猫ちゃんの黒い目やに!?原因はなに?もしかして病気のサイン!?

猫ちゃんの黒い目やに!?原因はなに?もしかして病気のサイン!?

こんなお悩みにお答えします!!

猫ちゃんを飼っている皆さんは、猫ちゃんの目やにって気になりませんか?

「目やにが出ていても元気だし、たかが目やに…。」って思う方もいるかもしれませんね。

時には、目やにが病気のサインであることもあるんですよ!!

そう考えると「たかが目やに…。」って思っていられませんね…。

ある日突然、猫ちゃんの目に黒い目やにがついていたら、びっくりしますよね!?

私も実家にいる子猫ちゃんの目に…。

黒い目やに!?何この目やに!?病気!?

って驚きました…。(苦笑)

母に聞くと…。

黒い目やにやろ?最近また出てるのよ。獣医師さんに診てもらってるから大丈夫!!

って言ってたんです。

獣医師さんに診てもらっているなら、大丈夫だと思いますが…。

何が原因?黒い目やには大丈夫なの?

もしかして病気のサイン!?

ふと思ったのですが…。

そもそも、目やにってなぜ出るの?

色々と気になりますよね…。

私みたいに気になる方のために!!

黒い目やにの原因はなに?もしかして病気のサイン!?について詳しくお話しますね!!

 

目やにはなぜ出るの?

目やにがなぜ出るのか皆さんは、知っていますか?

朝起きると目やにがついて、顔を洗ったり拭き取ったりしますよね。

何気ない日常では…。

目やにってなんだろう?

って考えることもなく生活していますよね?

私もその一人でした…。

実家の子猫ちゃんの目に、黒い目やにがついていた事がきっかけで「目やにはなぜ出るのだろう?」って思うようになったんです。

目やにについて詳しくお話しますね!!

涙の成分には、「ムチン」というネバネバとした粘質物(ねんしつぶつ)が含まれているのです。

涙の成分

ムチン ネバネバとした粘質物(ねんしつぶつ)が含まれている。

まぶたの裏には、「結膜(けつまく)」という白目の部分を覆う粘膜(おおうねんまく)があるんです。

黒目の部分には「角膜(かくまく)」があるのです。

まぶたの裏

白目の部分 結膜(けつまく)
黒目の部分 角膜(かくまく)

ムチンを主成分とする粘液(ねんえき)に、結膜(けつまく)と角膜(かくまく)からの老廃物(ろうはいぶつ)や血液成分と、目に付着したチリやホコリなどが混ざってできたものが目やになんです。

目やにができる流れ

ムチンを主成分とする粘液 結膜と角膜からの老廃物 血液成分 付着したチリやホコリなどが混ざってできたもの。 目やに

医学用語では、「目やに」のことを「眼脂(がんし)」と呼ぶのです。

基本的に目に入った汚れや老廃物(ろうはいぶつ)を、体外に出す生理的な働きによるものなんですよ。

目頭(めがしら)や目尻(めじり)に、少量付着している程度(ていど)ならば心配ありません!!

ただし、量が多かったり、色がついていたり、ドロッとしていたりする場合は、病気やケガが原因の場合があるので注意が必要なのです!!

心配ない 目頭や目尻に、少量付着している程度。
注意が必要 量が多い。色がついている。ドロッとしてる。
気になるときは、獣医師さんに診てもらってニャン!!

 

何が原因?黒い目やには大丈夫なの?

黒い目やにを初めて見るとびっくりしますよね。

うちの母みたいに何回か黒い目やにを見ていると…。

黒い目やにやろ?最近また出てるのよ。

って言えるんですけどね…。(笑)

見慣れない人なら私みたいに…。

黒い目やに!?何この目やに!?

って驚きますよね…。(笑)

私みたいに驚かないでいいように!!

黒い目やにについて詳しくお話しますね!!

猫ちゃんの場合は、正常な新陳代謝によって少量の赤茶色〜黒色の乾燥した目やにが出ることがあるのです。

乳白色・赤茶色〜こげ茶色(乾燥すると赤っぽい茶色~黒色)
状態 目頭や目尻に、少量付着している程度。

この場合は、特に病気などではないので、心配する必要はないんですよ!!

