キャットフードの塩分はどのくらい?控えめが良いのかしらべてみたら

「キャットフードの塩分ってどれくらい?」

さて今回、猫ちゃんにあげるキャットフードの塩分は控えた方が良いのか?

悩んでいる方も多いと思います。

「塩分は控えめが健康に良いよね?」

そんな声を少しずつですが、解決していきたいと思います。

塩分って摂りすぎると、身体に悪そうですよね。

そもそものお話ですが、人間にはどうして減塩が必要なのでしょう?

減塩することで、食塩の食べ過ぎによって生まれる、健康へのリスクを下げることができます。

リスクには、高血圧、腎機能の低下、骨粗しょう症、胃がんなどなど。

怖い話ですよね。

その中でも、塩を食べ過ぎることで高血圧になっしまい、だんだんと動脈硬化が進むと、脳卒中や心不全など命に関わる病気になっちゃうんです。

怖い話ですね(大事なことなので2回目)

今回は、猫ちゃんにとって塩分は控えめが良いのか、人間との違いはどんな所なのか。

しっかりリサーチしましたので、ご覧くださいませ。

 

塩分って摂りすぎると猫ちゃんの健康に悪そうじゃない?

ではなぜ、人間には減塩が必要なのでしょう?

減塩すると、食塩の食べ過ぎの健康へのリスクを下げることができます。

リスクって何かというと。

高血圧、腎機能の低下、骨粗しょう症、胃がんなどなど。

リングの貞子さんより、怖い話ですよね。

中でも高血圧によって動脈硬化が進むと、脳卒中や心不全など命に関わる病気になっちゃうんです。

まぁ健康マニアの私から、人間のお話はここまで。

では猫ちゃんにはどれをあげたら良いの?

結論から申し上げます。

パッケージの文字を見て。

  • アダルト
  • 成猫用
  • 室内で生活
  • 12歳以上
  • 高齢猫用

このような事がパッケージに書いてあれば安心安全です。

じゃあ、猫ちゃんは塩分が多いとダメなの?

ところがどっこい。

実はですね、キャットフードの塩分量は多くても問題ないらしいのです(驚)

人間のご飯の塩分が多い=身体に悪いイメージは猫ちゃんには関係が薄いのです。

猫ちゃん強い。

 

実はキャットフードの塩分は健康な猫ちゃんにとっては問題なし。

注意しないといけないのは心臓病や腎臓病などの内臓の病気の場合だけというからびっくりですよね。

健康で元気な猫ちゃんなら、塩分量は少し多くてもOK。

むしろ美味しく感じるのかも知れませんね。

本当に大丈夫?なぜなの?ちゃんと調べて。

かしこまりました。

実際に元気な猫ちゃんは、塩分のある食事をしても身体に残さないんです。

なんとオシッコと一緒に出せるからという理由です。

猫ちゃんは塩分が多いご飯でも急に調子が悪くなることは少ないようですね。

安心。

このことは動物の医療が進んでいるアメリカでも研究済みでした。

動物研究機関の「全米研究評議会」が結論を出しています。

「塩分が高いキャットフード(人間の食事の塩分濃度1.5倍ほど)を与えても問題はない」

なんだかすごい規模が大きいお話ですよね。

でもしっかりした研究の結果が出ているので、一安心です。

では、どんな場合に気を付けたら良いのでしょう?

それは病気中です。

特に内臓が弱い猫ちゃんには塩分量を気にしてあげて下さいね。

ここでまた一つ注意。

塩分を減らし過ぎてもダメなそうです。

ナトリウム(塩分)には、オシッコをさせる効果も大きいのです。

つまり、猫ちゃんには怖い「尿路結石」の対策になるからです。

しかも塩分量が少なすぎても、逆に健康に良くないという矛盾もあったりします。

研究結果

最低でも0.2%以上が必要という説もあるみたい。

多くても問題がないのに、少ないのはダメなんて難しい。

いえいえ、塩分はなくてはならないので気にし過ぎないようにして下さい。

 

さらに塩分についての面白い調査もありました in フランス

フランスの大学の研究発表もご紹介しましょう。

何匹かの猫ちゃんのご飯の塩分に差をつけて実験しました。

片方のグループに塩分多めの食事を食べさせました。

もう一方のグループには少し塩分を控えた食事にしたそうです。

ビックリしたのは、その結果内容。

塩分が少ない食事のグループ。

塩分が少ないことで体調が良くない猫ちゃんがいたそうです

でも、塩分の多いご飯を食べて、何らかの不調になる猫ちゃんがいたという事は研究では証明できませんでした。

なんでも過ぎたるは猶及ばざるが如し。

食べ過ぎは、体に良いと言われる食品でも健康に良くないですよね。

 

それでは塩分の適正量はどのくらい?

