ロシアンブルーの性格は猫ではない!?特徴と注意点をチェック!

ロシアンブルーって猫っぽくないっていうけど、どういうこと?

ロシアンブルーの飼育を検討中の人の中には、上品でクールな見た目とは裏腹に「性格が猫ではない」という口コミもあり困惑している人もいるのではないでしょうか。

ロシアンブルーには心を許した相手には犬っぽく従順であったり甘えてきたりすることもあるという特徴があります。

クールな印象とは異なった性格的特徴に戸惑ってしまいますよね。

そこで今回は以下の内容をお伝えします。

ロシアンブルーの特徴
ロシアンブルーを飼育する時の注意点

ロシアンブルーの特徴をしることで「自分にロシアンブルーの飼育があっているか」がわかる内容ですので、是非さいごまでご覧ください。

 

ロシアンブルーの性格が「猫ではない」と言われる理由は

ロシアンブルー

ロシアンブルーの性格が猫ではないと言われる理由は、特定の人への愛着と高い忠誠心を持つことに由来しています。

警戒心が強く神経質な性格なのではじめは人見知りしますが、一度心を許した相手には従順である猫が多いのが特徴です。

外出の際にお見送りやお迎えをしてくれるようになったという人もいますよ。

 

ロシアンブルー性格の特徴

ロシアンブルー

前述のとおり、ロシアンブルーは『忠誠心が高い』『警戒心が強い』『神経質』などの特徴があります。

ロシアンブルーの性格をもっと知りたい!

ロシアンブルーの飼育を検討している人は、これらの性格以外にもどんな特徴があるのか知りたい人もいますよね。

そこでロシアンブルーの性格について、よく言われている内容をまとめました。

  • しずかで穏やかに暮らしたい
  • 「猫ではない!?」飼い主には忠誠心と独占欲が高い
  • 賢くてしつけも苦労しない
  • 陽気な一面もある猫種

それでは1つずつ見ていきましょう。

しずかで穏やかに暮らしたい

ロシアンブルーは警戒心が強く、環境の変化騒がしいことが苦手な子が多い猫種です。

前述のとおり、人見知りをするので心を許した相手にはなつくのですが、新しい相手に対しては警戒心が猫の中でも強いのです。

来客時は隠れたり、子どもが騒いだりするのにストレスを感じてしまうことも。

多頭飼いにもあまり向いていないとも言われています。

穏やかに暮らすことさえできれば他の動物とも一緒に飼うことができるとも言われていますが、性格次第では無理をしない方が無難でしょう。

「猫ではない!?」飼い主には忠誠心と独占欲が高い

ロシアンブルーはクールに見えますが、1度心を許した相手には忠誠心独占欲が高くなる傾向があります。

ロシアンブルーは警戒心が強く、神経質な面があるためはじめは懐かないのですが、コミュニケーションを重ねるうちに飼い主を認めると従順になると言われています。

  • 飼い主の後をずっとついてくる
  • お迎えやお見送りをしてくれるようになった

このように心を許した相手に対して愛着をしめしてきます。

一方で飼い主に対して独占欲が強く、かまってもらえないとストレスになることもあります。

かまってくれるまで、しつこくすり寄ってくる子もいますよ。

懐かれたらスキンシップや遊びに付き合ってあげることで、満足することができるでしょう。

賢くてしつけも苦労しない

ロシアンブルーは賢い一面があり、しつけもスムーズに行えると言われています。

頭が良くて、学ぶ意欲も強い子が多いのがロシアンブルーの特徴の1つ。

そのためしつけも比較的カンタンにおこなえることが多いのです。

幼い頃からしつけを行うことで、さらにストレスなく必要なことを覚えることができます。

  • 噛み癖
  • トイレ
  • 爪とぎ

これらは早めに教えてあげることで、猫も人間もお互いに心穏やかに暮らすことができます。

陽気な一面もある猫種

警戒心が強かったり、賢い一面があったりとロシアンブルーに対して、とっつきづらいイメージができてしまったかもしれませんね。

しかしロシアンブルーには陽気な一面もあるんですよ。

ロシアンブルーは狩りをしていた頃の習性が強めに残っていて活発に遊ぶことが大好きな子が多いのです。

その反面遊んでもらえないとストレスがたまることも。

  • キャットタワーを設置する
  • 遊ぶ時間を作ってあげる

このように工夫して楽しませてあげましょう。

犬みたいに遊んで欲しがって、しょっちゅう動き回っている子もいますよ。

 

