おっと。藪から棒ですね。
どうされました?
なるほど、状況が掴めました。
確かに、可能性としてあり得ないことではないですね。
けれど原因を決めつけるには、まだ早いというものですよ。
ええ、もちろん。
猫の抜け毛にはいろんな原因が考えられるんです。
ふっふっふ。それを今から迫っていこうじゃありませんか。
ということで今回はこちら。
- 「そもそも抜け毛の原因って何?」
- 「気を付けることはある?」
- 「対策が知りたい!」
上記のお悩みをお持ちの方に向けてご紹介していきます。
では、まいりましょう。
目次
猫の抜け毛について
さて、では抜け毛の原因をお話しする前にこちらを知っておきましょう。
ココがポイント
そもそも猫は換毛する生き物
ちょっと待って!
Q,換毛とは?
A,毛が生え変わること。
これは文字通りですね。
まさか脱毛とは読まないでしょう。
そう。
猫は年に2回ほど、換毛期を迎えるんです。
意地悪しないで教えてよ!
Q,換毛期とは?
A,季節によって生じる寒暖差に適応するための調整期間。
つまり人間が夏になったら半袖。
冬になったら長袖を着るのと同じ原理です。
しかし猫は洋服を着ているわけじゃありませんよね。
そのかわり、季節によって体毛の量を調節。
「よーし過ごしやすくするぞー」
というわけ。
猫が換毛期に入るとどうなる?
古い毛が大量に抜けて、新しい毛に生え変わります。
春…暖かい毛が抜け落ちる。
すると…→密度が少ない毛が生えてくる。
秋…夏で汚れた毛が抜け落ちる。
すると…→寒さを防ぐための暖かい毛が生えてくる。
覚えておこう
生活環境によっては、換毛期がない場合もある。
抜け毛の主な原因と解決策
ではどんなものが抜け毛の原因になるのか、見ていきましょう。
解決策と一緒に、以下にまとめてみました。
- 食事
- 換毛期
- ストレス
- 加齢
- 妊娠など…
さあ、ここから詳しくご紹介していきますよ。
食事
「猫の食事が、体調や体質に合ったものである」
こちらはいうまでもなく重要なことですよね。
上記が守られていないと、常に抜け毛が多い状態に。
冒頭でキャットフードが抜け毛と無関係ではないと言ったのはこのため。
覚えておこう
食事が合っていないと、抜け毛だけでなく、毛のつやがなくなっていく場合も。
以下の場合も要注意
- おやつが多い
- キャットフードの好き嫌いが激しい
- しっかり食べていないなど
解決策
体調や体質に合ったキャットフードを選ぶ。
換毛期
覚えておこう
猫の毛は基本、毎日抜ける。
これは人間も同じ。
髪の毛が1本も抜けない日はありませんよね。
毎日どこかで必ず抜けてしまいます。
もちろん、私たちの意思とは関係なく。
ココがポイント
特に春頃は、寒さから身を守るための冬毛が抜けるようになる。
つまりこの時期、多くの抜け毛を目にすることに。
解決策
毎日ブラッシングする。
ストレス
恐怖、緊張など、様々なストレスによって抜け毛が増えることも。
こちらも人間と同じですね。
生きていると必ず生じるもの。
猫も人間も、できる限り「ストレスフリー」な社会で生きたいものです。
解決策
ストレスの原因を探り、可能なものは改善へ。
まずは問題を究明することに尽くしましょう。
猫の様子を観察し、ストレスの徴候を探してみてください。
例えばこんなとき
- 震える
- 騒音
- 新しいペットが増えた…など。
原因に応じて改善をはかり、愛猫のストレス軽減につなげましょう。
加齢
老猫になると、うまく毛づくろいができなくなってしまいます。
そこに必要なのは労りと手助けです。
ぜひ力になってあげましょう。
ちょっと待って!
Q,毛づくろいができないとどうなる?
