キャットフードが開封済みでも寄付はできる?気をつけることは何?

開封済みのキャットフード、思ったより余っちゃった…

とお思いの方。きっと、いらっしゃいますよね。

さながら捨てるのはもったいないし、といったところでしょうか。

「必要としている場所があるなら、そこに送った方が良いよね」

という考えが「寄付」という選択に結びつくかもしれません。

あなたが寄付をしたいと思った時、それを実行する上で必要なこと。

正しい知識。ルール。

どのくらい理解しているでしょう。

  • 「そもそも開封済みのものは寄付できるの?」
  • 「寄付ができる場所って、どこにある?」
  • 「具体的な方法や、気をつけることを知りたい!」

今回は、そんな疑問にお答えしていきます。

知らなかったことを知って、これからに役立ててくださいね。

では、いきましょう。

 

開封済みのキャットフードは寄付できる?

基本的に、開封済みのものは寄付できません。

寄付の条件に「未開封のみ」と指定している保護猫団体が多いですね。

それはなぜでしょう?

主な理由としてはこちら。

  • 届いてから消費するまでに、品質の保持が困難。
  • 何かが混入している(する)可能性があるから。

キャットフードは一度開封して空気に触れると酸化が始まります。

つまり「開封済み」=「栄養価や味などの品質が落ちている状態」なわけです。

そこから寄付の手続きを行なって配送、到着…と考えてみるとどうでしょう。

しかもですよ、到着してからすぐに猫の口に運ばれるとは限りません。

当然、品質の状態は悪化しますし、異物が混入してしまう可能性だってありますよね。

寄付をする前に、寄付をされる側の気持ちを考え、思いやりある行動を心がけましょう。

開封済みのものは寄付することを諦めたほうがいい?

「じゃあもう、開封済みは絶対に寄付できないの?」

と思った方へ。

開封済みでも受け付けている団体もあります。

ただし賞味期限が切れているものはNG。

なるべく賞味期限に余裕のあるキャットフードが良いですね。

また、寄付予定のキャットフードの賞味期限が迫っている場合は、必ず問い合わせましょう。

賞味期限切れのキャットフードを寄付してはいけない理由について知りたい方は、こちらも要チェック。

 

寄付する場所

では早速、寄付ができる場所をご紹介しますね。

保護猫団体

捨て猫や野良猫を保護しています。

あわせて、保健所・動物愛護センターから殺処分される前の猫の引き取も。

譲渡会を定期的に開き、保護猫の里親の募集なども行っていますよ。

保護猫カフェ

直接保護猫と触れ合って、選ぶことができる場所。

売上は保護猫の食事代、保護活動費などに使用されています。

また、地域の保護猫団体などと協力して、猫を保護する活動も行っています。

動物愛護センター

各都道府県にある保護猫、保護犬などの動物を一時保護する場所。

譲渡会を定期的に開き里親を探すなど、殺処分を減らす取り組みを行っています。

どの団体も、多くの猫を抱えています。

そのため常に、キャットフードやその他の物資が不足しがち。

各団体の公式ホームページを見て、寄付の方法や、募集内容を確認してみましょう。

ただし団体によっては、条件があるところもありますので、要注意です。

 

キャットフードの寄付の主な方法

「寄付についての注意点はわかったよ。でも、具体的にどうすればいいの?」

と思った方へ。

方法は主に以下の2つ。

  • 直接持ち込む
  • 郵送

ご自身が住んでいる地域によって、どちらがより適切なものか異なります。

ぜひ、最適な手段を選びましょう。

直接持ち込む

寄付先が近い場合は、持ち込みも視野に入れると良いですね。

ただし、時間の指定がある場合が多いので、必ず事前に問合せましょう。

郵送

送料に関しては、支援者負担をお願いしている団体がほとんどです。

送料も寄付の一部であるという認識を事前にしておきましょう

郵送を行う際に、欠かせない準備

送付先住所を調べる。

これは本当に重要なことですので、ぜひ覚えておいてください。

もちろん、公式ホームページに送付先住所を明記している団体もあります。

一方で、住所を非公開にしている団体も存在します。

こちらは問い合わせれば教えてくれるので、必ず確認をとりましょう。

住所を非公開にする理由

「どうして書いていないの?」

と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これにはきちんとした理由があります。

主な理由としては、ペット放棄や置き捨てを防ぐため。

残念ながらその事例があるために、非公開にせざるを得ないということです。

人間も動物も命の重みは皆、一緒。

いつだって、責任ある行動と、命に対する敬意を忘れずに生きていきたいものです。

 

キャットフード以外で募集しているもの

団体によって様々ではありますが、多くの保護団体では物資が不足しています。

こちらが主な例です。

猫用品

  • キャットフード
  • 子猫用ミルク
  • 猫砂
  • トイレシート

食べ物に関しては、ウエットフードよりもドライフードを。

粉ミルクや缶詰などを募集している団体が多いですね。

排泄用品はもちろん、おもちゃや爪とぎ、ゲージなんかを募集している場合もあります。

その他

  • 毛布
  • タオル
  • トイレットペーパー
  • 新聞紙…など

必要なのは猫用品だけではありません。

掃除に使用するためのビニール袋、トイレットペーパーなども必需品。

もしも、キャットフードの他にも寄付できそうなものがあったら一緒に送ってしまうのも良いでしょう。

要注意

ただし、団体によって物資の過不足には差があります。

送る場合は、必ず各団体のホームページなどで確認してからにしてください。

くれぐれも、不要なものを送って寄付先を困らせないように。

 

キャットフードが開封済みでも寄付はできる?気をつけることとは?:まとめ

いかがでしたか?

既に知っていたという方も、そうでなかった方も、ここで復習しておきましょう。

  • 開封済みのキャットフードは基本的に寄付NG。
  • ただし受け付けている団体もあるので確認しよう。
  • 寄付の手段は持ち込み、または郵送。
  • キャットフード以外でも寄付できるものもある。

寄付をするときは、配慮と敬意を忘れずに行ってくださいね。

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