ロシアンブルーを飼育している人の中には、とつぜん凶暴化して驚いた方もいるのではないでしょうか。
ロシアンブルーは普段は穏やかなのですが、繊細で警戒心が強いことからストレスがたまりやすく凶暴化しやすいと言われています。
いつもおとなしい猫が牙をむいて威嚇していきたらかなり驚きますよね。
そこで今回はロシアンブルーの凶暴化について徹底調査しました。
▼以下の疑問が解決できる内容となっています。
「凶暴化した際の対応策と予防法を知りたい!」
ロシアンブルーの凶暴化を防ぐためにはズバリ『ストレスを減らすこと』が大事です。
ストレスを上手に解消してあげて、ロシアンブルー本来の愛情深い魅力的な性格を楽しみましょう。
目次
ロシアンブルーの性格は凶暴?飼いにくい?
ロシアンブルーは普段はおとなしいのですが、凶暴化の原因となるストレスをためやすいという特徴があります。
▼ロシアンブルーの性格で良く言われる特徴は以下のとおり。
- 警戒心が強い
- 心を許した相手には愛情深い
- 繊細なので環境の変化が苦手
- 活発に動くのが大好き
このように、警戒心が強く繊細な部分が影響してストレスがたまりやすい傾向にあります。
また本来活発で動くのが大好きな猫種なのですが、一緒に遊ぶ時間をとってあげたり、遊ぶ環境を整えてあげないと発散できずにいることも。
このようにストレスが蓄積されることで凶暴化してしまうことがあるのです。
ロシアンブルーの性格が凶暴化する原因
ロシアンブルーが凶暴化する原因を細かくみていきましょう。
我が家のロシアンブルーは
たまに豹変して凶暴になります🐈⬛獣医さんからもロシアンブルーは
凶暴な子が多いって言われます😇皆さんの周りのロシちゃんは
どうですか🤔?
ぜひ投票で教えて下さい🙏#猫 #ロシアンブルー#猫好きさんと繋がりたいロシアンブルー、攻撃的な一面ある?🐈⬛
— ねこた (@harubo_neko_jp) December 4, 2021
上記のようなネット上の意見にもある通り、凶暴化するロシアンブルーは一定数いるのです。
ロシアンブルーはその繊細で警戒心が強い性格からストレスがたまりやすく、凶暴化しやすい猫種といわれています。
ロシアンブルーの気持ちを理解しお互いに心地よく共存するためににも、まずは凶暴化する原因について把握しましょう。
▼ロシアンブルーが凶暴化する原因は以下の5つです。
- 警戒している
- 運動不足
- 愛情不足
- 生育環境が影響
- 病気がひそんでいることも
1つずつ見ていきましょう。
1.警戒している
ロシアンブルーは繊細で警戒心が強い性格から、環境の変化が苦手です。
▼例えばこんなことはありませんか?
- 引越ししたばかり
- 新しい家族が増えた
- 人の出入りが激しい
- トイレやベッドなどがいつもと違う
このような環境だと、ロシアンブルーが落ち着くことができず、警戒心が強くなり凶暴化する可能性が高まります。
2.運動不足
ロシアンブルーは運動不足になるとストレスがたまる傾向にあります。
ロシアンブルーは狩猟本能が強く残っている猫種なので、活発で運動が大好きな子が多くいます。
そのため退屈を寝て紛らわすなどしていると運動量が不足してストレスになることも。
ロシアンブルーには活発に遊べるような工夫が必要なのです。
3.愛情不足
ロシアンブルーは飼い主など心を許した相手への愛着が強いことでも知られています。
遊んでもらったり、一緒に過ごす時間が少なすぎると欲求が満足できすにストレスをため凶暴化したという事例もあります。
特に新しい猫や家族を迎えたとき、飼い主の外出が多い時は意識して猫との時間をつくって愛情を感じることができる工夫をしてあげましょう。
4.生育環境が影響
ロシアンブルーはお迎えするまでの生育環境によっても凶暴な性格になる可能性があります。
例えば人間から暴力やネグレクトなどの虐待を受けて育つと、警戒心が強すぎる子になったり、また社会性が培われずに意図せず凶暴な性格になってしまうことも。
「昔のトラウマが何かをきっかけにフラッシュバックしたようで、とつぜん攻撃してきた」という人もいますよ。
ロシアンブルーをお迎えして凶暴が過ぎると感じたら、生育環境が良くなかった可能性があることも知っておきましょう。
5.病気がひそんでいることも
ロシアンブルーの凶暴化の原因には病気が潜んでいることもあります。
▼猫が凶暴化する原因には次のような病気の可能性があります。
- てんかん発作
- 脳神経疾患
- その他の病気
これらは見た目では判断できないので、あまりにも凶暴が過ぎる場合は一度動物病院に相談すると良いでしょう。
「動物病院に診てもらったところ、病気は見つからなかったけれど抗不安薬を処方してもらって様子を見る事になった」という人もいますよ。
それまでは穏やかに過ごしていたのに、突如凶暴化して手がつけられなくなった場合は病気の可能性もあるので、自己判断せずに受診を心がけましょう。
オスとメス凶暴化しやすいのはどっち?
