こんなお悩みにお答えします。
愛猫ちゃんを飼っている皆さんは、キャットフードを切らしてしまったことってありますか?
可愛い猫ちゃんのキャットフードを買い忘れるなんて、そうそうないですよね。
実は私…。この間キャットフードを切らしちゃったんです…。(泣)
そろそろキャットフード買わないとって思っていたのに忘れるなんて…。(涙)
でも、近くにコンビニがあったので、助かったんですけどね。
もし、「近くにコンビニがなかったら…。」と思うとゾッとしました。(冷汗)
「キャットフードを切らしちゃった!」「近くにコンビニもスーパーもない!」ってときに、慌てないで済むように!!
今回は、キャットフードの代用できる物やレシピを紹介します!!
目次
「キャットフードを切らしちゃった!」こんなときの対処法!!
基本的にキャットフードを切らしてはいけないのですが…。
「ついうっかり買うのを忘れてしまった…。」「ストックがまだあると思っていたのに…。」などなど…。理由はたくさんあると思うんです。
そんな時、家にある物で、猫ちゃんにご飯を作ってあげられたら良いですよね。
でも、人にとって栄養があり体に良い食べ物であっても、猫ちゃんにとっては、ほんの少しの食べ物が、命の危険につながってしまうのです。
猫ちゃんにどんな物を食べさせていいのか、わからないですよね?
猫ちゃんが、食べて良いもの・食べさせて良くない物をお話しますね。
あと、簡単にできるレシピもお教えしますね。
安心して食べさせられる!!おすすめ食材!!
鶏肉
鶏肉ならどの部位でも良いのですが、ささみ・胸肉・もも肉には必要な栄養素が豊富に含まれているんですよ。
牛肉
牛肉もどの部位でも栄養が豊富に含まれていますが、赤身がおすすめですね。
卵
黄身は生で食べさせても大丈夫ですが、白身は必ず加熱して食べさせてくださいね。
魚
魚類は、何でも食べますね。
タンパク質・不飽和脂肪酸・タウリンなどの栄養が豊富に含まれていますが、長期にわたり多量に摂取するのは注意が必要なんですよ。
野菜類
キャベツ・ニンジン・サツマイモなど…。食物繊維の豊富な野菜は、毛玉を上手く吐けない猫ちゃんに効果があるんですよ。(ネギ類は絶対にダメ!!)
プレーンヨーグルト
タンパク質・カルシウムが補えるヨーグルトは、整腸作用にも優れているのでおすすめですね。
植物油
オリーブオイル・ごま油などの植物油に含まれる「リノール酸」は、猫ちゃんに不可欠なんですよ。
不足すると血液凝固などが起きやすいのです。
キャットフードを購入するまでの間ならば、さほど気にしなくていいですよ。
今後手作りのご飯に切り替えるなどの場合は必ず与えてくださいね。
少量の白米
猫ちゃんは人と違って、炭水化物をうまく消化できないので、食べさせる場合は少量の白米がおすすめですよ。
りんご
腸内環境を整えてくれるんですよ。
小さく刻んだものを猫ちゃんの一口分程度が適量ですよ。
糖分が多いので食べさせ過ぎると糖尿病の原因になるので、食べさせる時は少量にしてくださいね。
いちご
食物繊維が豊富で、適量は一粒の半分程度にしてくださいね。
梨
果肉のほとんどが水分の為、水を飲まない猫ちゃんの水分補給に役立ちますよ。
実が固いので細かく刻んで、猫ちゃんの一口分を目安に食べさせてくださいね。
スイカ・メロン
水分が豊富なので、水分補給に良いですね。
ただし、カリウムが多く含まれており、あまり食べさせ過ぎると腎臓の負担になるので、猫ちゃんの一口分程度にしてくださいね。
代用フードを作るにあたって注意する点!!
温度
猫ちゃんは猫舌だからといって、熱いものだけが苦手と思われていますが、基本的には冷たいものも苦手なんですよ。
適度な温度にすることを心がけてくださいね。
形状・堅さ
大き過ぎる形・固すぎる物はダメですよ。猫ちゃんが食べやすい大きさで、固くない物を食べさせてくださいね。
本当は多少固さがあってもいいのですが、一時的に与える代用フードなので、何かが起こる可能性を少しでも消すことを心がけてくださいね。
異物
人では気にならないものでも、猫ちゃんは普段から食べていないものに、注意できない場合があるんですよ。
特に、骨などを含まないように注意してくださいね。
簡単に作れる!おすすめレシピ!!
