そうですよね。私も少し前まではロシアンブルーって眼の色がブルーだからロシアンブルーって呼ぶんだと思っていました。
実はロシアンブルーだけではなく子猫は「キトンブルー」といってほとんどの猫が小さい頃は「ブルー」の目をしています。
さらに、ロシアンブルーの目の色は成猫になるにつれてエメラルドグリーンに変わっていきます。
話しは変わりますが、グレー猫の雑種って日本には少ないそうなんです。
そんなことやロシアンブルーの値段、性格など、ロシアンブルーを飼う時に必要な知識を調べました。
こんな人にはぜひ読んで欲しい
ロシアンブルーっていくらするの?
ロシアンブルーの捨て猫って考えられる?
ロシアンブルーを飼いたいけど知っておくべきことは?
目次
ロシアンブルーはいくら?
ロシアンブルーの価格は買う場所によって違います。
ブリーダーさんやキャッテリーさんだと15~25万(血統書がついてくるとそれ以上もあります)になります。
ペットショップでは20万前後になります。
どこで買うのがおススメかというと専門のブリーダーさんやキャッテリーさんということになるでしょうか。
やはりペットショップより大事に育てられているイメージがあります。
できるならば、ブリーダーさんの中でも猫舎見学を受け入れてくれるところが良いようです。
劣悪な環境で商品としてのみ扱われている場合もあるそうですので注意が必要です。
ロシアンブルー眼の色いつ変わる
よく間違われるそうなのですが、ロシアンブルーのブルーは毛の色のことで眼の色のことではありません。
確かに小さい頃のロシアンブルーは青い目をしています。ですが、これは猫に特有の「キトンブルー」といってどの猫にもあるものです。
「キトンブルー」は直訳すると「子猫の青」という意味でロシアンブルーだけではなくどの猫にもあるものです。
そこからいろんな猫の種類特有の「眼の色」に変わっていきます。
ロシアンブルーだとエメラルドグリーンですね。個体差によって黄色っぽい目の子もいます。
なので眼の色だけではロシアンブルーかどうかの判断は難しそうですね。
「キトンブルー」の目から本来のロシアンブルーの目の色に変わるのは2か月から2歳ごろまでといわれています。
目の色の変わり方はいきなり変わるのではなく少しづつ変わっていきます。
気が付いたら「エメラルドグリーン」になっていたという感じになるそうです。
ロシアンブルー何年生きる
ロシアンブルーの平均寿命は13~15歳といわれています。アメリカではロシアンブルーの平均寿命は15~20歳ともいわれます。
違いは何か調べましたがわかりませんでした。
ですが、日本でも20歳まで生きたとか22歳まで生きたとかもいわれる方もいらっしゃいますのでそれくらいなのかもしれません。
なにはともあれ、ロシアンブルーの寿命があるうちは、しっかりお世話できるようにしておかないといけませんね。
ロシアンブルー:人間年齢互換表
ロシアンブルー年齢 | 人間の年齢 | ロシアンブルー年齢 | 人間の年齢 |
1か月 | 1歳 | 7歳 | 44歳 |
2か月 | 3歳 | 8歳 | 48歳 |
3ヶ月 | 5歳 | 9歳 | 52歳 |
6か月 | 9歳 | 10歳 | 56歳 |
9か月 | 13歳 | 11歳 | 60歳 |
1歳 | 18歳 | 12歳 | 64歳 |
1歳半 | 20歳 | 13歳 | 68歳 |
2歳 | 24歳 | 14歳 | 72歳 |
3歳 | 28歳 | 15歳 | 76歳 |
4歳 | 32歳 | 16歳 | 80歳 |
5歳 | 36歳 | 17歳 | 84歳 |
6歳 | 40歳 | 18歳 | 88歳 |
人間の5~6倍のスピードで生きてるんですね。じゃあ18歳まで生きてくれたら大往生(だいおうじょう)ですかね。
ロシアンブルーどんな猫
性格
ロシアンブルーの性格は良い面では
飼い主に忠実で犬のような性格といわれる。
飼い主のふんい気からいけないことを感じ取る。
自分の気持ちをおさえて飼い主に合わすことができる。
