このようなお悩みにお答えします。
人間でも高級なイメージがあるビーフ。
ステーキに焼き肉、しゃぶしゃぶ…などなど、お好きな方も多いんじゃないでしょうか?
私も牛肉は大好きです!
そんな美味しいお肉をぜひ愛猫達にも!と思う気持ち、分かります♪
キャットフードには色んな材料を使った商品がたくさんありますが、その中でも人気のビーフ。
元々肉食である猫達ですから、やっぱりお肉系をあげたい!
でも、種類にはビーフって書いてあるけど、原材料の表を見たら知らない単語が並んでる…。
何か分からないって不安ですよね。
今日はキャットフードのビーフを選ぶメリットとデメリットのほかに、よく見るけど知らない原材料の解説も一緒にお伝えします♪
目次
キャットフードのビーフの栄養素とメリット
牛肉と聞くとまず味を想像して「美味しそう」と思ってしまう私です。笑
猫が「美味しい」と感じてくれるのもとても大切ですね♪
肉感が強いので嗜好性も高そうなのもポイントです。
そんなビーフの栄養素にも注目してみましょう!
動物性タンパク質が豊富
肉食動物である猫にとって、タンパク質は体を作る重要な成分。
体を動かしたり正常に働かせる大切なエネルギー源でもあります。
猫の体は小さいですが、思った以上にタンパク質を必要とするのをご存じですか?
…その量なんと人間の約5倍!
ビックリですよね。これは効率よくタンパク質を与えてあげなければなりません。
ビーフにはそんな「動物性タンパク質」が豊富に含まれているので、キャットフードを選ぶ上でぜひ選択肢に入れてみてください。
脂質が豊富
ビーフには、他の動物の肉に比べて脂質が多く含まれているのも特徴ですね。
その分あまりヘルシーとは言えないのですが、その代わりタンパク質の約2倍のエネルギーをつくり出せるため、効率よくエネルギーを摂取できるというメリットがあります。
あまり食欲がない場合や、タンパク質を制限しなければならない場合など、少ない量でカロリー摂取させたい時に大いに役立ちます。
でも「脂質ってあまり取らせたくない」と思ってしまうような悪いイメージがありませんか?
私もそうですね。自分自身でもあまり摂らない方がいいんだろうなと思ってます。…脂身って美味しいんですけどね。笑
でもそんなイメージなのに、脂質って動物が体を造る上で特に必要な三大栄養素に含まれているんです。
なぜなら脂質には、ビタミンの吸収を助けたり、体温の保持、内臓の保護をする大切な役割があるから。
過剰摂取はダメですが、猫にとってとても大切な栄養素なので適度にバランスよく与えてあげましょう♪
キャットフードのビーフを与えるデメリット
基本的に猫に牛肉を与えても問題はないと言われています。
メリットを見た限り与えてあげたいと思うのですが、やっぱり潜むデメリット。
そのデメリットをしっかり理解した上で適切に与えてあげましょう♪
アレルゲンになりやすい
猫の食物アレルギーの中で最も多いアレルゲンは、フードに含まれている「タンパク質」です。
ビーフは猫にとって必要な動物性タンパク質が豊富なので、残念ながら猫にとっては最もアレルギー反応がでやすい食材のひとつになってるんですね。
猫の食物アレルギーの症状としては、大きく分けて2種類。
- 下痢や嘔吐を繰り返す「アレルギー性胃腸炎」
- 皮膚のかゆみやかぶれを起こす「アレルギー性皮膚炎」
症状が出た場合、何がアレルギー源なのかを特定するのは難しいのですが、まずキャットフードに含まれる原材料を疑うのも大事です。
食物アレルギーの治療は、アレルゲンの可能性のある食材を摂取しないことが最優先なので、気を付けましょう!
