キャットフードをあまり食べてくれない愛猫。
愛猫の年齢は何歳ですか?
もしかしたらシニア猫期に入り、噛み砕く力が弱くなったのかもしれませんよ。
キャットフードを砕いて食べさせてみてはいかがですか?
食べられるか分からないから百均で買えるもので試してみたい!
キャットフードを砕く理由や方法。
百均でも買える道具を紹介しましょう。
>>うちの猫にあったキャットフードを知りたい方はこちら
※専門家が目的別に徹底解説しています。
目次
キャットフードを砕く理由は?
猫がドライフードを食べやすくするためです。
キャットフードには以下のような種類があります。
上記のうち、ドライフードは水分が10%以下程度しかないため硬く、猫によっては食べづらいことがあります。
あらかじめ細かく砕くことによって、食べやすくなるのですよ。
ウェットタイプをドライフードにかけても食べやすくなります。
ウェットフードと半生フードは水分が多いため柔らかく、猫にとって食べやすいです。
しかし難点として、歯垢が付きやすくなります。ちなみに、猫も歯磨きが必要か。
もちろん猫の歯は虫歯になりませんが歯垢がたまりやすく、歯周病になりやすいので猫も歯磨きが必要ですよ。
猫って虫歯にならないのですね!
知ってましたか?
ポイント
いきなり歯ブラシは嫌がりますのでガーゼを指に巻いて口の中を触る事から始めるのがコツです!
キャットフードを砕いて食べさせた方がいい猫は?
必ずしも砕かなければいけないわけではありません。
キャットフードを砕いて食べさせた方がいい猫がいます。
それでは詳しく説明していきましょう。
離乳期の子猫
生後8週間くらいの離乳期の子猫には、キャットフードを砕いて与えると良いでしょう。
子猫は生後6週(2ヶ月)目くらいで歯が生え揃うので、ミルクや離乳食だけでなく子猫用フードも与え始めます。
生後3〜4ヶ月まではまだ歯や消化器官が未成熟なので、ドライフードを細かく砕いて、さらにぬるま湯でふやかして食べやすくすると消化しやすくなりますよ。
ちなみに子猫用フードに切り替える時期は、歯が生え揃う生後6週目が目安です。
7歳以上のシニア猫
7歳以上で噛む力の弱くなってきたシニア猫にも、砕いて与えることをおすすめします。
歯周病など口周りの病気にかかっている猫も、砕いたほうが食べやすいでしょう。
そして猫の7歳は、人間の年齢で44歳にあたります。
食欲や消化機能が落ちるなど、体の変化はどうしようもないことですが、少しでも長生きしてもらいたいですね。
実家の猫も今は10歳。
人間でいうと56歳ぐらいにあたるので、シニア猫用のキャットフードを食べさせています。
まだ噛む力もあり、歯も抜けていないのでふやかしてたりはしていません。
しかし、そろそろ準備を始めた方がいいかなと獣医さんと相談しています!
療法食を食べない猫
療法食を与えても食べない猫にも、細かく砕いて与えてみましょう。
療法食とは?
特定の病気に対してアプローチする食事。
獣医師の指導のもと与えます。
総合栄養食よりもタンパク質が少なめに設計されているため、香りや味が薄く、食べてくれない猫も多いそうです。
療法食がドライタイプであれば、砕いて少しでも食べやすくしましょう。
実家の猫も肝臓が悪く、療法食を食べさせていました。
好きではなかったみたいで、全く食べてくれませんでした。
獣医さんに相談したところ、砕いてみてはどうか?と言われたので試したら意外にも食べてくれましたよ!
味が嫌いだったのか、食べにくいからだったのかはわかりませんでしたが、食べてくれたのでホッとしました。
メモ
シニア猫用のキャットフードもタンパク質が少なめになっています。
同じように食べてくれない場合も一度砕いて食べさせてみてください。
吐き戻しが多い猫
フードの吐き戻しが多い猫にも、砕いてから与えるのがおすすめです。
猫がフードを吐き戻す理由のひとつに、粒が大き過ぎてうまく飲み込めないことが挙げられます。
猫は肉食動物なので、食べ物をよく噛み砕かず、丸呑みする習性があるからです。
ポイント 噛まずに丸呑みしても喉に詰まらないくらいの大きさに砕いておくと安心です。
食いつきが悪い猫
なかなかフードを食べてくれない猫の対策としても、細かく砕くことは効果的!