寝起きに目やにが出ることがありますよね。

本来なら瞬きによって目頭にある鼻涙管に流される分泌物があるのです。

寝ている間は瞬きをしないことで、目頭に分泌物がたまって、寝起きに目やにが出る原因になるんです。

少量の目やにならば、特に問題ありませんよ!!

 

もしかして病気のサイン!?

猫ちゃんを飼っている皆さんは、目やにがいつもと違うなって思ったことはありませんか?

目やにの色や状態で、病気やケガがわかるって言われているんですよ。

注意が必要な目やには、色が白色・黄色・緑色で、量が多くドロッとしていたら、異常な目やにと思ってください。

白色・黄色・緑色
状態 量が多い。色がついている。ドロッとしてる。

このような目やには、病気やケガのサインなのです!!

目やにが…。

いつもと何か違う?

って思ったら、獣医師さんに診てもらってくださいね!!

うちの母は、子猫ちゃんを飼ってまだ1ヵ月ほどなので、目やにの違いがわからないと言っていました。

そんな新米飼い主さんのために!!

目やにの色や状態で猫ちゃんの病気やケガがわかるように、詳しくお話しますね!!

猫風邪1761

猫風邪には、いくつかの感染症があるのです。

感染症

  • 猫ヘルペスウイルスによる猫ウイルス鼻気管炎。
  • 猫カリシウイルスによる猫カリシウイルス感染症。
  • クラミジアなどの細菌による猫クラミジア感染症。

などの感染症があるんです。

くしゃみや鼻水などの症状なので、人の風邪と似ているため猫風邪と言われるのですよ。

目やにの色が、白色・緑色・黄色の場合は、猫風邪にかかっていると疑われます。

両目から目やにが出ますが、片目だけ出る場合もあるんですよ。

目やにの他に、くしゃみ・鼻水・咳・発熱などの症状が現れることがあります。

軽い猫風邪なら、自然に治りますが、免疫機能が低い子猫ちゃんやシニア猫ちゃんは、重症化することがあるのです。

命にかかわる場合もあるので要注意です!!

これらのウイルスは感染力が強いので、同居している猫ちゃんがいると、移る可能性があります。

猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスは、一度感染すると症状が治まっても一生体内に残り、免疫機能が衰えたときに再発するので、注意が必要です!!

これらのウイルス感染症は、混合ワクチン接種で予防することができます!!

目やに 白や緑、黄色の目やにが出る。
他の症状 くしゃみや鼻水、咳や発熱などの症状。
予防策 混合ワクチンの接種
混合ワクチン接種のことは、獣医師さんに相談してみるニャン!!

結膜炎

結膜炎は、まぶたの裏にある結膜や白目が、何らかの理由で炎症を起こしている状態なのです。

目やにの色が緑色・黄色だったり、量が多かったりすると結膜炎と疑われます。

結膜炎の原因となる病気は、猫風邪などのウイルス性の病気・角膜炎・流涙症などです。

異物が目に入った時や、アレルギーなどの免疫異常が原因の時も結膜炎の原因になるんですよ。

なので、猫ちゃんは結膜炎にかかりやすいと言われているのです!!

目やに 量が多かったり、緑色・黄色の目やにが出る。
原因となる病気 猫風邪などウイルス性の病気
角膜炎
流涙症(りゅうるいしょう)
その他の原因 異物が目に入った時。

アレルギーなどの免疫異常。

結膜炎になると目やにが出る以外の症状もあるのです。

その他の症状

  • 目の充血。
  • 涙が止まらない。
  • 目を開けにくそうにする。
  • 目を細める。
  • しょぼしょぼさせるなどの症状。
こんな症状が見られたら、獣医師さんに診てもらうニャン!!

角膜炎

目の表面をおおっている透明な膜が、角膜なのですよ。

その角膜が炎症を起こすと、角膜炎と言うんです。

角膜炎の原因の多くはケガなのです!!

ほかの猫ちゃんとケンカなどによるケガが多いですよね。

猫風邪にかかると、角膜炎と結膜炎を併発することもあるんです。

角膜炎は、結膜炎と同じで、猫ちゃんがかかりやすい目の病気と言われているのです。

目やに 傷ついた方の目から白色・黄色の目やにが出る。
原因 ケガ
併発する病気 結膜炎

ケガによる角膜炎は、傷ついた目から白色・黄色の目やにがでるんです。

角膜炎になると目やにが出る以外の症状もあるのです。

その他の症状

  • 涙の量が多くなる。
  • 片目をつぶったままである。
  • 目を開けづらそうにしている。
こんな症状が見られたら、獣医師さんに診てもらうニャン!!