肥満や脂質の摂りすぎに注意
栄養素が高いということは、それなりにカロリーも高くなってしまいます。
肥満傾向の猫やダイエット中の猫には、特に脂質が多いビーフの場合は摂りすぎに注意が必要です。
猫は犬とは違ってダイエットが成功しにくいんだそう。
一度肥満になってしまうと痩せにくく、色んな病気にかかりやすくなってしまうので気を付けましょう。
という方は、カロリー調整がされたダイエット用のビーフ味を与えてあげましょう♪
よく見るけど何かよく分からない原材料
さて、ビーフだけではなくすべてのキャットフードに関係してくる色々な原材料。
パッケージの表示欄を見て確認することができるキャットフードの原材料は、添加物を含め内容物はすべて記載するよう定められています。
内容量の多い順に記載されているので、そちらも注目してみてください。
その中で、たまに見かける知らない名前のもの。
- 肉副産物
- ミートミール
- ミートボーンミール
- ○○ミール
これらの安全性にはさまざまな疑問があります。
ちょっと怖くなる内容ですが、大事なことなのでとりあえず知っておいてください。
肉副産物
人間が食べることのできる部分が取り除かれた後に出る残りもの。
安いキャットフードに多く見られるこの肉副産物は、人間が食べることのできない肺や腎臓などの内臓や、骨、血液、脂肪などです。
ミートミール
肉副産物やクズ肉を加工して作られた粉末状のもの。
ミートミールはコストが安く、キャットフードの原材料費を抑える目的で使われる質の悪い原材料とされています。
これ…どんな動物のどんな部分を使ってるのか分からないんですよね。
○○ミール
チキンミールやサーモンミールといったように原材料名が記載されているもの。
そういうのは、チキンやサーモンと原材料が明記されているのでまだ何を使っているのかは分かるのですが、正直安心できないです。
自社工場で上質なチキンミールを作っているメーカーもありますが、そういったフードは少しお値段が張りますね。
ミートボーンミール
肉に骨を加えてレンダリングしたもの。肉骨粉。
人間の食材として適さない動物や屑肉を高温で加熱し造られた茶色っぽい粉。
まぁ、どれを読んでも「人間は食べない」っていうのが基本ですね。
このミートボーンミールに関しては、海外のレンダリング工場を盗撮したっぽい動画を観たことがあるんですが…。
その基になってる動物もそうですし、扱い方も、まぁそれはそれは本当にココには書きたくない情景が広がってます。
…検索、しない方がいいですよ。
レンダリング
動物の肉や組織から脂肪分を取り除くこと。
動物性脂肪
レンダリングにより肉骨粉から分離された脂肪のこと。
ドライフードの嗜好性をあげるために吹き付けられたりします。
ここで怖いのは、動物性油脂用に使った酸化防止剤は表記の義務がないということ。
動物性油脂を使ってる以上、強い酸化防止剤が使われていてもおかしくはありません。
また、原材料に「動物性油脂」とだけ書かれたものは特に危険で、原材料となる動物が腐敗してたり、骨、肉、内蔵、糞便、毛など全て煮込んで抽出してたりするんですよね。
安全性について
上質なミートミールを作っているメーカーもあるので、上記のすべてが悪いものを使っているワケではなく、その質は様々です。
また、すべてのミートミールが猫の健康上避けるべき原材料というわけではありません。
キャットフード選びに迷ったときは、できるだけ原材料表記を見て明確に原材料や産地が表記されているものを選びましょう!
キャットフードを選ぶ時注意すべきこと
キャットフードを選ぶ時、少し気を付けるだけで愛猫たちの健康を守れるかもしれません。
原材料が明確に記載されていること
曖昧な表記のものはでききるだけ避けたいですね。
原材料表を見て、何が入っているのかを必ず確認しましょう。
しっかりと産地が明記されている原材料は安心できますよね。
価格の安すぎるものは避ける
価格の安いキャットフードは、コストダウンのために添加物や副産物などを使用している可能性が大いにあります。
その安さには必ず何か理由があるということを忘れないようにしましょう。
ビーフ味のおすすめキャットフード
高品質で添加物が使われていないものを選べば安心ですね。
ランキングの中でも上位に入る品質の良いキャットフードをご紹介します♪
牧草育ちのグラスフェッドビーフは、良質な赤身肉で、オメガ脂肪酸が高く、ビタミン・鉄分も豊富!
また、低脂肪、低コレステロールで飽和脂肪酸の量も少ないのが特徴です。
アルモネイチャーのドライーフードは、新鮮なフレッシュミートを高い比率、お肉(または魚)のフレッシュミートの利用の割合が30%近く含んでいます。
新鮮で質の良いタンパク質♪ 人工着色料、人工風味、化学保存料は一切使用されていません。
キャットフードのビーフ味って何が入ってるの?栄養素は何?:まとめ
- 動物性タンパク質と脂質が豊富
- 肉感が強く嗜好性も高い
- アレルゲンや肥満の原因になりうる
- 何か分からない原材料が入っているものは避けるべき
- 安全なキャットフードを作っているメーカーはたくさんある
いかがでした?
肉食である猫にとって、大切な栄養源であるタンパク質が豊富に入ったビーフ。
適度にバランスよく与えることで、愛猫の今後の健康に繋がっていきます。
入っていると怖いものも色々ありますが、飼い主さんがしっかり見極めてあげることでそれらを避けることはできますので、しっかり原材料表を見て、良いものを選んであげてくださいね!
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キャットフードの原材料ってどんなもの?くわしく知りたい!
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