混ぜるとどうなるの?
このようなお悩みにお答えします。
猫を飼っている皆さんは、キャットフードを混ぜて与えたことはありますか?
この前友達が、
って言ってたことを思い出しました。
飼っている猫ちゃんが、キャットフードに飽きて、食べなくなることもありますよね。
新しい種類のキャットフードを買ってみたり、今までのものに混ぜて与えたくなる方もいらっしゃると思います。
でも、違う種類のキャットフードを混ぜてもいいのか不安ですよね。
この記事を読めば、不安な気持ちが解決すること間違いなし‼
目次
キャットフードとは?
引用出典:ACワークス株式会社
キャットフードとは、猫ちゃんのご飯ですよね。
最近では、ドライフードやウェットフードがあり、各フードメーカーが趣向を凝らし、猫ちゃんのために味や栄養バランスを考えて作られたのが、「総合栄養食」のフードとして売られているんですよ。
私は総合栄養食だったなんて知りませんでした…。(苦笑)
総合栄養食のフードは、水と一緒に与えることで猫ちゃんにとって必要な栄養を十分にとることができるように作られているんですね。
その中でも、「尿ケア」・「毛玉ケア」・「肥満予防」などといった健康に配慮されたものもあると聞きました。
猫ちゃんのために、いろいろと工夫されているんですね。
健康食フード
「尿路ケア」のフード
尿の健康を保つために、ミネラルバランスを調整した最適な栄養バランスの食事。
「毛玉ケア」のフード
食物繊維配合によって毛玉の排出を促してくれる。
「肥満予防」のフード
低脂肪・低カロリーで食物繊維もたっぷり配合されていて、満腹感を維持してくれる。
キャットフード2種類混ぜて大丈夫なの?
引用出典:ACワークス株式会社
キャットフードを2種類混ぜて大丈夫なの?って思いますよね。
最近は味のバリエーションも多いので、「違うキャットフードを混ぜても美味しいだろう!」と、思っている方もいらっしゃいますよね。
私もそう思っていました。「違うキャットフードを混ぜて猫ちゃんにあげれば、もっと美味しくなって猫ちゃんが喜んで食べてくれる。」と思っていたんですが、そうではなかったんです。
なぜなら、キャットフードは基本的に「総合栄養食」として売られていて、「これ一つで十分な栄養が摂れる!」という意味だったのですよ。
同じ総合栄養食を混ぜてしまうと、せっかくのバランスの良い栄養が偏ってしまう可能性があるのですね。
なので、混ぜて与えるのはおすすめできないことがわかりました。
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キャットフードは混ぜていいの?実はメリットを相殺してしまうだけ!
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キャットフード2種類混ぜるといけない理由
引用出典:ACワークス株式会社
キャットフード2種類を混ぜるといけない理由とは、猫ちゃんにとってどんなふうに良くないことなんでしょうか?
私も詳しく知らないので調べてみました。
キャットフード2種類をどうして混ぜるといけないのかをお話ししますね。
食欲をなくす・・・匂いや味が混ざってしまって、食べなくなってしまう事があるんです。
栄養バランスが偏る・・・違う種類を混ぜることで、栄養素を多く摂りすぎてしまったり、反対に必要な栄養素を摂れずに足りなくなってしまい栄養が偏ってしまうのです。
それぞれのフードの良さを消し合う・・・「尿ケア」のフード・「毛玉ケア」のフード・「肥満予防」のフードを混ぜてしまうと、それぞれのフードの効果を消し合う可能性があるんです。
- 「毛玉ケア」のフード・・・食物繊維が10%入っており体内の毛玉を排泄しやすくなっている。タンパク質や脂質の量は特に抑えられていない。
- 「肥満予防」のフード・・・猫の健康を害することのない程度に、タンパク質や脂質の割合を抑えられている。
この2つのキャットフードを混ぜてあえてしまうとどうなるのでしょうか?
肥満予防のフードで減らしたはずのタンパク質や脂質を、毛玉ケアのフードで補ってしまい肥満予防になりませんよね。
また、これらを混ぜて与えることで食物繊維の量の割合が減ってしまい、毛玉ケアの意味が無くなってしまいますね。
この2つのキャットフードに期待できる効果は、混ぜたからといって両方の効果が得られるわけでなく、それぞれのフードの良さを消し合ってしまうんですよ。
各フードメーカーが趣向を凝らし、考えて作られたキャットフードの効果が、十分に発揮できなくなる可能性もあるのですよ。
消費するまでの期間が長い・・・キャットフードを1種類だけを与えるときより、2種類を混ぜて与えるときのほうがフードを消費する期間が長くなるんです。
ドライフードの賞味期限は開封後1ヶ月です。
密閉して保存していたとしても、使い切る期間が長くなってしまうと、酸化が進んでしまい味や風味が落ちて栄養価も下がってしまう。 続きを見る
キャットフードを保存容器に袋ごと入れて保存するメリットとは!?