ご飯にかつお節(ねこまんま)
白いご飯を冷ましたものにかつお節を混ぜたものですね。
もし、食べにくそうなら白湯でおかゆ風にしてもいいですよ。
お米はほとんどの家庭にあると思いますし、アレルギーになりにくい食材なのです。
かつお節の塩分は0.3%程度ということなので、その場しのぎであれば食べさせていいですね。
かつお節は「リン」が多めに含まれていると言われるんです。
100gあたり790mgで、キャットフードはだいたい1%未満(1,000mg未満)なので、キャットフードより「リン含有量」は低いんですよ。
<かつお節の代わりになるもの>
シーチキン:かなりの塩分が含まれているので、一度よく絞って汁気を切ってから使う。
茹でた鶏ささみ
鶏肉のささみは、タンパク質が豊富で脂分もほとんどないので、筋トレをしている人にも人気ですよね。
猫ちゃんにもささみは消化も良いので、胃腸を壊すリスクも低いんですよ。
ただし、生のささみは絶対に食べさせないでくださいね。
ささみを茹でたものを割いて、冷ましてから食べさせてくださいね。(塩は使わないでください)
<ささみの代わりになるもの>
鶏もも肉:茹でた後に皮を取って細かく割く。(鶏皮は脂分が多いので下痢になる恐れがある)
牛肉・豚肉:脂身を取って、赤身を茹でて細かくする。(脂身は下痢になる恐れがある)
手作りツナ
まぐろを電子レンジで2分程度様子を見ながら加熱したらできあがり!!
少量のオリーブオイルをかけて電子レンジで加熱してもいいでしょう。
簡単手作りツナのできあがり!!
茹でた野菜
人参・かぼちゃ・ブロッコリーなどを、茹でて柔らかくして食べさせてあげるといいですね。
手作りしたツナを混ぜてもいいですよね!!
マッシュポテト
じゃがいもを茹でたものを細かくつぶして、食べさせてあげてくださいね。(塩は使わないでください)
ただし、たくさん食べ過ぎると消化不良を起こす恐れがあるので、普段のキャットフードの量の2/3くらいの量にしてくださいね。
お刺身
貝類・青魚を除けば猫ちゃんが食べても大丈夫ですよ。
醬油は当然使ってはダメですよ。
普段から生魚を食べなれていない猫ちゃんが食べると、下痢になる恐れがあるので、食べさせ過ぎないように注意してくださいね。
冷たいとお腹に良くないので、少し温めてから食べさせるといいですね。
知らないと危ない!!猫ちゃんにとって危険な食べ物!!
ネギ類
ネギ・玉ねぎ・ニラには、「アリルプロピルジスルファイド」という成分が含まれているんです。
血液中の赤血球のヘモグロビンを酸化させ、溶血性貧血という貧血や血尿を引き起こすのです。
重篤であれば急性腎不全が起きたり、特に体力のない子猫が食べてしまうと死に至ることもあるんです。
症状は食べてすぐではなく、1日~数日かかるときもある。
症状:血尿・嘔吐・下痢・貧血・黄疸・目の結膜が白くなる
人用のハンバーグなどの玉ねぎの入っている物は、絶対に食べさせないようにしてくださいね。
アボカド
「ペルシン」という殺菌作用のある毒素が含まれているので、中毒症状を起こしてしまうんです。
症状:下痢・軟便・嘔吐
ゴボウ・ほうれん草など
シュウ酸の多い食品:尿路結石などの原因になりやすい
チョコレート・ココア
カカオの成分である「テオブロミン」より、脳の中枢神経が刺激され、嘔吐・下痢・血圧上昇・痙攣・不整脈などを引き起こしてしまうんです。
大量に食べると急性心不全が起きる可能性があります。
猫ちゃんは、テーブルの上・カウンターなど高いところも簡単に飛び乗ってしまいますよね。
冷蔵庫・戸棚・食器棚などの猫ちゃんの手が届かない所にしまって、絶対に食べさせないように注意してくださいね。
塩・トウガラシなどの香辛料
塩は腎臓疾患を引き起こし、香辛料は肝臓障害を引き起こす原因になるので与えないようにしてくださいね。
猫ちゃんに人の食べ物を、食べさせてはいけない理由は、塩分・香辛料などがたくさん使われているからです。
猫ちゃんが喜ぶからと言って、魚の塩焼きなど絶対に食べさせないでくださいね。
腎臓疾患の症状・・・食欲不振・体重減少・嘔吐・痙攣発作
肝臓障害の症状・・・吐気・下痢・食欲不振・黄疸
生のイカ・スルメイカ
生のイカは、ビタミンB1欠乏症を起こして、歩行困難になることがあるんです。
スルメイカは、消化しにくい商品なので消化不良を起こし、下痢・嘔吐の原因になるのです。
なるべくイカ自体避けた方がいいでしょう。
青魚
サバ・イワシ・アジなどに含まれている不飽和脂肪酸は、猫の体にとってとても必要な栄養素ですが、大量に摂取すると体内の脂肪が酸化して、痛みを伴う「しこり」になる場合があります。
長期にわたり大量に摂取することが原因になるんです。
青魚を与える時は、毎日食べさせることのないように注意してくださいね。
貝類
アワビ・サザエ・トリガイ・トコブシなどに含まれる毒成分「ピロフェオホルバイドα」を吸収して血液に取り込まれて、日光にあたると紫外線と反応して活性化し、細胞を壊しさまざまな炎症となってあらわれるのです。