流涙症

通常の目やにの流れ

目の内側にある涙点 涙と一緒に排せつされる。 涙小管を通る。 涙嚢に溜まる。 鼻涙管という穴に流れて、鼻に流れ込む。

この経路を涙堂(るいどう)と言うのです。

涙堂のうちのどこかが詰まったり、狭くなって涙が流れないと、つねに涙目になって、余分な涙が目からこぼれ落ちて、涙や目やにが増えることがあるんです。

流涙症の原因

  • 鼻炎や副鼻腔炎による鼻涙管への圧迫。
  • 鼻腔や上顎骨周辺の腫瘍。
  • 涙小管や涙嚢の炎症。
  • 排せつする穴が生まれつき閉じているなどの先天的奇形。

このような原因が挙げられているのです。

ペルシャやヒマラヤンなどの猫種は、顔面骨格が鼻涙管を圧迫してしまい、そこで細菌感染が起こって、目やにが出やすい傾向があるのです。

ペルシャやヒマラヤンなどの猫種

  • 涙が詰まりやすい。
  • 涙が止まらない。
  • 涙やけになるなどの症状。

気になる時は獣医師さんに診てもらうニャン!!

アレルギー

アレルギーによって大量の目やにが出たり、涙を流したりするほか、目が腫れる場合もあるのです。

また、くしゃみが出ることもあるんですよ。

猫ちゃんが発症するアレルギー

  • ハウスダストアレルギー
  • 食物アレルギー
  • 花粉症

アレルギーに対しては、原因となる物質「アレルゲン」を特定することが大切です!!

アレルゲンを特定することで、症状を和らげることができる可能性があるんですよ。

かかりつけの獣医師さんに相談するニャー!!

鼻炎

鼻炎は、鼻の粘膜が炎症を起こした状態なのです。

主な症状は、鼻水、くしゃみ、鼻詰まりなどです。

鼻炎を起こす原因

  • ウイルス感染
  • 真菌感染
  • 細菌感染
  • 腫瘍
  • 異物
  • 歯周病

ウイルス感染の場合に、目やにが出ることがあるのです。

気になる時は獣医師さんに診てもらうニャン!!

 

猫ちゃんの黒い目やに!?原因はなに?もしかして病気のサイン!?:まとめ

実家の子猫ちゃんの目に、黒い目やにがついていた事がきっかけで「目やにはなぜ出るのだろう?」って思うようになったんです。

目やにはなぜ出るの?

涙の成分には、「ムチン」というネバネバとした粘質物が含まれているのです。

目やには、ムチンを主成分とする粘液に、結膜と角膜からの老廃物や血液成分と、目に付着したチリやホコリなどが混ざってできたものなんです。

何が原因?黒い目やには大丈夫なの?

猫ちゃんの場合は、正常な新陳代謝によって少量の赤茶色〜黒色の乾燥した目やにが出ることがあるのです。

少量の目やにならば、特に問題ありません!!

乳白色・赤茶色〜こげ茶色(乾燥すると赤っぽい茶色~黒色)
状態 目頭や目尻に、少量付着している程度。

もしかして病気のサイン!?

このような目やには、病気やケガのサインなのです!!

白色・黄色・緑色
状態 量が多い。色がついている。ドロッとしてる。

猫ちゃんがかかりやすい病気

  • 猫風邪(白色・緑色・黄色の目やにが出る。)
  • 結膜炎(量が多かったり、緑色・黄色の目やにが出る。)
  • 角膜炎(傷ついた目から白色・黄色の目やにが出る。)
  • 流涙症(涙や目やにが増えることがある。)
  • アレルギー(大量の目やにが出たり、涙を流し目が腫れる場合もある。)
  • 鼻炎(ウイルス感染の場合は、目やにが出ることがある)

うちの母は、子猫ちゃんを飼ってまだ1ヵ月ほどで、目やにの違いがわからないと言っていたので…。

今後、目やにのことで悩んでいる時は、この記事を見てもらおうと思います!!

猫ちゃんの目やにで少しでも「いつもと違う?」「何か違和感がある」って思った時は、かかりつけの獣医師さんに相談してくださいね!!

関連記事!!

-, 目やに