飼い猫を探しにペットショップに行った人の中には、ロシアンブルーのかわいさに一目ぼれしてしまった人も多いのではないでしょうか。
ロシアンブルーの平均寿命は13年ですがそんな長い間、自分や家族のライフスタイルに合わないような性格だったら…と思うと不安になりますよね。
そこで今回は以下の内容についてお伝えします。
オスとメスの性格の違い
ロシアンブルーのオス・メスごとの性格がわかると同時に「自分や家族のライフスタイルと合っているのか?」もわかる内容となっております。
ロシアンブルーの性格が家族にマッチしていれば、人間と猫両方が充実した生活を過ごすことができるでしょう。
目次
ロシアンブルーの性格や特徴5つ
ロシアンブルーの性格や特徴を5つ紹介します。
ロシアンブルーがどんな猫なのかを知り、お迎えした時のイメージを膨らませましょう。
- 警戒心が強い
- 心を許した相手に忠実
- 繊細で神経質
- 動いたり遊んだりが大好き
- 鳴き声が大きくない
それでは1つずつ解説していきます。
1.警戒心が強い
ロシアンブルーは警戒心が強く、人見知りと言われています。
特に初対面の人に懐かないで逃げてしまう子が多いという特徴があります。
2.心を許した相手に忠実
警戒心が強く人見知りをする一面があるものの、一度心を許した相手にはかなり懐きます。
どこに行くにも一緒に行動したり、飼い主が帰宅するときは玄関にそっと座ってお出迎えしてくれることも。
そんな様子があることから「ロシアンブルーの性格は猫ではない」とか「さながら犬のような忠誠心を持っている」と噂されることもあるんですよ。
一方で嫉妬深かったり、飼い主にかまってもらえないと鳴きつづけるなんて子もいます。
3.繊細で神経質
ロシアンブルーは繊細で神経質な一面もあります。
例えば来客時に逃げたり隠れたり、騒がしい環境が苦手な子が多いのも特徴の1つです。
こんな繊細な性格からストレスがたまりやすく、糖尿病や尿路結石などの疾病にかかる可能性が高いのです。
またストレスを感じやすいことで寿命が猫の平均寿命15年よりも2年ほど短いというデータもあります。
ロシアンブルーの飼育を検討している人は、ロシアンブルーがストレスに感じないような落ち着いた環境を整える必要があるでしょう。
4.動いたり遊んだりが大好き
ロシアンブルーは狩猟本能が色濃くのこっているため、運動や遊びを好む子が多い種類です。
繊細で警戒心が強い性格でありながら、動くのが大好きでかなり暴れまわる子もいるんですよ。
特に飼い主と遊ぶのが大好きなので、1日10分は遊んであげる時間を作ると良いでしょう。
またキャットタワーやキャットウォークを用意してあげたり、可能ならハーネスをつけて散歩に連れていってあげるなど工夫してあげると満足感が高まるでしょう。
5.鳴き声が大きくない
ロシアンブルーは『ボイスレスキャット』とも呼ばれるほど、鳴き声がしずかな猫としても有名です。
そのため集合団地で飼育するのにも向いているという意見もあります。
「無駄鳴きはしなく声も小さい」という人もいますが、一方で「かまってあげないと、しつこく鳴く」という人もいます。
鳴き声は小さいことが多い猫種ですが、猫それぞれの個性により大きい鳴き声をあげる子もいることも覚えておきましょう。
不安な人はお迎えする前に、普段の鳴き声がどれくらいの大きさかペットショップやブリーダーさんなどに確認してみると良いですよ。
オスとメスでロシアンブルーの性格は違う?
ロシアンブルーはオスとメスとでも性格に特徴がある猫種です。
それぞれの特徴について解説します。
オスは従順で活動的
猫は気まぐれとかいうけど思ってた以上に情深いんですよねぇ
職場に遊びにくるロシアンブルーの雄猫なんだけど甘え方がワンコ以上に激しいw— さとる (@gacharicspin777) November 5, 2016
ロシアンブルーの特徴の1つである『飼い主には従順』という性格はオスの方がより顕著に現れます。
また狩猟本能が強く活発に動くのもオスのロシアンブルーに多い特徴です。
オスは一度心を許した相手の足元からなかなか離れない子も多く、飼い主が動くたびにべったりくっついてくる甘えん坊な子が多くいます。
オスのロシアンブルーを飼育している人の中には「困ったときに助けてくれようとしたり、具合の悪いときにそっと寄り添ってくれたり…」と飼い主を気遣う様子を見せる子もいるんですよ。
またオスは活動的で、部屋中あばれまわったり、飼い主の肩にのろうとしたりする子もいます。
好奇心が強くメスに比べて行動範囲も広いので、いろんな場所で遊ぶことが多いですよ。
メスはヤンデレで抱っこが嫌いな子も
自分から来たときじゃないと体の上には乗ってくれないし、抱っこしてもすぐ降りるから、甘えに来たときは全力で甘やかして撫で回す。
猫の代表といってもいいほどのツンデレ。ロシアンブルーのメスはだいたいそうらしい。— ミナミ (@poohstitch1225) August 9, 2018
メスはヤンデレ・ツンデレの傾向があり、クールな印象の猫が多いのが特徴です。
メスはオスに比べて警戒心が強いため、好奇心旺盛なオスと比べると人に懐きづらいことが多いのです。