ロシアンブルーの性格はオスとメスで違うか

性別オスメス

ロシアンブルーの性格についてオスとメスでも性格的に特徴がありますので紹介します。

猫それぞれの性格にもよるので、必ずこの特徴に当てはまるわけではありませんが、猫選びの参考になりますよ。

オスはより活発

ロシアンブルーのオスはメスよりも活発に動く傾向にあります。

穏やかにノンビリ過ごしたいという気持ちがありながらも、狩り時代の名残から元気に走り回ることも。

飼い主が遊んであげると大喜びする子が多いですよ。

ロシアンブルーのオスは去勢すると甘えん坊な部分が強調されることもあります。

メスはツンデレ

ロシアンブルーのメスは気が向いたら飼い主に近寄っていきますが、気分次第では近寄らないことも多い『ツンデレ的な対応』をする傾向にあります。

とくに避妊する前のメス猫は子どもを守る気持ちが働くためか、甘えん坊にならずに自立した凛とした雰囲気のある猫が多いんです。

避妊手術をするとそんな気持ちが和らぎ、メス猫でも甘えん坊になったという子もいますよ。

 

見た目が美しいロシアンブルー

ロシアンブルー

ロシアンブルーは美しい見た目も特徴的ですよね。

猫について詳しくない人でも、ロシアンブルーは見てわかるなんて人もいるんじゃないでしょうか。

パッと見ロシアンブルーって分かるけど、実は詳しい特徴を知らないんだよね…

そんな人のために長年愛され続けているロシアンブルーの外見的特徴についてまとめました。

これらの特徴を知ることで、ロシアンブルーの見た目をより魅力的に感じることができます。

▼ロシアンブルーの見た目の特徴一覧

  • アッシュブルーの毛色が美しい
  • エメラルドグリーンの瞳
  • ロシアンスマイル

アッシュブルーの毛色が美しい

ロシアンブルーの1番の特徴が『アッシュブルー』の美しい被毛でしょう。

色合いがグレーよりも上品に見える色彩を放ち独特の気品を演出しています。

また触り心地もやわらかく「シルクやビロードのよう」と表現されることも多いんですよ。

ロシアンブルーは、かつてロシアの貴族を中心に愛された猫種ですが、このような美しく上品な被毛がその一因であったと考えられますね。

エメラルドグリーンの瞳

ロシアンブルーは『エメラルドグリーンの美しい瞳』を持っています。

子猫のころは『キトンブルー』と呼ばれる淡いブルーをしていますが、成長するにつれてエメラルドグリーンに変化していくのです。

目の色は日差しの強さで決まります。

日差しが強い国では猫の目は黄色やオレンジなどの鮮やかで濃い色になりますが、ロシアンブルーは日差しの弱いロシアで生まれたため、透き通ったグリーンになったと考えられています。

エメラルドグリーンの瞳は、ロシアンブルーの美しさの要因の1つであると言われるほど人気なんですよ。

ロシアンスマイル

ロシアンブルーの口元は微笑んでいるように見えることから『ロシアンスマイル』と呼ばれて人気を集めています。

三角形の輪郭に口元がゆるやかにカーブしているため、上品に微笑んでいるように見えるのです。

ロシアンブルーはロシアから初めてヨーロッパにやってきたときに『大天使(アークエンジェル)』と呼ばれたという逸話がありますが、ロシアンスマイルに魅了された人がそう呼んだのかもしれませんね。

 

