養を摂取出来る。
  • 開封後の保存期間が長い。
  • 歯についた食べ物を落とす役割もある。

ウエットタイプ

  • 水分量が多いので、食事の際にいくらかの水分補給が出来る。
  • 香りがよく嗜好性が高い。
  • 噛む力の弱い子猫やシニア猫でも食べやすい。

但しウエットフードは一般食に分類されることが多いので、フードの区分をちゃんとチェックしましょう。

何⁉このかさぶた...。

お腹の下辺りに直径1㎝くらいの楕円型のかさぶたがあるのはなぜ?

多分、怪我はさせていないはず...。

半分頭が真っ白になりながらも、私は慌てて「猫 かさぶた」と検索しました。

猫にかさぶたが出来る原因は

  • 外傷
  • アレルギー
  • アトピー性皮膚炎
  • 感染症
  • がん
  • ストレス

が考えられるとのこと。

この中から可能性の低いと思われる原因を削除していくと...。

どれも残らない(-_-;)

とりあえず動物病院で診てもらうことに。

かさぶたが出来ているからすでに傷がふさがり始めているので、特に処置は必要なし。

その他の場所にも広がっていないので心配はないでしょう。とのことでした。

とりあえずは一安心です。

もしかしたら今の餌が合わないのかもしれないから、シニアと言う事もあるし今より栄養価の高い餌に変えてみては。

との獣医さんからのアドバイスを受けて帰宅。

餌が合わないかも?と言う事は、もしかしたら食物アレルギーの可能性もあるかもしれないよね。

確かに今の餌は、グレインフリーじゃないし。

歳を取って穀物が消化出来なくなってるのかも...。

と、いろいろなもしかしたら...。を考慮して探して見つけたのがこれ!

低アレルゲンで消化吸収の良い白身魚が主原料、もちろんグレインフリーで自然由来の添加物なのが決め手です。

餌を変えて3か月ほど経ちましたが。

お腹に出来ていたかさぶたは、めでたくポロッと取れて他に異常はなし!

可愛くおねだりしてくるブラッシングと、もうおわりにしていいよの痛い合図は相変わらずですが。

とても元気にしています。

食が細い子だったのですが、よほど美味しいのかご飯をたくさん食べてくれるようになったのが思いがけない嬉しいおまけです。

 

猫の食物アレルギーって何?知りたい!猫のアレルギー対策フードとは:まとめ

猫に食物アレルギーやアトピー性皮膚炎があると知って驚いたのは私だけでしょうか?

私は、この記事を書くまで猫にアレルギーがあるなんて知りませんでした。

愛猫に発疹が出来ていたとしても、きっと重大なものとしてはとらえなかったでしょう。

猫の食物アレルギーはモノ言えない猫にとってどんなに苦しい症状であるか。

かゆくて苦しんでいる愛猫を前に、飼い主さんのやりきれない思いとはどれだけのものか。

もしも愛猫が食物アレルギーになってしまった場合、飼い主として何をしてあげればいいのか。

飼い主さんも猫ちゃんもそんな悲しい思いをしないためにも、日頃からブラッシングなどでスキンシップをして。

低アレルゲンなキャットフードなどでアレルギーを予防するなどの大切さをお話させてもらいました。

この記事が、もしも食物アレルギーになってしまった飼い主さんと猫ちゃんのお役に立てる記事である事を願ってやみません。

最後に。

アレルギー予防のことについて書かれた記事を紹介させていただきます。

有益な情報がたくさん書かれているのでこちらもぜひ参考にしてみてください。

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