非加熱・加熱に関係なく猫ちゃんに作用するので、食べさせないようにしてくださいね。
<症状>
「光線過敏症」光にあたることによって毒成分が反応し、腫れ・発疹などの皮膚炎になる。強い痒みも伴いひどくなると弱った皮膚がとれたり壊死してしまうこともあるんです。
二枚貝
ハマグリ・アサリ・シジミなどには、ビタミンB1(チアミン)を破壊する「チアミナーゼ」という成分が含まれているんです。
大量に摂取してしまうと、急性ビタミンB1欠乏症を引き起こしてしまう恐れ入りますがあり、さまざまな症状となってあらわれるのです。
<症状>
初期段階・・・食欲不振・嘔吐
さらに症状がすすむと・・・瞳孔が開く・神経障害による運動失調(歩き方にふらつきがある)
症状が重くなると・・・痙攣・異常な姿勢・大声で泣き続ける
ついには・・・失神・昏睡状態(命にかかわる場合も)
タコ
加熱処理の有無にかかわらず、猫ちゃんに食べさせてはダメですよ。
タコに含まれるビタミンB1を破壊する酵素「チアミナーゼ」の働きにより、ビタミンB1欠乏症を引き起こし、最悪の場合は命を落とすこともあり危険なんです。
エビ
生のエビは、ビタミンB1欠乏症になる恐れがあるので、食べさせてはダメですよ。
加熱したエビでも、大量に食べさせると消化不良の原因になり、下痢・嘔吐を引き起こす可能性があるんです。
主食として食べさせるのには、適していないのです。
生卵の白身
生卵の白身には、ビタミンの一種である「ビオチン」を分解する酵素が含まれているのです。
下痢・皮膚炎・結膜炎などを引き起こす可能性があるので、必ず加熱してくださいね。
加熱していれば大丈夫です!
生肉
豚肉自体は食べさせても大丈夫ですが、生の豚肉には「オーシスト」という卵のようなものが含まれていることがあり、「トキソプラズマ症」という人獣共通感染症の感染源になるんですよ。
加熱することにより「オーシスト」は死滅するので、必ずよく火を通してから食べさせてくださいね。
牛乳・チーズ
子猫ちゃんには気軽に牛乳を飲ませがちですが、猫ちゃんは牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が少ないので、下痢を引き起こすことがあるんですよ。
チーズも同じなので、必ず猫ちゃん用のものを飲ませるようにしてくださいね。
ブドウ・プレーン
アメリカの調査機関ASPCAによると、ブドウ・プレーンは腎臓に障害を与える可能性があるそうなんです。
ブドウを誤食した猫ちゃんが、相次いで腎不全になっていることから、ブドウの何らかの成分「農薬・カビによる毒・タンニン」などの可能性があるとしか、特定されていないんです。
生のブドウ・プルーンをはじめ、加工食品の乾燥した干しブドウ・干しプルーンや、ヨーグルトに入っている物も食べさせてはダメなんです。
特にブドウの皮の成分が、猫ちゃんにはよくないので、絶対に食べさせないようにしてくださいね。
症状:嘔吐・下痢・元気や食欲がなくなる
急性腎不全の症状・・・尿が出づらくなる・急に元気がなくなる・動かなくなる
パン
穀物でできているので、消化しにくく、中毒・アレルギーを起こす可能性があるのです。
煮干し・海苔・かつお節など
マグネシウムの多い加工食品は、尿路結石の原因になりやすいんです。
※ネギ類・カカオ類・貝類・イカ・タコは、急激に体に悪影響が出るので注意が必要です。
まとめ:「キャットフードを切らしちゃった!」どんな物で代用できる?
「キャットフードを切らしちゃった!」ってことは、基本的にあってはならないことですよね。
しかし、「ついうっかり買うのを忘れてしまった…。」「ストックがまだあると思っていたのに…。」などと、人はうっかり忘れたり・思い違いをしてしまいますよね。
コンビニやスーパーが近くにあると、すぐにキャットフードを買いに行けますね。
もし、キャットフードを買うことができない時はどうしたらいいのでしょうか…。
そんな時、家にある物で、猫ちゃんにご飯を作ってあげられたら良いですよね。
でも、人にとって栄養があり体に良い食べ物であっても、猫ちゃんにとっては、ほんの少しの食べ物が、命の危険につながってしまうのですよ。
- 「キャットフードを切らしちゃった!」こんなときの対処法!!
- 安心して食べさせられる!!おすすめ食材!!
- 代用フードを作るにあたって注意する点!!
- 簡単に作れる!おすすめレシピ!!
- 知らないと危ない!!猫ちゃんにとって危険な食べ物!!
猫ちゃんに食べさせて良い食べ物・食べさせてはダメな食べ物がわかりましたね。
ついうっかりで大切な猫ちゃんの命を危険にさらさないために、猫ちゃんにとって食べて良いもの・悪いものを知ってくださいね。
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