A,毛が絡まったり、抜け毛が増えてしまう。
解決策
毎日ブラッシングする。
妊娠
妊娠中のホルモンの変化が抜け毛につながることも。
覚えておこう
特に、母猫。
多く抜けてしまうのは腹部の毛。
これは子猫への授乳に備えているためですね。
解決策
授乳が終わればやがてなくなるので、優しく経過を見守ろう。
ブラッシングの必要性と重要性
ここでは、ブラッシングの必要性と、その重要性についてご紹介していきますよ。
まずはこちら。
「どうしてブラッシングをする必要があるの?」
この疑問からお答えしていきましょう。
ブラッシングの必要性
ずばり、抜け毛はアレルギーを引き起こす原因になってしまうから。
例えばこんなとき
- 家具についている抜け毛をはたく。
- 床に落ちている抜け毛の上を歩く。
さあ、次に予想できる展開は?
そうです。
抜け毛は空中で舞を披露してくれますね。
ひらひらと。
この舞が劇団によるものだったら、さぞ綺麗だったでしょう。
しかしこの舞は抜け毛によるもの。
これらは「ハウスダスト」の増える要因に。
ちょっと待って!
Q,ハウスダストとは?
A,室内塵のこと。
1mm以下のホコリのこと。
アレルギーを引き起こす要因につながるもの。
想像してください。
抜け毛とホコリが混じったハウスダストが、部屋中に飛散する事態を。
ブラッシングをするということは、つまり?
「抜け毛がどこかへ放浪する前に、事前にこちらで回収しよう!」
というわけです。
ハウスダストを吸い込むとどうなる?
アレルギー症状がでる危険性がある。
具体例- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻詰まり
- 皮膚の炎症
- 喘息など
特に以下に該当する方は、症状の悪化を招く原因にもなってしまいます。
こんな人は要注意
- 鼻炎持ちの方
- アトピー性皮膚炎の方
さあ、ハウスダストの快進撃は止まりません。
被害は猫にも及びます。
猫の抜け毛にはアレルゲンが付着しています。
ちょっと待って!
Q,アレルゲンって?
A,アレルギーのもとになるもの。
猫にどんな被害が起こるの?
目のかゆみによって、爪で搔いてしまう。
→結膜炎や角膜炎などの炎症を引き起こすことも。
猫砂が肉球や毛に付着すると、毛づくろいの際に口に入ってしまう。
→喘息を発症する要因につながる。
ココがポイント
抜け落ちる前に、対応すること!
その具体的で効率的な手段がブラッシングというわけ。
ブラッシングの重要性
さて、では次にお話しするのはブラッシングの重要性について。
- 抜け毛緩和
- 毛玉の吐き出しを防ぐ
上記2点の効果が見込めます。
抜け毛緩和については、先ほど申し上げました通り、こちら。
おさらい
抜ける前に、事前にこちらが回収する。
ということで次はこちらにフォーカスを当てます。
「毛玉の吐き出しを防ぐ」
さあ、ではその前に猫が毛玉を吐き出す原理に目を通しておきましょうか。
猫が毛玉を吐き出す原理
猫は熱心に毛づくろいを行います。
1日の間で寝ている時間の次に、時間を費やすほどですね。
ちょっと待って!
Q,毛づくろいって?
A,自分の舌を使って体をなめることで、体の汚れを落としている。
また、体温調整などの役割も。
さて、毛づくろいの過程で抜けた毛はどこへ?
そう、猫自身が飲み込んでしまいますね。
「便として排出されて解決」
…といきたいところですが、残念ながらそう簡単にいきません。
ココがポイント
飲み込んだ毛の量が多い場合、食道で毛玉に。
そのため吐き出して、体内から出しているというわけなんです。
毛玉を吐き出す原理を理解したならもうお分かりのはず。
こまめにブラッシングを行っていれば、毛づくろいの際に飲み込まなくてすみますよね。
ココがおすすめ
飲み込んだとしても、少ない量だから安心できる。
いずれにせよ、こまめなブラッシングにはメリットがあります。
人間だってボサボサの髪の毛よりも、くしを使って整えた方が気持ちいいですし。
まあ、冬は静電気でバチバチですけれどね。
人間の髪の毛は、ほどほどに整えていれば大丈夫です。
猫について教えて!キャットフードと抜け毛って関係があるの?:まとめ
今回もてんこ盛りでお送りしてきました。
さあ、今回のおさらいです。
- 猫の抜け毛の原因は複数ある。
- 特に抜け毛が多いのは換毛期。
- 抜け毛対策として効果的なのはブラッシング。
- こまめにブラッシングすることは猫の健康にも繋がる。
いかがでしたか?
ブラッシングをするときは、愛猫への優しさを忘れずに行ってくださいね。
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