ロシアンブルーはメスの方が凶暴化しやすいと言われています。
@mineruba634 筋肉むきむきのロシアンブルー(メス)で中身は凶暴なライオンって感じ
— 翅繭 (@fry_cocoon) May 6, 2016
ロシアンブルーはオスとメスで少し性格が違います。
一般的には、オスは飼い主に甘えたり忠実な子が多く、メスは警戒心が強く自分の気分で甘えるなどの特徴があります。
このようにメスの方が警戒氏が強く繊細な面があるため、凶暴化しやすいのです。
調査中にも「メスのロシアンブルーが凶暴化している!」との声が多かったですよ。
ロシアンブルーの性格が凶暴化するとどうなる?
▼ロシアンブルーが凶暴化すると次のような行動をとります。
- 威嚇する
- 噛みつく
- 引っかく
「凶暴化したロシアンブルーにケガをさせられた」と痛々しい腕を見せてくれた友人のことを思い出します。
引っかかれたり噛みつかれたりすると、細菌感染の可能性もあるので、威嚇されたら素早く逃げるようにしましょう。
対応策|性格が凶暴化したロシアンブルーのなだめ方
ロシアンブルーが凶暴化したときの対応策を紹介します。
ロシアンブルーはかなり活発な猫種なので、凶暴化すると手がつけられません。
凶暴化したロシアンブルーのなだめるポイントは『その場から離れる』『強く叱らない』の2点です。
その場から離れる
凶暴化したロシアンブルーをなんとか落ち着かせようと、抱っこしたり撫でたりしようとしてはいけません。
たいてい興奮しているので、ケガをするはめに…
別の部屋に避難しつつ、興奮が収まるまで様子をみましょう。
興奮が収まってもまだ警戒している可能性もあります。
飼い主から近づくのは避け、向こうから近づいてくるのを待つと良いでしょう。
強く叱るのはNG
繊細な性格のロシアンブルーに対して大きな声や暴力でしかるのは、どんな時でも控えましょう。
とくに凶暴化しているときに強く叱ると、より興奮して凶暴度がアップすることになりかねません。
予防|ロシアンブルーの性格が凶暴化しないために
ロシアンブルーが凶暴化しないために普段から気を付けるポイントを紹介します。
- 環境を整える
- 運動させる
- 愛情を与える
1つずつ解説していきます。
1.環境を整える
ロシアンブルーにとって良い環境を整えてあげましょう。
ロシアンブルーは繊細で警戒心が強いため、環境の変化や不快な状況を好みません。
▼環境を整えるポイント
- 逃げ場所を作る
- トイレの砂は清潔に保つ
- 模様替えはなるべく控える
・逃げ場所を作る
来客時やストレスがたまったときなど、いざとなったら逃げ込める、猫だけの空間を作ってあげる良いでしょう。
押し入れやケージなど、その子だけの隠れ家を作ることで強いストレスから身を守ることができます。
・トイレの砂は清潔に保つ
ロシアンブルーをはじめ、猫にとってトイレは繊細な問題です。
トイレが落ち着ける空間になるように、トイレの掃除をこまめにしてキレイな状態をキープしてあげることで快適にすごせるでしょう。
・模様替えはなるべく控える
繊細で警戒心の強いロシアンブルーにとって、部屋の環境が変わることは大きなストレスになります。
なるべく配置を変えたり、新しい家具を一気に変えるなどの模様替えをするのを控えることでロシアンブルーのストレスを軽減することができます。
2.運動させてストレス発散
運動が大好きなロシアンブルーは活発に動ける環境があるとストレスがたまらずに過ごせるでしょう。
ロシアンブルーは活発で運動が好きな猫です。
ところが退屈すると寝てすごし、知らず知らずのうちに運動不足になることもあるのです。
▼以下のようにロシアンブルーが体を動かせるように工夫してあげましょう。
- 飼い主が一緒に遊んであげる
- キャットタワーやキャットウォークを配置する
- ハーネスをつけて散歩に連れていく
仕事などで外出が多い人は、日ごろどれだけ運動しているか把握できていなく、不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
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3.愛情を与える
ロシアンブルーにとって飼い主からの愛情を感じることはとても大事なことです。
一度心を許した相手への愛着や忠誠心が強いことでも有名なロシアンブルーなので、あまりにも放置されたり、構ってもらえないと欲求不満から凶暴化することも。
外出が多くて忙しい人はとくに、意識的に一緒に遊んだり、甘えさせてあげる時間をつくると良いでしょう。
凶暴!?ロシアンブルーのホントの性格は?凶暴化の原因はストレス!:まとめ
ロシアンブルーは警戒心が強く、繊細な性格なのでストレスから凶暴化することがあります。
猫が凶暴化する原因には生育環境の影響や病気が隠れていることもあるので、手に負えない場合は受診すると安心です。
凶暴化した場合は無理してなだめようとせず、別の部屋などに避難して様子をみましょう。
また凶暴化させないために、日頃からストレスのたまらない環境を整えて運動量を確保してあげましょう。
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