キャットフードのドライとウェット、違いとメリットを教えて!

キャットフードって、2種類タイプがあるのよね?

ええ、その通りです。

2つあります。

ドライフードとウエットフードのことですね。

それそれ。実はねぇ、ちょっと困ってて
そうなんだよ。ちょっとだけ知人の猫を預かることになってさ

わ!びっくりした、旦那さんでしたか。

弟なんだけどね

こ、これは失礼しました。確かに似ている…。

そうそう。でね、違いを知っておきたくて…
二人揃って、数日前から頭を悩ませてるんだよねぇ…

なるほど、なるほど。

それでしたらお力になれそうですよ。

ちょうどご紹介させていただこうと思っていたところです。

ということで今回はこちら。

  • 「ドライフードとウエットフードの違いって?」
  • 「両方のメリットとデメリットが知りたい!」

さあ、ではいきましょう。

 

ドライフードとウエットフードの違い

「ドライフードとウエットフードの違いって?」

ということで、こちら。

ドライフードとウエットフードの特徴を簡単にまとめてみましたよ。

まずはドライフードから見ていきましょうか。

ドライフードの特徴

  • 水分含有量…約10%
  • 食感…固い
  • 匂い…少ない

食感は固いので、歯で噛み砕く必要があります。

これはあごを鍛えたり、歯の成長のためになりますよ。

水分量も匂いも少ないのは乾燥しているためですね。

ドライの意味をおさらい

「乾燥」ですね。

ドライフルーツなんかが身近ではないでしょうか。

「フルーツは苦手だけど、ドライの方なら食べれるよ」

と言う方もいらっしゃはず。

「あの人、人間関係ドライだよね」

とかもありますね。

続いてウエットフードを見てまいりましょう。

ウエットフードの特徴

  • 水分含有量…約80%
  • 食感…柔らかい
  • 匂い…ドライフードより多い

まあウエットっていうくらいですから。

当然こちらは柔らかく、あまり歯を使う必要がありません。

ドライフードより香りが強いですね。

かぐわしい香りがします。

ココがポイント

水分量が多いので、満腹感が得られやすい。

満腹感と言えば、皆さんも夏にお茶を飲みすぎて、お腹から音が鳴りませんでした?

「ちゃぽん、ちゃぽん」って。

私はしょっちゅう鳴ってましたよ。

ちょっと怖くなりますよね。

お腹の中に海ができたらどうしようって。

ウエットの意味をおさらい

「湿っている、濡れている」ですね。

今はウエットティッシュが一番身近だと思います。

「今度ダイビングに行くからウエットスーツ買ったんだ」

とかも聞きますかね。

個人的には人生で一度は言ってみたい台詞です。

さあ、こうして見比べると、どちらにも良さがありますよね。

カフェオレとカフェラテみたいな感じでしょうか。

あなたはどちらがお好み?

まあ私が好きなのは無糖ですがね。

では、続いてそれぞれのメリットへとまいりましょう。

 

ドライフードのメリット

この男性の笑顔に気が取られがちだとは思うんですが、まずはこちら。

ドライフードのメリットを並べてみましたよ。

  • 長期間の保存ができる
  • 総合栄養食のものがほとんど
  • ウェットフードに比べて、お財布に優しい

さあ、ここから詳しく見ていきます。

長期間の保存ができる

ちょっと待って!

Q,どうしてドライフードは乾燥しているの?

A,細菌やカビなどの微生物の増殖を抑えるため。

ドライフードの賞味期限の目安

開封前の場合…約1年~1年半

開封後の場合…1ヵ月前後

保存が効く、というのは嬉しいですよね。

「田舎なんかに住んでいると、なかなか買いに行くのが厳しい」

なんて方も、まとめて買っておくこともできるわけですから。

ココがポイント

保管場所や保存方法には細心の注意を払いましょう。

具体例…直射日光と高温多湿を避けるなど

ただ、まとめ買いにも限度はあります。

いくら長期保存が効くからと言って、食べ切れないほどの量を買うのは❌

総合栄養食のものがほとんど 

ドライフードのほとんどが「総合栄養食」

基本はこれとお水だけで、猫に必要な栄養素をとることができます。

ちょっと待って!

Q,総合栄養食ってなに?

A,猫に必要な栄養素などがバランスよく含まれているペットフードのこと。

覚えておこう基本の食事

「総合栄養食」のドライフード+お水

水分を取らずにドライフードを食べ続けるとどうなる?