性格・見た目以外のロシアンブルーの特徴

ロシアンブルー

次にロシアンブルーの性格や見た目以外の特徴について紹介します。

性格は警戒心が強いが慣れると忠誠心を発揮し、また賢くて陽気な一面もあることが分かりました。

見た目は、アッシュブルーの毛色・エメラルドグリーンの瞳やロシアンスマイルで人気を博しています。

ロシアンブルーのお迎えを検討している人は、その他のロシアンブルーの特性についても知っておきましょう。

あまり鳴かないことが多い

ロシアンブルーは『ボイスレス・キャット』とも呼ばれ、おとなしくてあまり鳴かないとの特徴があります。

鳴き声がうるさくないなら集合住宅でも飼えそう

たしかに集合住宅でも飼いやすいとの声もありますが、実際はロシアンブルーだったら必ずうるさくないとは言えないので注意が必要です。

ロシアンブルーを実際に飼育している人に聞いてみたところ「思っていたよりもうるさい」とのことでした。

慣れると愛着行動をしめすロシアンブルーですが、撫でてもらいたいがゆえにうるさく鳴くことが多いようです。

あまり鳴かなくしずかな傾向にあると言われるロシアンブルーですが、それぞれの個性によりうるさく鳴く可能性があることも覚えておきましょう。

平均寿命が他の猫より短い

ロシアンブルーの平均寿命は約10年~13年と言われています。

猫の平均寿命は約15年なので少しだけ短めですね。

ロシアンブルーは神経質で、ちょっとした環境の変化でストレスを感じやすい特徴があるため、ストレスで健康に影響を与える可能性が高いためだと言われています。

寿命が短いなんて悲しい……

ロシアンブルーと少しでも長く過ごすためには、ストレスを与えない環境を用意できるか考えてからお迎えすると良いでしょう。

猫アレルギーを発症しづらいとのウワサも

ロシアンブルー猫アレルギーを発症しづらいという意見もあります。

これは猫アレルギーを引き起こすアレルゲンとなるタンパク質の生成が少ないこと、また抜け毛が少ないためだと言われています。

ただし実際にアレルギー症状を出さないとは言い切れない事実も忘れてはいけません。

猫アレルギーがあるけどロシアンブルーなら大丈夫でしょ

このように軽い気持ちで飼い始めたけれど、アレルギー症状が出てしまったら猫も自分自身も困ってしまいますよね。

  • 猫カフェなどででロシアンブルーと触れ合ってみる
  • 万が一ロシアンブルーで猫アレルギーが出た場合に飼育を変わってくれる人がいる

猫アレルギーのある人は、このように万全の状態を整えてから慎重に飼育を開始することが望ましいでしょう。

肥満・糖尿病になりやすい

ロシアンブルーはその生活スタイルから肥満や糖尿病になりやすいと言われています。

ロシアンブルーは活動的な性格がある反面、飼い主のひざなどに乗りノンビリすることが好きな子も多い猫種です。

また早食いをする子が多いのも特徴の1つ。

以上のように運動不足や過食により他の猫と比べて肥満や糖尿病になりやすいのです。

肥満や糖尿病を防ぐためには、以下の項目を定期的にチェックしましょう。

  • 適正体重のチェック
  • 食事量の管理
  • 運動不足でないか

参考体重

適正体重:3~5kg
体長:30~40cm

また健康診断を受けることで早期発見や予防が可能になることもあります。

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泌尿器系の病気になりやすい

ロシアンブルーは神経質な性格からストレスを感じやすく、またストレスからの食べ過ぎで泌尿器系の疾患にかかりやすいと言われています。

尿路結石や腎臓病の原因には次のようなことがあげられます。

  • ストレス
  • 肥満
  • 水分不足
  • ミネラルの摂りすぎ

ロシアンブルーはその繊細な性格からこれらの原因が他の猫と比べて発生しやすく、その分尿路結石や腎臓病などの泌尿器系の病気にかかりやすいのです。

尿路結石は大手術の可能性もありますし、末期の腎臓病は命を落とすほどの重篤な疾患です。

ロシアンブルーを飼育する場合は性格上の特性から泌尿器系の病気になりやすいことを覚えておきましょう。

 

