これ、よく聞きますよね。ロシアンブルーは噛むんですよね。
猫はもともと狩猟動物でハンターの気質を持っています。
そしてその性質がけっこう受けつがれている動物だと言われています。
なので、獲物をとるのと同じようにひっかいたり、噛んだり、飛び掛かったりするのが当たり前なんです。
本能的なものとは別に飼い主さんに甘えたい時などは甘噛み(あまがみ)をします。
甘嚙み(あまがみ)は問題ないのですがその強さが問題であったりします。
いえいえ、そんなことはありません対策の仕方があります。
ロシアンブルーがなぜ噛んだのかその理由を理解してあげてそれにあった対応をしてあげればだんだん噛まなくなります。
今回はロシアンブルーが噛む理由とその対策について調べましたのでよろしかったらお読みください。
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こんなお悩みをお持ちの方はぜひお読みくださいね。
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目次
ロシアンブルーが噛む理由と対策
噛むことには理由があります。ですが、そもそもロシアンブルーは噛みます。猫は噛みます
さわられすぎて嫌になっている
ロシアンブルーの毛並みは気持ちがいいので飼い主はいっぱいなでたくなります。
その時猫ちゃんも気持ちよさそうにしているんですよね。
最初、近寄ってきたときはおなかをみせて「なでてー」ってしてきたのにいきなり「ガブーっ」て噛まれる。
これは「愛撫誘発性攻撃行動(あいぶゆうはつせいこうげきこうどう)」といいます。
もうなでなくても大丈夫とか、もうやめてくれのサインです。
遊び足りないと感じている
猫ちゃんは遊び足りないと思っているとき噛むことがあります。
それは、飼い主さんに「遊んで欲しいよ」「かまってほしいよ」「もっと甘えたいよ」というサインです。
あまがみの力の加減がわからない
兄弟やほかの猫と一緒にいるあいだがみじかかった猫は噛む力の加減がわかっていないときがあります。
どうしてもペットショップで育ったとかの状況だと他の猫とじゃれあっていません。
ですからあまがみの力加減がわかっていないときがあります
歯がかゆい・歯が生え変わり(はえかわり)かけている
3~6か月の猫ちゃんがあまがみするようであれば歯の生え変わりのときの可能性があります。
猫ちゃんの歯は生まれて1か月ほどではえそろいます。これが乳歯です。そのあと、3~6か月で永久歯にはえかわるんです。
その生え変わるときは歯がむずむずしてかゆくなります。それで噛んでくることがあります。
遊んでじゃれている、遊んでいるうちに興奮してつい「嚙んじゃった」
猫ちゃんは遊んでいると楽しくて仕方がありません。
あまりに遊びに熱中しすぎて興奮してくるとつい「ガブーっ」となっちゃうときがあります。
恐怖心やストレスからの八つ当たり行動
動物病院に行って痛くて恐怖心を持った。
見知らぬ人の来客が多くてストレスがたまった(ロシアンブルーは人見知りな性格なのでこの場合がけっこうあります)。
そういう恐怖心やストレスがたまって噛む行動になることがあります。
これは「転嫁性攻撃行動(てんかせいこうげきこうどう)」といってどの猫ちゃんにもあるものです。
病気・けが
病気やけがをしている場所をさわったりしてしまうと「痛い」となってかみつくことがあります。これは人間でもいっしょですよね。
ロシアンブルーが噛むことへの対策の仕方
さわられすぎて嫌になっている時の対策はロシアンブルーの反応を見ることです。
猫の種類によってはずっとなでられていることを喜ぶ子もいますがロシアンブルーはそうではないのです。
ロシアンブルー特有のツンデレな性格がそうさせるのかもわかりませんね。
嫌がる反応というのは、「耳を平らにする(イカ耳)」「しっぽをバタバタさせる」などです。
イカ耳とは
耳を横に寝かせてピンと張った状態のこと。
そうすることによってちいさな物音も聞きのがさず警戒している状態。また、身構えている状態をいいます。
これがロシアンブルーのイカ耳です。
遊び足りないと感じている時はロシアンブルーが「遊んで欲しい」、「かまってほしい」というサインで噛みにきます。
こうなると遊んでやりたくなりますがじっと我慢してすこし間をおいてから遊んであげるようにしましょう。
その時は猫が満足いくまでしっかり遊んであげてくださいね。
できれば、このサインが出ないようにたくさんスキンシップをとって遊んでやっているのが一番いいのですが。
あまがみの力の加減がわからない時は多頭飼いをするのが一番です。ですがそうもいかない場合が多いと思います。
そういう時は「痛い」とか「こらっ」としっかりしかること。けっして大声でどなったり叩いたりしないでくださいね。
大声でどなったりたたいたりするとロシアンブルーが恐怖を覚えるなどして良い方向に進みません。
また、静かにその場をはなれて別の部屋にいってしまうこともききめがあります。
そうすることによってロシアンブルーにこの強さで噛むと良いことはひとつもないんだ。
しかられることによってこれはやっちゃダメなんだと学習させることです。
歯がかゆい・歯が生え変わりかけている時は歯ぐきがムズムズするようで噛みに来るときがあります。
これは当たり前の行動でムズムズするから何かを噛んでそれをやわらげたいのです。
その時はゴム製のおもちゃやぬいぐるみなどを与えてそれを噛ませるようにしましょう。
遊んでじゃれている、遊んでいるうちに興奮してつい「ガブーっ」となっちゃうときは大体が手や足をかまれるはずです。
なので遊んでいる時(猫じゃらしやライトビームなど)に手や足の近くによって来たらそれを隠したりして遊ぶことをやめる。
また立ち去ってしまうなどしてロシアンブルーのスイッチをオフにする工夫をしてあげてください。
恐怖心やストレスからの八つ当たり行動に対しては何に反応してパニックになっているのかを探る。
