猫を飼っていたら、もふもふを思う存分抱っこしたり撫でまわしたい衝動にかられます。
でも猫って抱っこ嫌いですよねえ。
我が家の猫も私が満足するまでもふもふさせてもらったら、そのあとしばらく近づいてくれませんでした。
寂しいなあ・・・
まず、抱っこが好きな猫っているのかなあと調べてみたら、いました!
ぬいぐるみという意味の名を持つ「ラグドール」。
抱っこしても抵抗なく、だらんと垂れて、温厚で抱っこ好き。
なんて魅力的な性格!
でも長毛でお手入れは大変そう・・・
抱っこができて、あと気持ちのいい触り心地の猫がいたら最高!
肌触りのいい猫といえば、シルクのような触り心地で綺麗な毛色の「ロシアンブルー」。
どちらも兼ね備えた猫がいればいいのにな・・・
そんな時は両方の魅力を兼ね備えたミックス猫をお迎えするという手もあります!
目次
ミックス猫って何?
最近はミックス猫の販売が当たり前になっています。
と思った方、私も同じ疑問を持ちました。
ミックス猫とは、両親の猫種が血統書などで分かっているブリーダーのもとで交配された猫のことです。
雑種は、両親が違う種類で交配した結果生まれた猫全般をいうので、ミックス猫も雑種の一つです。
つまり、雑種という大きな分類の中に、ミックス猫という小さな分類があるということですね。
雑種の中でもミックス猫は、両親が分かっているので成長したらどんな柄や体型になるのか予測しやすいです。
また、性格やかかりやすい病気などの情報も集めやすいというメリットがあります。
ペットショップ側も説明しやすくて、飼うときの参考になるってことですね。
純血種に比べて、体が丈夫で長生きなのも雑種の魅力の一つです。
私が小学生の時に拾ったキジトラ猫は自由に外に出ていたのに、21年も生きましたよ。
雑種、強し!!
一緒に成長して、お嫁に行ったあとも里帰りのたびに甘えに来てくれてかわいかったです。
ロシアンブルーってどんな猫?
ロシアンブルーっていう名の通り、ロシア原産の猫です。
ブルーといっても、本当に青い毛ではなくブルーグレーで、光沢があります。
瞳の色はエメラルドグリーンと決まっているそうです。
特徴
一番の特徴はアッシュブルーの被毛で、各国の王族をはじめ、世界中で愛されています。
ロシアンブルーの毛先はシルバーでキラキラした光沢があり、光に当たると宝石のような輝きを放ちます。
毛は細く短く、密集して生えていて、シルクのような手触りです。
ずっとなでていたくなるかも。
エメラルドのような深い緑の瞳が魅力的です。
見た目
オス、メスともに3~5kgのやや小さめの中型猫です。
スリムな体つきで胴が長く、四肢は長くほっそりしていて、しなやかな身のこなしをします。
額と鼻が平らで、耳は大きく先端がとがっていて、両耳が離れています。
目は大きく丸く、やや吊り上がっています。
瞳の色は子猫の時はブルーやイエローで、成長するとすこしずつエメラルドグリーンに変わります。
口元が丸みを帯びて微笑んでいるように見えるのが特徴で「ロシアン・スマイル」と呼ばれています。
いつも笑っているみたいな顔に癒されますねえ。
性格
ロシアンブルーは犬に似ているとよく言われているようです。
その理由は飼い主に忠誠心を持ち、従順な行動をとるためだとされています。
猫はマイペースで他人にあまり関心を持たない子が多いです。
が、ロシアンブルーは、犬みたいな性格と言った通り、人をしっかり認識します。
この人なら甘えてもいい。
この人であればいたずらをしてもいい。
など、人を選んで、本当に信頼している家族にはべったりと甘えてくれます。
神経質で人見知りをしますが、家族と認識してもらえたら、飼いやすくよく懐いてくれる猫種です。
また、「ボイスレス・キャット」と呼ばれるほどあまり鳴かない、物静かな性格です。
飼い方
人見知りをするので来客が多いおうちは、別の部屋に連れていくなどストレスを与えない環境が必要です。
また神経質な性格から、気に入らないフードは食べない子もいます。
好みのフード、かつ筋肉質な体型なのでタンパク質が摂れる食事を与えるようにしましょう。
ラグドールってどんな猫?