知らない人が来たら逃げたり、隠れたり、たまに威嚇する子もいます。
しかし隠れていた…と思ったら気まぐれに出てきてかまって欲しがるなんてこともある一面も。
このようにかなり気まぐれなので、飼い主が抱っこしようとしても嫌がる子もいますよ。
また家族の中でも一定の人に心を開き、甘えたり独占しようとしたりします。
このような性格的特徴があることから、ロシアンブルーのメスはツンデレとかヤンデレとか言われることもあるのです。
メモ
ツンデレ…敵対的な態度と好意的な態度、2つの性質を持つ様子
ヤンデレ…「病んでる」+「デレ」の合成語で、好きな気持ちが強すぎるあまり精神的に病んだ状態になること。
そんな「ヤンデレ・ツンデレで気まぐれな部分がたまらない!」と一部の人に人気を集めているのがロシアンブルーのメスなのです。
去勢や避妊をすると性格が変わることも
ロシアンブルーに限らず、猫は去勢や避妊手術を行うと性格が穏やかな方に変わると言われています。
それぞれどのように変化するか、その特徴を紹介します。
オスはより甘えん坊に
ロシアンブルーのオスは『従順で活動的』な特徴がありましたね。
そんなオスが去勢手術をすると以下のように変化します。
活動的⇒動きが穏やかになる
従順⇒甘えん坊が加速する
このようにロシアンブルーのオスは去勢することで、狩猟本能が薄れて活動的な部分が落ち着きます。
去勢前は猫じゃらしなどで遊んで欲しがっていたオスも、去勢後は遊びの回数が減る一方で飼い主に甘えることが増えることも。
「去勢後は飼い主への甘えがつよくなり、かなりの『かまってちゃん』になってしまった、まるで犬!」なんて言う人もいますよ。
メスは穏やかになる
ロシアンブルーのメスは『ツンデレ・ヤンデレで気まぐれ』という特徴がありました。
このようなメスが避妊手術を行うと次のように変化します。
ツン部分⇒穏やかになり甘えるようになる
発情期鳴き⇒おさまる
メスは本能で子どもを守るために張り詰めた気持ちを持っていて、それが警戒心を強めることでツンデレ・ヤンデレと言われるのです。
避妊手術を行うことで、そんな張り詰めた気持ちが落ち着き穏やかになる子もいますよ。
またメスは発情期にしつこく鳴く子が多いのですが、避妊によりそんな発情期鳴きを抑える効果もあります。
ロシアンブルーの性格に合わせたしつけ方
ロシアンブルーの性格に合わせたしつけ方を紹介します。
ロシアンブルーは「賢くてしつけもしやすい」と言われる一方で、警戒心が強くて繊細なので強く言うと萎縮してしまう傾向にあります。
▼そこでロシアンブルーのしつけを行うポイントを解説します。
信頼関係ができるまで様子を見る
ロシアンブルーは警戒心が強い猫種です。
そのためお迎えして間もなくの信頼関係が出来ていないときに”しつけ”しようと叱ると、警戒心を強めて懐くのに時間がかかってしまうことも。
まずはおもちゃで遊んだり、撫でてあげたりすることで信頼関係をゆっくり築いていきましょう。
ロシアンブルーの様子をみて「気を許してきてくれたかな?」と思えるタイミングでしつけを開始すると良いですよ。
大きな声で強く叱らない
ロシアンブルーは繊細な性格を持っているので、大きな声で強く叱られると萎縮してしまうことがあります。
そうなると飼い主との信頼関係も揺らいでしまったり、トイレなどの行為自体にトラウマを持ってしまう可能性もあるのです。
ロシアンブルーのしつけをするときは『いつもと同じ声の大きさで強く言わないこと』が大事です。
ロシアンブルーが向いている人の特徴
さいごにロシアンブルーが向いている人の特徴をまとめます。
『一般的に言われるロシアンブルーの性格』と『オス・メスごとの性格の特徴』をお伝えしました。
▼そんな特徴のあるロシアンブルーが向いている人のチェックリストを3種類用意します
- ロシアンブルーが向いている人
- オスのロシアンブルーが向いている人
- メスのロシアンブルーが向いている人
ロシアンブルーのお迎えを検討している人はぜひ確認してください。
ロシアンブルーが向いている人
- 一人暮らしや年配で来客が少ない
- 静かな家で暮らしている人
- マンション住まいの人
- 環境の変化が少ない
- 家にいる時間が多い
オスのロシアンブルーが向いている人
- 甘えてほしい
- 元気に動きまわる猫がいい
- たくさん遊んであげられる人
メスのロシアンブルーが向いてる人
- 猫の自由気ままな所が好きな人
- 自分だけに懐いてほしい
オスとメスで違う性格!?ロシアンブルーって本当はどんな猫なの?:まとめ
ロシアンブルーの性格や特徴をオスとメスに分けて紹介しました。
オスは従順で活動的な面が強くでます。
一方メスはツンデレ・ヤンデレで気まぐれな子が多いのが特徴です。
それぞれ去勢や避妊手術を行うことで特徴が和らぎ甘えん坊な部分が強くなる子が多いですよ。
ロシアンブルーはオスとメス共通して繊細でストレスがたまりやすい性格なので、しずかで落ち着ける環境の人におすすめの猫です。
ロシアンブルーのお迎えを検討している人は、今回紹介した『ロシアンブルーが向いている人の特徴』をチェックしてみましょう。