ロシアンブルー飼育の注意点

ロシアンブルー飼育

次にロシアンブルーを実際に飼育するときに注意してほしい点をまとめます。

これまでにロシアンブルーの性格や見た目、その他の特性について解説しました。

性格や見た目に特徴があるロシアンブルーですが、そんな特徴を魅力に感じた人も多くいるのではないでしょうか。

私もロシアンブルーの上品な見た目とは裏腹に犬っぽい性格もあるところに魅力を感じている1人です。

ロシアンブルーをお迎えしたい気持ちが高まっている人は、実際に飼育する際に注意するべきことも確認しておきましょう。

ストレスを与えない

ロシアンブルーを飼育するときに一番重要なことは『ストレスを与えないようにする』ことです。

ロシアンブルーは警戒心が強く繊細なので、ちょっとした環境の変化でストレスを感じやすい猫種です。

ストレスが多いと、肥満・糖尿病・泌尿器系の疾患にかかりやすいなど、健康に影響を及ぼす可能性もたかくなります。

▼ロシアンブルーにストレスを与える内容は次の通り。

  • 来客が多い
  • 小さい子どもが多くてうるさい
  • 引越しが多い
  • 他の猫や動物がいて賑やか

一口にロシアンブルーと言っても、それぞれの猫の性格にもよってこれらの環境が必ずしもよくないとは言えません。

ですがロシアンブルーに影響を及ぼす可能性があるということは覚えておきましょう。

食事に気をつける

ロシアンブルーはその性格から肥満になりやすい傾向にあります。

ロシアンブルーは活発に動くことも好きですが、じっとしていることも好きな猫種です。

また食べることが好きでつい早食いしがちな子が多いという特徴もあります。

このように運動不足や早食いの習慣から肥満やそれに伴う糖尿病や泌尿器科系の疾患にかかりやすいのです。

▼ロシアンブルーの食事で気を付けるポイントは以下の2つ。

  • 食事量を猫に合わせて管理すること
  • キャットフードの種類を選定すること

ロシアンブルーに適したキャットフードの特徴は、高たんぱくで穀物不使用であることです。

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運動できるように工夫する

ロシアンブルーは狩猟時代のなごりから、遊んだり動き回るのが好きなので、ストレスをためないで健康維持するためにも運動できるように工夫しましょう。

ロシアンブルーは活発に行動することを好む傾向にありますが、飼い主のそばでノンビリしがちな子もいます。

それぞれの性格にもよりますが、運動不足はストレスの蓄積や糖尿病や泌尿器疾患のリスクをあげる可能性があるため、猫の活動をサポートしてあげましょう。

キャットタワーを用意したり、ハーネスを付けて散歩することも運動不足の解消に役立ちます。

 

ロシアンブルーのデメリットは?後悔したこと

悩んでいる女性

ロシアンブルーの飼育を検討中の方の中には「実際にお迎えして後悔したら…」と不安に感じているひともいるのではないでしょうか。

ロシアンブルーは「猫ではない」と言われることがある通り、他の猫とはちょっとちがう癖のある猫です。

ここではネット上の意見を参考に実際にどんな点で後悔しやすいかを紹介します。

全然なつかないこともある

ロシアンブルーは警戒心が強い一方、慣れると飼い主だけに甘えるカワイイところも人気の1つなのですが、自分に懐いてくれない可能性もあります。

自分だけに甘えてくれることを期待している人にとっては寂しいですよね。

ツンデレすぎて扱いづらい

ツンデレ具合が気に入っている人にとっては最高の猫なのですが、その反面来客時や環境の変化から狂暴化する可能性もあるので扱いづらいという人がいるのも事実です。

病気にかかりやすい

ロシアンブルーは泌尿器科系の疾患や糖尿病のリスクが高いことを忘れてはいけません。

生活習慣を整え、ストレスを少しでも与えないように環境を整備すると同時に定期的な健康診断を受けて早期発見につなげましょう。

 

【チェックリスト】ロシアンブルーの性格が向いている人

ロシアンブルーチェックリスト

最後に「ロシアンブルーが自分に合っているか」を簡単に判断できるチェックリストを用意しました。

ロシアンブルーの性格や見た目、特徴などから、ロシアンブルーに魅力を感じている人は、納得してお迎えするために是非一度チェックしてみましょう。

ロシアンブルーが向いている人

  • 独り暮らしや年配で来客が少ないなど静かな家で暮らしている人
  • マンション住まいの人
  • 自分だけに懐いてほしいと思っている人
  • 猫アレルギーが出やすい人

ロシアンブルーが向いていない人

・家族が多く騒がしい家に住んでいる人

・猫の自由気ままな所が好きな人

・平均寿命が少しでも長い猫が飼いたい人

 

ロシアンブルーの性格は猫ではない!?特徴と注意点をチェック!:まとめ

ロシアンブルーの性格が「猫ではない」と言われる理由と性格以外の特徴についても解説しました。

ロシアンブルーは警戒心が強く繊細なため懐きづらいですが、1度心を許すと飼い主だけに忠誠心を持ったり、甘えてきたりと最高の猫ライフを送ることができるでしょう。

このような性格以外にも、見た目の上品さや意外に活発なところも人気を集めています。

一方でストレスを感じやすく病気につながる可能性もあるので注意が必要です。

今回紹介したロシアンブルーの特徴を把握して、自分のライフスタイルや好みに一致するかじっくり検討してみましょう。

-ロシアンブルー, 魅力