キャットフードを切り替えるときはどんなとき?
引用出典:ACワークス株式会社
何らかの理由でキャットフードを、どうしても切り替えないといけない時には、混ぜて与えることもあります。
「病気で治療食を与えないといけない時」や「好みが変わって、今までのキャットフードを食べてくれなくなった時」などの場合です。
「猫がキャットフードを食べなくなった…。」といって、いきなりいつもと違うキャットフードに変えるのはダメですよ。
急に変えてしまうと、今までのキャットフードに慣れてた猫ちゃんの胃に負担がかかってしまい、下痢や軟便などの体調不良を引き起こしてしまうのです。
変えるときは、いつものご飯をあげる中で、少しずつ新しいものに慣らしていくことが大切ですよ。
この時、量も減らしてあげると、胃腸への負担も軽減できますよ。
飽きっぽい猫ちゃんには、あらかじめ数種類のキャットフードを与えて慣れさせておくのもいいですね。
同じフードメーカーのキャットフードであれば、そこまで味に対して抵抗もなく食べてくれるはずですよ。
同じキャットフードを与えるか、こまめに変えて与えるかは、猫ちゃんの性格にもよりますので、猫ちゃんに合わせて対応していくといいですね。
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フードの切り替え方のめやす表
従来 | 新しい | |
1日目 | 90% | 10% |
2日目 | 80% | 20% |
3日目 | 70% | 30% |
4日目 | 60% | 40% |
5日目 | 50% | 50% |
6日目 | 40% | 60% |
7日目 | 30% | 70% |
8日目 | 20% | 80% |
9日目 | 10% | 90% |
10日目 | 0% | 100% |
ドライフードを食べたがらないとき
いつも食べているドライフードを、食べたがらないときってありませんか?
友達が「うちの猫ちゃん、突然食べてくれなくなるんだよね。」ってなげいていたんです。
「そんな時は、ドライフードにウェットフードを混ぜてあげると食べてくれることもあるよ。」と教えたら、早速試してくれたんですよ。
「教えてくれた通りに、ウェットフードを混ぜてあげたら、食べてくれたよ。」と喜んでいました。
食べたがらない時は、ドライフードにウェットフードを混ぜてあげると、食べてくれるときもあるってことがわかりましたね。
また、噛む力の弱くなった高齢猫ちゃんにも、ドライフードをふやかしてウェットフードを混ぜてあげると食べやすくなりますよ。
一般食(間食)と表示のあるウェットフードを使う。
与え過ぎないように1日の給餌量の目安を守ることが大切。
※ 総合栄養食のドライフードと総合栄養食のウェットフードを併用すると、栄養バランスが崩れてしまう可能性があるので気をつけましょう。
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キャットフードのドライとウェットにはどんな違いがあるの?
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猫は食べムラがある
「いつもは残さず食べるのに、今日は残している…。」と心配された飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
少しくらいの食べ残しなら大丈夫ですよ。安心してください。
なぜなら、猫は食欲にムラがある動物なのです。
もともと猫は、獲物を狩って食事をしていた動物なのです。
「1日くらい食べられなくても何とかなる」という説があるそうですよ。
ただし、食欲がないのと同時に、嘔吐や下痢がある時や、1週間や2週間もほとんど食べてない時は、注意してくださいね。
病気になっていたり、何らかの感染症にかかっている可能性もあるので、お医者さんに相談するようにしましょう。
キャットフードを2種類混ぜていいの?混ぜるとどうなるの?:まとめ
キャットフードを2種類混ぜて猫ちゃんにあげるのは、おすすめできないことがわかりましたね。
各フードメーカーが趣向を凝らし、考えて作られたキャットフードは「総合栄養食」として作られていて「これ一つで十分な栄養が摂れる」という意味なんですね。
「総合栄養食」の中には、「尿ケア」のフード・「毛玉ケア」のフード・「肥満予防」のフードがあるんですよ。
でも、「それぞれのフード」を混ぜても、期待できる効果が得られるわけでもなく、それぞれの良さを活かすことができなくなってしまうのですね。
最近は味のバリエーションも多く、「混ぜると美味しいだろう」と思う人もいるでしょう。
しかし、「混ぜると美味しい」ではなく、猫ちゃんが「喜んで食べる」ように、工夫してみてはいかがでしょうか。
猫ちゃんが食べてくれなくなると、不安になったり心配になるので、そうならないように、キャットフードを正しくあげて猫ちゃんとのハッピーライフを楽しんでくださいね。