「腎臓病」を引き起こすリスクが高くなります。

猫は腎臓などがあまり強くありません。

ココがポイント

食事を与える際は近くに水を用意して、いつでも飲めるようにしておこう。

確かに、我々人間だってそう。

食事をする際には必ず水分補給を忘れずに。

必須項目ですよ。

ウェットフードに比べて、お財布に優しい 

これは嬉しいお知らせ。

そうなんです。

ほとんどのものはお財布に優しいです。

比較的安く購入できるんですよ。

ココに注意

ただし、メーカーや種類によって異なる

皆さんがお財布の紐が緩む瞬間、何でしょうか。

「美味しいものを食べたい」

「欲しいものを買う」

とかですかね。

「財布の紐は緩まないけど、愛猫の姿には頬が緩む」

そんな粋なエピソード、ぜひお待ちしております。

 

ウェットフードのメリット 

さあ、こちらの表情もなんとも言えない味を出しています。

目を奪われてしまいますが、次に進みましょう。

ここではウエットフードのメリットを並べてみました。

  • 手軽に水分補給ができる
  • 食いつきがいい
  • 老猫や子猫にとって食べやすい

手軽に水分補給ができる

何と言ってもここ。

水分を食事から楽に取れるわけですからね。

先ほど約80%とお伝えした通り、水分含有量がとても高い

水分補給も兼ねて食事を与えられるんですもの。

水をあまり飲まない猫にとっては救世主。

ココがポイント

腎臓などの健康維持につながります。

食いつきが良い

ドライフードに比べて匂いが強く、豊かなんです。

猫は嗅覚で食べ物を判断するため、香りはとても重要

食いつきも抜群です。

味の種類も豊富。

「うーん。ちょっとあたい、今この気分じゃないのよねー」

というオーラを醸し出していたら、一度こちらを考えてみるのもありです。

老猫や子猫にとって食べやすい

歯が生え揃っていない子猫は噛む力が弱いですよね。

老猫だってそれは同じ。

柔らかいウエットフードはまさにうってつけというわけです。

ココがポイント

また、病気などで体が弱っているときなどには、消化に優しいのでおすすめ。

私だっておばあちゃんになって、硬いおせんべいをバリバリ齧れるとは思えません。

いや今でさえ、昔ほどおせんべいは食べれなくなりましたけれど。

成長も早いですが、老いもまた早いものですよね。

猫も人間も、ライフステージを見つめることは重要ですよ。

 

ドライフードとウエットフードのデメリット 

うーんこれは、先ほどとはうってかわって、見ているこちらも悲しくなる写真です。

ですが気を取り直して、それぞれのデメリットをまとめてみました。

それがこちら。

ドライフードのデメリット

  • 水分含有量がとても低い

ウエットフードのデメリット

  • 開封後は長期保存できない
  • 添加物が使用される傾向が高い
  • 価格が高い

では順番にみていきましょう。

ドライフードのデメリット

水分含有量がとても低い

ドライフードは食事から水分を取ることができません。

つまり、水分不足におちいりやすくなってしまうというわけですね。

そうですよね。

なんてったって、ドライですから。

乾燥させてますからね。

砂漠がいきなり湖になるなんてこと、ないわけですよ。

ココがダメ

猫は、喉の渇きセンサーが鈍い。

そのため、自発的に水を飲むことが少ない。

どうして水分補給は重要なの?

猫は泌尿器の病気(下部尿路疾患や特発性膀胱炎など)になることが多いから。

その原因の一つとして考えられるのが水分補給の不足です。

健康維持のために、日頃から十分な水分補給をさせる必要があるというわけですね。

解決策

多くの水を飲んでもらうための工夫をする

具体案…常に水を用意しておく、など。

ウエットフードのデメリット

開封後は長期保存できない

ウエットフードの開封前と開封後の目安

開封前の場合…約2年~3年

開封後…約1日。1日以内

そう。

水分量が多いため、腐敗や雑菌の繁殖が生じやすいというわけなんですね。

添加物が使用される傾向が高い

「水分が多く細菌が繁殖しやすいので開封するとすぐに傷む」

これが一つ前の項目のお話でした。

そこなんです。

だからこそ、保存料といった添加物が多く使用される傾向に。

ちょっと待って!

Q,添加物って何が悪い?

A,発がん性があったり、アレルギーの要因になったりする

その他、添加物には合成着色料というものがあります。

こちらでも危険性を詳しくご紹介していますので要チェック。

キャットフードに含まれる合成着色料には、どんな危険があるの?

続きを見る

ドライフードと比べると価格が高い

そうですね、1食あたりの値段が高くなってしまいます。

これは原材料が関係していますね。

ちょっと待って!

Q,どうして原材料が関係があるの?

A,ドライフードは原材料を穀物なども使用することでコストを削減。

一方、ウエットフードの原材料は肉や魚がメインなのでコストがかかる。

うーん、これは仕方ない。

やはり値段にはそれなりの背景があるというものです。

そうそう、背景といえば。

飼い主の皆さんはやはり、スマホの背景は愛猫なんでしょうかね。

え?私のスマホはどうかって?

残念ながらどんな電波を介しても届きそうにありませんから、ご想像にお任せです。

 

キャットフードのドライとウェット、違いとメリットを教えて!:まとめ

今回も盛り沢山でしたね。

最後におさらいといきましょうか。

ドライフードの特徴

  • 価格…安い
  • 水分量…低い→水分補給が困難
  • 開封後の保存…長期間の保存ができる
  • 食感…固い→歯の健康にいい
  • 匂い…弱い

ウエットフードの特徴

  • 価格…高い
  • 水分量…多い→水分補給が気楽
  • 開封後の保存…1日以内
  • 食感…柔らかい→子猫や老猫に優しい
  • 匂い…強い→食いつきがいい

これを機に、しっかりと考えてみてくださいね。

安心してください。

ドライフードもウエットフードも逃げやしませんから。

ゆっくりと吟味しましょう。

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