大きな音なのか飼い主さんが他の猫のニオイを連れて帰ってきてしまったのか。
猫ちゃんの好きな場所が新たに家具などを置いたことによってかくされてしまった。
何かしらの原因を突き止めるようにしてあげてください。
そしてだんだんとその状況にならしていってあげてください。おやつなどを使ってあげるのもいいですね。
猫ちゃんが嫌なその状況がおやつをもらうようになってトクする状況に変わりますからね。
それでもダメな場合はその場を立ち去ってあげてください。
病気・けがが原因での噛みつき行動に関してはさわると怒ったり噛みついたりすることがあります。
この時のサインは「特定の場所をさわると噛みつく」になります。
骨折だったり毛の奥の見えないところの皮膚の病気の可能性もあるので場所を特定させましょう。
それができたらお医者さんにみてもらうようにしましょう。
「いつもと違って異常に怒る」などもサインのひとつですね。
しつけをするのにごほうびは大事ですよ。
飼い主のいうことを聞いてくれたときはごほうびがもらえるとなるということを聞きやすくなります。
ごほうびにはおやつを上手に使ってくださいね。
おススメ猫のおやつは「モグリッチ」添加物不使用でロシアンブルーにも安心です。
ロシアンブルーが凶暴化する
凶暴化する理由としてはいくつか考えられます。ストレス・トラウマ・恐怖心などです。
これらの場合は何が原因なのかさぐることが必要です。「凶暴化」は結構深刻な問題になることもあるので注意が必要です。
ストレス・トラウマ・恐怖心であれば原因となるものを取り除いてあげて通常に戻るのを待ちます。
ずっと「凶暴化」しているわけではないと思います。
ですから飼い主さんがパニックにならずに「凶暴化」するポイントを探してあげて対処してください。
それでもダメな場合は「激怒症候群(げきどしょうこうぐん)」などの可能性があります。
人間でいうところの「てんかん」という病気と同じですね。
この場合はかかりつけのお医者さんに相談してください。薬を飲ませることで症状がおさえられたり治ることもあります。
ロシアンブルーがあちこちで爪とぎをしてしまう
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猫が爪とぎする理由は3つ
1.爪をととのえたいから
猫の爪は層になっていて爪をとぐことによって古い爪の層がはがれ新しい爪に変わります。
そうすることで新しい爪に変わりするどさがもどってくるのです。
もともと猫は狩猟動物でしたから獲物をとったり身を守ったりするのに必要なことだからです。
また、一説ではカーペットの上などを爪が引っかからずに歩けるようにしているという話もあります。
2.マーキングをしたいから
猫の足の裏の肉球には「臭腺(しゅうせん)」とよばれる強いにおいを発生させるものがあります。
その「臭腺」から出た自分のにおいをすりつけることで「ここは自分の縄張りだぞ」とわからせるためにマーキングするのです。
また、猫は自分の力を見せつけるためにできるだけ高い位置にマーキングしようとします。
伸びあがって爪とぎしている写真ってよく見ますよね。あのことです。
3.ストレスからの解放・気分転換
寝起きの時や知らない人が来たりしてストレスがたまったときなどに爪とぎをすることが良くあります。
さらに着地に失敗したときにも爪とぎをする姿もよく見られています(これは人間が何か失敗したときに頭をかくのと似ているかも)
以上のようなことから猫は爪とぎをするのですがこれは猫の本能だと言えると思います。
なので、爪とぎはやめさせるのではなくて、決まった場所で爪とぎをしてもらうようにすることが必要だと思います。
やり方は爪をとぐそぶりをみせたらロシアンブルーを爪とぎ器のところに連れて行きます。
そして手をもってあげて爪をとぐしぐさを一緒にしてやるだけです。
ロシアンブルーなら賢いので3~4回くらいで覚えると思いますよ。
ロシアンブルーにおススメ爪とぎ
「ロシアンブルーはデブ猫じゃないからあわないよ」と思うでしょ。このゆったり度合いがいいんです。
さらに段ボールの接着には植物由来ののりを使用していますから手や肉球をなめても安心なんです。
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猫の爪とぎ、しつけ術を伝授。この方法でバッチリ防止!
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ロシアンブルーをしつける
ロシアンブルーの問題行動について調べてきましたが、しつけをするときには怒ってはいけないことがわかりました。
人間と同じで「怒る」ではなく「しかる」が大事なんですね。
大声ではなく、ただはっきりとした声で「痛い」「コラ」などとロシアンブルーに伝えることが大事です。
それと、スキンシップしている場をはなれるのも有効だということもわかりました。
その場をはなれることによって、ロシアンブルーが遊んでもらえなくなると学習させることも大事なんですね。
ロシアンブルーはかしこい猫なので学習します。
「エサで釣る」というときたないやり方と感じる人もいるかもしれません。
ですが、ごほうびに「おやつ」とか「ドライフード」をあげながらしつけていくのがよさそうですね。
ロシアンブルーにおススメドライフード3選
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ロシアンブルーが「噛む」「狂暴化する」「爪とぎする」対策一覧!:まとめ
「噛む」「爪とぎ」するに関してはしつけをすることによってたいおうできそうですね。
ただ「凶暴化」に関してはお医者さんに早期に相談する事がだいじなようです。
どの対策にしろスキンシップと観察がだいじになってきますので、どっぷりとロシアンブルーとの時間をすごしてあげてくださいね。