猫にウェットフードを与えると、ドライフードを食べなくなってしまうという話をよく聞きますね。
そのため、猫にウェットフードを与えることに、抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
ウェットフードはドライフードよりも価格が高いものが多く、コストがかかってしまいます。
- できればドライフードと併用して与えたい
- ご褒美や特別な日にだけ与えたい
このように考える飼い主さんも多いです。
しかし、上手く取り入れることで猫に食事を満足させるだけではなく、健康管理にも役立ちます。
猫が喜んで餌を食べている姿は、見ていてほほえましいですよね。
また、飼い主であれば猫の健康管理も気がかりです。
そこでこの記事では、ウェットフードの上手な与え方とメリットについて紹介していきます。
それでは、まず始めにウェットフードを与えるメリットについて見ていきます。
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目次
猫にウェットフードを与えるメリット
メリットを知ることで、ウェットフードの上手な与え方がより分かりやすくなります。
ドライフードと併用して使いたい飼い主さんにとって、今から紹介するメリットはとても大切です。
そんな猫にウェットフードを与えるメリットとは、どのようなものなのでしょうか。
それでは、さっそくチェックしてきましょう。
いろんな使い方ができる
ウェットフードは単体で与えることも、もちろん可能です。
しかし、ドライフードと併用して使いたい方にとって、単体で与えることは少し勇気がいりますよね。
そこで、おすすめなのがミックスフーディングです。
ミックスフーディングとは
必要な栄養素を取り入れながら、ウェットフードとドライフードを混ぜて与える食事方法のことです。餌を飽きさせることなく食べさせることができる他、水分補給にも役立ちます。
ミックスフーディングは、ドライフードに混ぜて与えたり、トッピングにして使うこともできます。
そのため、食事のレパートリーが増え、猫が飽きずに食べることが可能です。
水分補給ができる
ミックスフーディングでも触れたように、ウェットフードと混ぜることで水分補給が可能です。
これは、ウェットフードの水分量の高さに秘密があります。
ウェットフードは、75%以上が水分で出来ています。
猫は自ら水分を取ることが苦手な動物で、水分不足になると尿路系のトラブルに繋がるんです。
そのため、水分補給はとても重要になります。
嗜好性が高く食いつきがいい
ウェットフードは嗜好性が高く、食いつきが良いというメリットがあります。
これは、ドライフードよりもウェットフードの方が香りが強く、食べやすいからです。
ですので、ドライフードの食いつきが悪い猫にもピッタリなんです。
また、餌を食べにくくなってくる高齢の猫にも、食いつきが期待できます。
このように、ウェットフードはさまざまなメリットがあります。
これらのメリットを活かして上手に与えることで、ドライフードを食べなくなるといったことを防ぐことが可能です。
それでは、次に猫のウェットフードの上手な与え方について見ていきましょう。
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猫のウェットフードの上手な与え方
ウェットフードは単体で与えることもできますが、コストやゴミが増えるなどのデメリットがあります。
しかし、上手にメリットを活かすことで、猫の食事がより豊かなものになります。
そこで、ここからはウェットフードの上手な与え方について見ていきます。
上手くミックスフーディングをするためにも、猫にあったものを選びましょう。
年齢に合わせる
まず1つ目は、お家の猫の年齢に合わせることです。
猫は年齢によって必要な栄養が変わってきます。
また、避妊や去勢をした猫など、ライフステージによっても変化します。
そのため、猫の年齢や体質に合わせたものを選ぶことが大切です。
食事としてミックスフーディングで与える場合は、総合栄養食を選ぶようにしましょう。
総合栄養食は、猫に必要な栄養をバランスよくとることができるものです。
病気や体質によっては療養食などを与えたほうがいい場合があるので、年齢や健康状態に注意しましょう。
好みのテクスチャ
ウェットフードは水分量によって、テクスチャが変わってきます。
なめらかなテクスチャのペーストやパテ、しっかりとしたテクスチャのフレークなどがあります。
これらは、猫の好みに合わせて選ぶことで、食いつきをよくすることが可能です。
例えば、固形の食事が上手く取れない子猫や高齢の猫の場合は、なめらかなものがおすすめです。
水分をあまり取らない猫には水分が多いものを選んでみてください。おすすめは、水分量が85%以上のものです。
好みの味
猫は好き嫌いがはっきりとしている動物なので、好みの味を選ぶのもポイント。
猫は食べるかどうかを匂いで判断します。
そのため、一般的に香りが強い牛肉や鶏レバーを使ったものの食いつきがよくなります。
ただし、猫によっては香りが少ないものを好む子もいます。
普段の食事の様子を見て、香りが強いものを好むのか、そうでないのか判断してみてください。
香りが少ないものを好む猫は、原材料がささみや白身魚が使われているものがおすすめです。
給餌量
猫の年齢によって必要な栄養が異なるように、給餌量も異なります。
例えば、室内猫や去勢・避妊をしている猫は、肥満になりやすいなどの特徴があります。
現在、猫を室内で飼っている方が多いので、給餌量に注意してカロリー管理が必要です。
適切な給餌量は、パッケージに記載されています。
ドライフードと混ぜて与える際の給餌量も記載されているので、必ずチェックしましょう。
与えやすい1回量の内容量のものを選ぶのもポイントです。
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猫におすすめのウェットフード
ここまで「ドライフードを食べなくなるのでは」といった悩みを解決する方法を紹介していきました。
ウェットフードは上手く取り入れることで、たくさんのメリットがあります。
そこで、ここからは猫におすすめのウェットフードについて具体的に商品をチェックしていきます。
猫におすすめのウェットフードには、どのようものがあるのでしょうか。
特徴や主原料について解説していきます。
ロイヤルカナン
こちらの商品は、豚肉や鶏レバーを使っており、香りが強いものが好きな猫におすすめです。
また、ドライフードと混ぜて使うのにも、最適なものとなっています。
パッケージにも記載されていますが、4㎏の猫であればパウチ1に対しドライフードを37gが適量です。
飼い主さんによっては、大さじ1など少量ずつ加えて、味に変化をつけている人もいるようです。
チャオ
こちらの商品は、フレークタイプのウェットフードです。
一般食なので、必ず総合栄養食と一緒に与える必要があります。
ご褒美や体調が優れずフードを食べない時におすすめです。
主原料は鶏肉とまぐろで、保存料を使用していないので安心して与えることができます。
また、緑茶消臭成分が配合されており、フンやおしっこの匂いを軽減させる効果もあります。
黒缶
黒缶はマグロやカツオを主原料とした、総合栄養食です。
また、グレインフリーなので穀物の消化が猫に嬉しいフードとなっています。
フレークタイプのウェットフードです。
ドライフードと一緒に与える際に参考になる代謝エネルギー表も記載されています。
そのため、ミックスフーディングにも最適。
血合い肉を使用しているので、食いつきが悪い猫にもおすすめです。
猫にウェットフードは与えてもいいの?おすすめの商品を紹介!まとめ
猫にウェットフードを与えることは、問題ありません。
しかし、ウェットフードの価格やゴミが出てしまうことで迷っている方が多くいます。
そんな時は、ドライフードと混ぜて使うのがおすすめです。
併用することで、今あるドライフードを使いながら猫に満足感を与えることができます。
また、水分量が多いウェットフードを使うことで水分補給にも役立ちます。
このようにたくさんのメリットがある、ウェットフードの上手な使い方をこの記事では紹介しています。
取り入れ方を参考に、上手にウェットフードを活用して依存させないようにしましょう。
また、おすすめの商品も紹介しているので購入のヒントにしてみてください。