実は色々な研究の中で、塩分の上限は最近まで決まっていませんでした。

そこで、ある程度の目安が決まったらしいです。

大体なのですが、100gに入る塩分は0.2%~0.8%が理想ライン。

どれくらいの塩分が入っているご飯なら大丈夫か、参考にして下さい。

でも、0.9%以上の塩分が入ったキャットフードでも大丈夫です。

なんども強調します。 多少なら塩分は必要。 猫ちゃんの身体に害はでないので安心してくださいね!

キャットフードには、入っているものが書いてある成分表が袋などに書かれています。

塩分がどのくらいなのか、知りたい場合は確認しましょう!

ウェットフードみたいに水分が多いご飯は「塩分濃度計」というアイテムで測れちゃいます。
(ドライフードは水が少ないので確認できないという事でした。)

 

塩分はどのくらいまで上限なのか、カンタンにまとめると。

パッケージの成分表で確認できるということを知っていると良いかも。

ウェットフードは成分表、もしくは塩分濃度計でチェックOK。

また、いくら猫ちゃんの体が丈夫と言っても、病気になるほどまで塩分が多いのはNGです。

 

要注意。塩分を摂りすぎる原因はコレです!

ついついおねだりされると、食べさせてしまいませんか?

猫ちゃんのオヤツやお菓子。

「ちゅ~る」なんて食べているところはとても可愛いですよね。

でもまったくあげちゃダメ、という訳ではありません。

猫ちゃんにオヤツをあげるときに注意したらよい点は、主食の量を減らすことです。

更に言えば、人間用に作った調味料で味が付いているお食事はもっと危険。

私たち人間用のご飯は美味しく食べるために味付けが濃くなっているので、猫ちゃんにあげるには塩分がちょっと高すぎるんです。

だからこそ猫ちゃんにとっては危険なんです。

猫ちゃんが膝に乗ってきたりして欲しがっていても、絶対与えないのがベストですね。

いつもの「総合栄養食」を満足できる分を食べてくれれば、それだけで無問題。

塩分の過剰摂取、不足も起こらないんです。

 

今回紹介するのは無添加で猫ちゃんの体調に気を付けたもの。

ここで私が実際に猫ちゃんに食べさせているご飯をご紹介。

お値段もコスパは悪くありません。

そして今回のテーマ!

ナトリウム=塩分は0.60gです。

体に良くて美味しいご飯があるなら、選んであげたいものです。

ただし、すでに心臓病や腎臓病といった持病がある猫ちゃんには、療法食が必要です。

悩んだらいつも行っている獣医さんの所で、相談して一番合っているキャットフードはどれなのか、専門家のアドバイスをもらってくださいね。

 

猫ちゃんの慢性腎臓病が悪化する理由は…塩分?

慢性腎臓不全。

猫ちゃんには避けて通れない病気のひとつなんです。

細かく病気について紹介すると、とっても長くなるので今回は省略します。

いつかは詳しく紹介できたらと思います。

腎臓不全は症状の出ないステージ1から始まります。

次はステージ2、3、4とドンドン重くなって健康を害してしまう怖い病気。

僅か半年ごとにひとつステージが進んでしまい、症状が悪化という動物ニュースも見ました。

ここで猫ちゃんに食べて欲しいのはシニア食や、療法食なのですが…。

獣医さんが勧めてくれる療法食、猫ちゃんが食べてくれないこともしばしばあるようです。

私が読んだ記事は、猫ちゃんの飼い主さんはなかなか療法食の切り替えが出来にくかったという内容でした。

そこで塩分のお話

実はいつも食べているご飯より塩分濃度が少ない療法食を、なかなか食べてくれないからなのですね。

大事なのは、猫ちゃんが小さい頃から塩分が濃いご飯を抑えてあげて、いつも気にしてあげるのが良いという事です。

 

キャットフードの塩分はどのくらい?控えめが良いのか調べてみたら!:まとめ

ちょっと難しいお話ですよね?なので、簡単にまとめます。

大切なのは塩分が控えめのご飯だけを選ぶのではないこと。

お食事バランスを気にしながらあげることは、猫ちゃんに起こりやすい腎臓不全だったり膀胱結石の予防になります。

猫ちゃんの飼い主さん、こんな理由ですがキャットフードや猫ちゃん用オヤツの塩分にお気を付けください!

ついでに!

健康を気にするアナタも健康のため、猫ちゃんと一緒に塩分に注意してみるのも楽しいかも知れませんよ。

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