飼い主の言葉から学ぼうとする。
ボイスレスキャットといわれるくらい鳴かない。
悪い面では
気むずかしい
警戒心が強い(なれるまでは)
おくびょう
人見知り
プライドが高く気まぐれ
ストレスに弱く細やかなキャラクター
人により、とらえかたにより良い面・悪い面はかわりますけどね。
ロシアンブルーを飼う時はこういう性格を考えて行動してあげると良いと思います。
ロシアンブルーの性格から飼う時の注意点としてはスキンシップをたっぷりとる。
警戒心の強い猫の種類なのでさわがしい環境はさける。また、不意の来客・多人数の来客を避けるなどでしょうか。
かしこい猫であるのでしつけもしやすい猫の種類だとも言われています。
特徴
ロシアンブルーの被毛は短毛のダブルコートです。
その毛並みはシルクのじゅうたんのようなビロードのような本当に気持ちの良い手ざわりです。
ダブルコートとは
毛の生え方の種類でオーバーコートとアンダーコートの2種類の毛が生えていることをいいます。
ダブルコートの猫は比較的寒い地域で生まれた猫がおおいようです。寒さに耐える為と考えられています。
この被毛の手ざわりはロシアンブルーを飼う上でのだいごみのひとつといえるでしょうね。
でも、あまりやりすぎると、最初はなでられていることに気持ちよかった猫がイヤになってきます。
するといきなり「ガブーっ」と噛まれることもあるので注意してくださいね。
また、ダブルコートの猫はシングルコートの猫と違い春と秋の換毛期に抜け毛が多くなります。
毛づくろいをしている時に猫が毛玉を飲み込んでしまうこともあるので注意が必要です。
換毛期とは
「換毛期」とは猫の毛が生え変わる時期を言います。通常春(3月ごろ)と秋(11月ごろ)年2回あります。
人間が衣替えをするのと同じように猫も年に2回夏仕様と冬仕様に毛が生え変わります。
そして、この色がアッシュグレーのきれいな色なんです。
ロシアンブルーの中には他にもホワイト・ブラック・ブルーポイントなどの色があります。
ですが、公認カラーとして認定されているのはこのアッシュグレーの色のみです。
公認色とは
キャットショーに出品するときに認められてない色。また、血統書を出せない色のこと。
猫の世界の血統書団体はいろいろあって権威性のあるものからないものまでいろいろですね。
ロシアンブルー生い立ち
ロシアンブルーはその名の通りロシア生まれです。ロシアの片田舎で育っていたのが原型といわれています。
また、ブリーディングの歴史ともいわれます。
数度の戦争にあい、人間も食糧難の時に猫にまで与える食事がないため、個体数が減るということがありました。
その後このままではロシアンブルーが消滅してしまうと考えたイギリスのブリーダーがいました。
ブリティッシュショートヘアなどと掛け合わせることによって個体数を増やし、また、あのグレーの被毛を守ったともいわれています。
また、その後の戦争の食糧難で同じように個体数を減らしたときもありました。
そのときにシャムなどと掛け合わせることによって個体数を維持したという話もあります。
ロシアンブルーの中でまれにブルーポイントの猫が生まれるのはこのためだと言われてます。
ロシアンブルーのブルーポイント
被毛の色は白で手足・しっぽ・鼻先や眼だけがブルーの色をしている。
過去に種の保存のためにシャム(サイアミューズ)と掛け合わせたことで遺伝子情報にその名残がある為まれに生まれる。
その後この時は戦争や種の保存には関係ないのですがオーストラリアのブリーダーがブラックやホワイトを作り出したようです。
ロシアンブルーが捨て猫になるっていうことある?うちの子は?:まとめ
「ロシアンブルー」って知れば知るほど魅力的な猫の種類ですね。
ブリーダーさんとかだと、血統書の関係もあり純粋なロシアンブルーもいますし、今はミックスも多いようですね。
その猫がロシアンブルーである、ロシアンブルーではない。
どちらにしろ、飼うと決めたら捨て猫にしないという愛情が必要ですね。