猫の餌はカリカリだけでいい?栄養は足りる?猫の餌について解説

うちの猫にはカリカリの餌だけあげているんだけど、猫ってカリカリだけあげてればいいのかな?

ウェットフードとかもあるけどたまに変えたりしなくていいのかも気になります。

そんな疑問にお答えします。

猫を飼うと同じ事を考える人は多いと思います。

私も昔、初めて猫を飼った時に「たしかカリカリとウェットフードがあったよな、なんだか缶詰の方がツナみたいで美味しそうだけどカリカリだけでいいのかな?」

と色々考えたのを覚えています。

子どもの時は猫の缶詰のキャットフードをツナ缶に似ていて絶対にカリカリよりも美味しいんだろうなと思っていました(笑)

美味しさもそうですが、栄養面でもカリカリよりもなんとなくウェットフードの方が栄養がたくさん入っていそうな気がしたり。

今回は猫の餌はカリカリだけでいいのか、栄養は足りるのか?ということについて、体験談を混ぜて解説していきたいと思います。

 

猫に必要な栄養素と猫の好物について

まずは猫にとって必要な栄養素について見ていきましょう。

ところで・・・あなたは猫の好物って何か知っていますか?

すぐに思いつくのは魚じゃないでしょうか?

それともお肉ですか?

私はちゃんと調べる前までは猫の好きな食べ物は魚だと思っていました。

ですが、猫は肉食。

一番の大好物は肉なのだそうです!

鶏肉、ねずみ、ウサギなど・・・魚も好きではあるのですがやっぱり1番好きなのはお肉!

ウサギも猫も可愛いじゃないですか、その可愛い×可愛いの弱肉強食。

自然界の摂理とはいえ猫がウサギを食べている姿はちょっと想像したくないですよね。

ですが、一説によると猫はねずみよりもウサギの方が好きなんだとか!

ねずみとウサギが居る場合は猫はウサギの方を食べるようです。

ポイント

動物ごとに必要な栄養素の割合や必須栄養素は違います!

栄養が足りないと健康を維持できなかったり、病気になりやすくなったり寿命に影響を及ぼすので、食事の管理はしっかりしておきましょう。

猫に必要な栄養素

では、そんな肉食の猫ちゃんにとって必要な栄養素をまとめておきますのでご覧ください。

キャットフードも長い年月を重ね、研究も進み栄養もしっかりしているので猫の寿命は延びているんだそうです。

すごいですね!やっぱり食べる物がとても大切なんだということが分かります。

水はどの生き物にとってもなくてはならない栄養の1つです。

水の役割は血液の主成分となります。

体温を調節するのにも必要ですし、体中に栄養素を運ぶのも水がなくてはできません。

タンパク質

猫は肉食なのでタンパク質はかなり重要です。

タンパク質は体の組織の成長や修復、エネルギーにもなる栄養素。

そしてタンパク質はアミノ酸で構成されています。

ですが体内で作れないアミノ酸もあり、作れないものは食べ物から摂取しなくてはいけません。

脂質

脂質はエネルギーですね!

脂質は摂りすぎるともちろん太ってしまいます。

可愛いですが、甘やかして猫ちゃんが欲しがるだけあげないように気を付けないといけませんね!

皮膚や毛の健康、ホルモンや酵素・・・いろいろなものに必要な栄養素なのです。

猫の必須脂肪酸はリノール酸・aリノレン酸・アラキドン酸。

これらは食事から摂らなくてはいけません。

炭水化物

炭水化物は糖質と食物繊維に分けられます。

消化されるのが糖質で、消化されないのが食物繊維です。

猫に取ったら糖質はあまり大切な栄養素ではありませんが、糖質を摂取していますし少しは必要なものになります。

物繊維は人間と同様で腸内環境の正常化や便通を良くしますので、毛玉ケアなどで食物繊維をたくさん摂れるフードやサプリメントもあります。

ビタミン

ビタミンは体の機能を円滑にし、正常な働きや代謝を調整してくれる栄養素です。

体内では合成できないものや合成量が足りないものがほどんどなので食事から摂取すること必須になっています。

ですが、キャットフードには充分な量が配合されていますのであまり気にしなくても大丈夫です。

 

カリカリ(ドライフード)のメリット

カリカリ(ドライフード)のメリットについてお話しします。

今はカリカリが主流となっていますが、実はカリカリがここまで猫ちゃんの餌として人気になったのはここ20年くらいの話なんだそうです。

それまではウェットフードが猫の餌として主流だったので、猫の餌としての選択肢はウェットフードか手作りかという2択だけでした。

それが、カリカリが出始めてからはその選択肢も増え、どんどん猫のご飯も進化していきしっかりと栄養が摂れるようになってきて今は猫の寿命が約8年も延びています。

カリカリのメリット ①総合(完全)栄養食

まずあげられるメリットとして「総合(完全)栄養食」ということでしょう。

これだけでとても便利ですよね!

