キャットフードに含まれる合成着色料には、どんな危険があるの?

何となく着色料って体に悪いイメージ…

皆さんは、着色料についてどれくらいのことを知っていますか?

また、どのようなイメージを持っていますか?

着色料と聞くと、あまり健康的な印象は受けませんよね。

「健やか」とか「体調良好」とは、ちょっと違う感じがします。

そもそもキャットフードに着色料が使われていること自体、私は初耳でした。

なんとなく、着色料=カラフルなイメージがあったから。

思い返せば確かに、鮮やかではないけれど不味くはなさそうな色ですよね。

そこで今回は、

  • 着色料ってどんな影響があるの?
  • そもそも何のために着色料を使っているの?
  • どうやって回避すればいいの?

という疑問についてお答えしていきます。

 

着色料について

まずは着色料について確認しておきましょう。

着色料には大きく分けて2つあります。

  • 合成着色料…化学合成で作られる着色料
  • 天然着色料…植物・動物・鉱物などの自然原料から得られる着色料
    (※キャットフードに使われる着色料は合成・自然どちらの場合もあります)

着色料と聞くと、色とりどりで鮮やかなものを想像しますよね。

みなさんはどんなものを想像しますか?

私はやっぱり外国のキャンディーですね。

ショーケースいっぱいに飾られる海外のお菓子に、幼少期は釘付けでした。

大きくなった今でも、思わず胸が躍ってしまいます。

そもそも着色料ってどんな影響があるの?

ところで合成着色料は、どうして危険視されているのでしょうか。

ずばり、発がん性があり、アレルギーを引き起こす可能性があるからです。

注意点

ただし、着色料が使われたキャットフードを食べたからといって、すぐに病気になるわけではありません。

なるほど。これを知ると、安全面に関して胸は踊らないですね。

どちらかというと、不安という意味で心拍数が跳ね上がりました。

でも確かに見た目の良さと安全面は紙一重、という関係がこの世界には多いです。

 

着色料を摂取するとどうなる?

実は合成着色料が生物にどれほどの害を与えるかについては、未だよく分かっていないことが多いのです。

理由は以下の通り。

  • 別の添加物と一緒に使われることで危険度が変化するから。
  • 長期間、微量の着色料を摂り続けた場合の研究がほぼ存在しないから。

これ、意外に思いませんでしたか?

私は意外だなと思ったんです。

科学技術や研究が発展した現代でも、未だ詳しく明かされていないなんて。

そう考えると、人間の歴史は長いようで短いですね。

いや、人間の歴史が短いというより、研究に対して人の一生が短すぎるだけかも。

私がおばあちゃんになる頃には、全貌が明かされているんでしょうか。

もしかすると、私がお星様になっても不明なままかもしれません。

私たちが便利に暮らせているのは、

「過去も未来も、どこかの誰かが何かを追求、研究し続けているから」

ということを、忘れずに生きていたいです。

そもそも着色料は必要?

答えは「いいえ」

犬や猫の視覚は色を識別できません。

嗅覚に頼って判断するので、見た目は食欲増進には影響しないからです。

発がん性やアレルギーのリスクを負うだけで、何のメリットもありません。

もし自分の立場であればどうでしょう。

「バンジージャンプを命綱なしでお願いします!もちろん無給で!」

と言われて、

「はい、飛びます!」

とジャンプできるでしょうか。

私だったら、

「失礼!ちょっと急用を思い出しまして!」

と言って早急に立ち去りたいところです。

「利益のためにリスクを犯すことは百も承知」

というのが通説ですが、今回はまさにその逆ですね。

着色料を使う目的

「メリットもないのにどうして使うの?」

と思われるでしょう。

人間の購買意欲を高めることが、主な目的とされています。

犬や猫と違って、人間は視覚で判断しますよね。

着色料を使用しているものと使用していないものとでは、見た目に大きな差があります。

我々飼い主が猫にご飯をあげるとき、

「これ、美味しくなさそう…」

とか、

「本当に食べて大丈夫なの?」

と不安になった商品を、引き続き買いたいと思うでしょうか?

それよりも美味しそうな見た目の方が安心しませんか?

つまり、飼い主から見て食べても大丈夫そうな状態にしてあるのです。

我々も犬や猫みたいに、もっと嗅覚が優れていたら別の未来が待っていたのかも。

もちろん、そんなことが不可能なことくらい心得ています。

だからこそ、人間のためではなく猫自身のために最大限のことをしてあげたいですね。

 

着色料の避け方

原材料表示をよく確認することで、避けることができます。

実際に使用されることの多い合成着色料の一例は、以下の通り。

  • 食用赤色102号
  • 食用黄色5号
  • 食用青色1号など

着色料が含まれていないもの、または少ないものをおすすめします。

ただし、繰り返しになりますが言わせてください。

合成着色料を摂取しても、すぐに影響が出るわけではありません。

あくまで今回お話しさせていただいたのは、

「長期間にわたって摂り続けるとどんな心配があるか」

ということ。

未だ不明なことが多く、断言することは不可能なのです。

とはいえ、

「飼い主と猫、両方において重視する点」

と考えると、確認して損はない項目ですので、しっかりと目を通しておきましょう。

 

キャットフードに含まれる合成着色料には、どんな危険がある?:まとめ

大事なことなので、最後にもう一度確認しておきましょう。

  • 合成着色料は発がん性とアレルギーを引き起こす可能性が高くなる。
  • 摂取したからと言ってすぐには影響は出ない。
  • ただし、摂取し続けるとがんやアレルギーのリスクは高まる。
  • 原材料表示を見て、着色料の有無を確認しよう。

ついつい原材料を見ずに買ってしまいがちなキャットフード。

知らず知らずのうちに、猫の健康を妨げているかもしれません。

飼い主である我々が正しい知識を身につけて、しっかりと守っていきましょうね。

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