ラグ(布の)・ドール(人形)=ぬいぐるみ、が名前の由来です。
「ぬいぐるみ」のようにおとなしく抱っこさせてくれる猫の代表です。
ポインテッド柄の長毛で、青い目をしています。
特徴
1960年頃にアメリカでペルシャ猫とバーマンを交配させたミックス猫から生まれました。
その子猫から様々な交配を重ねて作られた猫種になります。
比較的新しい品種で、確立されてからまだ50年くらいしか経っていません。
ふわふわの毛と抱っこするとおとなしくなる性格で人気が高い猫種で、サファイアブルーの瞳が印象的です。
大きな体で人なつっこく、おとなしい性格で世界中で愛されています。
見た目
白くてふわふわの長い毛と青い目をしています。
ポインテッド柄で、シール(こげ茶)、チョコレート、ブルー、ライラックの濃い色が、顔、耳、足の先、しっぽに出ます。
体格は大きくて、筋肉質ながっしりとした体型の猫です。
去勢したオスは10kgを超えることもあるそうです。
性格
「ぬいぐるみ」の名の通り、抱っこされるのが大好き。
抱かれると体の力を抜いてだらんとするそうです。
人なつっこくておっとりした性格です。
あまり鳴かないので集合住宅でも安心して飼えます。
また我慢強い一面もあって、子供の遊び相手や一緒に成長を見守ってくれる存在にもなるようです。
飼い方
抱っこが大好きでスキンシップをたくさんしてあげられる人が向いています。
長毛なので、スキンシップを兼ねてブラッシングなどのお手入れをまめにしてあげると喜びますよ。
4年くらいかけてゆっくり成長するので、高タンパク・高カロリーな食事が良いそうです。
運動量が少なめなので、健康のために飼い主さんが一緒に遊んであげる必要があります。
10kgを超えてしまったら・・・抱っこするのも大変かもしれませんね。
ロシアンブルーとラグドールのミックス
ロシアンブルーもラグドールも、どちらの猫種ともおとなしくてあまり鳴かないようです。
どちらに似ても物静かな猫になりそうですね。
性格は毛色によるので、生まれてくる子猫がどんな柄なのかで違う性格になります。
ロシアンブルーのきれいな毛並みと、抱っこ大好きなラグドールの性格を引き継いでくれてたら理想的ですね。
入手する方法としては、次のどれかになると思います。
ペットショップで探す
ミックス猫、しかもロシアンブルーとラグドールのミックスをペットショップで探すのは、大型の系列店でないとなかなか難しいようです。
ミックスのブリーダーを探す
ミックス猫のブリーダーさんか、ラグドールかロシアンブルーのブリーダーさんに相談するといいかもしれません。
保護猫の里親になる
保護猫を見つけて譲渡してもらうのは、運命的な出会いですね。
個人的には、一匹でも飼い主のいない子猫の里親になってくれる方がいればいいなあと願っています。
ロシアンブルーとラグドールのミックスってどんな猫なの?性格は?:まとめ
飼ってみるなら、抱っこが大好きで触り心地のいい猫がいいな、じゃあ・・・
- シルクの手触りのようなロシアンブル―
- 抱っこ大好きラグドール
- どっちもいいとこどりができそうなミックス猫
という三段論法で、ロシアンブル―とラグドールのミックスにたどり着きました。
抱っこが大好きで、静かに飼い主に寄り添ってくれる猫と出会えたら幸せですねえ。
ラグドールとロシアンブル―のミックスの入手方法は
- ペットショップで探す
- ミックスのブリーダーを探す
- 保護猫の里親になる
などが挙げられます。
まあちょっと理想と違っても飼い主さんは「うちの子が一番かわいい!」ですよね。
猫との出会いも「一期一会」。
ミックス猫の魅力は、世界に一つだけの花・・・じゃなくて世界に一つだけの猫です。
ナンバーワンよりオンリーワンな猫をお探しの方は、是非ミックス猫を検討してみてはいかがでしょうか。