食べ物1種類で必要な栄養素が摂れるなんて飼い主的にもメリットしかありません。

自分の事でさえも必要な栄養素を摂るなんてなかなか難しいと思います。

私も野菜なんて絶対に足りてないでしょうし、不足しがちな栄養素と言われるものは絶対に不足していることでしょう(笑)

なのでもし総合栄養食のカリカリが無かったら、管理してあげなきゃいけない猫ちゃんのことなんて難しくてしっかりと栄養のあるものを与えてあげられないのではないかと心配になると思います。

総合栄養食のカリカリと水さえあれば猫は生きていけるんです!

これ、この記事の結論になってしまいますがそうなんです。

ですが後でもう少しだけ解説します。

カリカリのメリット ②日持ちする

カリカリはドライなので日持ちするのも大きなメリットの1つです。

やはり食品の管理って大変ですよね!

買い置きができるだけで飼い主さんも楽になります。

カリカリのメリット ③腹持ちが良い

カリカリはドライなのでなんとなく軽くてすぐにお腹が空きそうなイメージもありませんか?

ですが、カリカリは米や麦などの穀類が50%も含まれていたり(最近では穀物不使用のフードも多い)

すごく腹持ちの良いご飯なのです。

カロリーもウェットフードよりカリカリの方が2倍も多く摂れます。

カリカリのメリット ④購入しやすい価格

カリカリはとても安く買えるものもあります。

ペットと過ごすのにはお金もかかりますから、購入しやすい価格のものがあると嬉しいですよね。

ですが安い物のなかには粗悪品もあったりするのでよく注意して購入するようにしてください。

カリカリのメリット ⑤歯石が残りにくい

ウェットフードは柔らかく、食べかすが口の中に残りやすくて歯石になりやすいんでえす。

カリカリは硬いのでウェットフードと比べると口の中に残りにくく、歯石になりにくいと言えます。

猫の歯磨きってしていますか?

あまりイメージがないと思いますが、その通りでほとんどの飼い主さんは猫の歯磨きをしていないんです。

なので3歳以上の猫の8割が歯周病になっているというデータがあります。

歯周病は怖いもので、悪化すると体全体にも影響してきますので注意してください。

 

カリカリ(ドライフード)のデメリット

メリットはなんとなく分かるけど、カリカリのデメリットって何があるのかいまいち分からないかも?という人は多いかもしれません。

悪いところなんてあまりなさそうな気もしますよね。

どんなものでも良い部分だけというわけではありません。

少なからずデメリットは存在します。

カリカリのデメリット ①美味しさではウェットフードの方が上

やはり「美味しさ」という部分ではウェットフードに負けてしまいます。

カリカリがまずいというわけではないのですが、どうしてもウェットフードの方が肉の量が多いので元々肉食の猫からしたらウェットフードの方が美味しいに決まっていますよね!

なのでウェットフードを食べさせたらカリカリを食べなくなってしまう子もけっこういるようです。

美味しい方が良いですよね!

カリカリのデメリット ②水分量が圧倒的に少ない

カリカリはドライフードなので水分がほとんどありません。

やはり猫にとっても水分はとても大切です。

家猫の祖先にあたる猫はあまり水を飲めない環境で生きていました。

それもあってか猫はあまり水を多く飲まないので、自分の体に水分が足りなくてもなかなか気が付けないんです。

なので食事からも水分を摂れたら安心ではあるのですが、ドライフードだと水分は摂れませんよね。

なので猫と生活するなら水分のことに気を遣ってあげることが大切です。

 

猫はカリカリだけでいいのか

結論は猫のご飯はカリカリだけでも大丈夫です。

ただし、総合栄養食であることと充分なお水を飲ませてあげることがとても大切になります。

ですが1番良いのはカリカリとウェットフードを半々であげることなんだそうです。

やはり水分不足による病気などの体調不良を防ぐためにはお水をあまり飲まない猫ちゃんのためにも食事から水分が摂れるように半々であげられるのが良いと言われています。

ウェットフードが美味しいということもあるので、せっかくなら美味しい物を食べさせてあげたいですし半々であげられるといいですよね。

ですが今は穀物不使用だったり、美味しさを追求したカリカリもたくさんあります。

購入者の90%が「今までのキャットフードとは全然違う」と声を上げた売り切れ続出のフードです。

 

猫の餌はカリカリだけでいい?栄養は足りる?猫の餌について解説:まとめ

いかがでしたか?

今猫の餌はどんどん良くなってきていますので、猫の健康に良い物がたくさん販売されています。

ですがその反面、まだまだ粗悪品もなくなっていないのが現状です。

購入の際は成分表やホームページなどの説明をしっかり読んで確認してから猫ちゃんにあげてくださいね!

 

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