猫は繊細なので、初めて見るフードは警戒して食べないことがあります。
気まぐれさんな猫は、繊細かつ警戒心が強いのですよ。
猫は何に対して警戒しているのか?
実は、それは「未知のもの」といえるのです。
猫の警戒心を「臆病」ととらえる人もいるかもしれませんが、「臆病であること」は猫が生きていくために必要な性質でもあるのですよ。
そのため、新しいフードに切り替える時は、細かく砕いてから従来のフードに混ぜたり、ウェットフードの上に振りかけたりして慣れさせましょう。
キャットフードの砕き方は?
袋に入れてハンマーで叩く
私が1番に想像した方法です。
つい袋に入れてハンマーで叩く姿を想像しちゃいました!
キャットフードを袋に入れてハンマーなどで叩くと簡単かつ一度に出来ちゃいますね。
ジップロックや密閉できる袋にフードを入れて、調理用ハンマーや金づち、ペンチなどで叩きましょう。
麺棒で叩くのもいいですよ。
注意ポイント 1粒1粒の大きさを揃えるのが難しく、力加減を誤ると袋が破ける恐れもあります
包丁やハサミで切る
粒を少し小さくするだけなら、包丁やギザギザしたハサミでも十分です。
1粒ずつカットする必要があるので、飼い主さんの手間がかかりますね。
注意ポイント
刃物なのでケガに注意が必要です
すり鉢ですり潰す
硬度が強いフードは、すり鉢や乳鉢ですり潰すのもおすすめです。
一度に大量にすり潰すのは難しいですが、少量すり潰すだけなら向いていますね。
注意ポイント
すり鉢の内側に溝があるとフードの粉が入ってしまい、洗うのが大変です
フードプロセッサーやミルサーで挽く
道具を準備するのに手間はかかりますが、フードプロセッサーやミルサーを使う方法もありますね。
自動で大量のフードを細かく砕けるので、速さを重視するならおすすめですよ!
注意ポイント
ミキサーは液状にするための道具なので、フードを砕くのには向いていません
ピルカッターで割る
ピルカッターで一粒ずつ割るという方法もあります。
飛び散らないので使い勝手はいいですね。
注意ポイント
ハサミと同じく、一粒ずつだと時間がかかります
百均で買える砕く時に使える道具は?
上記のものは百均でも売っていますね!
出典引用:ダイソーネットストア
今や110円で包丁が買えるんですね!
出典引用:ダイソーネットストア
写真のものはキッチンバサミです。
キッチンバサミは万能だなと思ってます。
食材も包丁・まな板なしで切りながらお鍋やフライパンに入れれるので使っている人が多いのでは!
出典引用:ダイソーネットストア
ジップロックも多種多様に置いてありますね。
写真のものはフリーザーではない、1番サイズが小さいものです。
大きさにこだわらなければ110円で枚数の多いものが買えます。
出典引用:ダイソーネットストア
ハンマーは330円ではありましたが、百均にも売っていましたね。
出典引用:ダイソーネットストア
家にあったものはもっと大きく、出し入れやしまう場所に困りそうですが、百均のものは小さめです。
ちょっとすりたいなと思うぐらいの時に使いやすい大きさです。
出典引用:ダイソーネットストア
ピルカッターを知っていますか?
その名の通り丸薬をカットするものです。
薬の粒が大きい時、切ると飲みやすいですね。
出典引用:ダイソーネットストア
コーヒー豆を挽くための「コーヒーミル」が販売されています。
通常は数千円するミルサーが税抜500円で購入できると話題になりましたよ。
フードをすり潰すために使用している飼い主さんもいます!
キャットフードを砕く時の注意点は?
キャットフードを砕いて与える時には、以下の点に注意しましょう。
それでは詳しく説明しますね。
粉状にしない
キャットフードを砕く時は、粉状になるまで砕かないようにしましょう。
フードが粉状になると、猫の喉に引っかかり、むせてしまうからです。
猫が食べる様子やスピードを見て、食べやすいサイズに砕くことが大切です。
1食ぶんずつ砕く
キャットフードを砕く時は、なるべく1食ぶんずつ砕きましょう。
ドライフードは、袋や容器から取り出した時点で酸化が始まります。
そのため、数食ぶんまとめて作り置きしておくと、酸化のスピードが速まってしまいます。
通常は袋や容器に入れておき、食事の時間になったら砕いて与えるのがおすすめです。
酸化とは?
鉄や銅を燃やしたりすると、酸素と化合する化学変化する事
ちなみにピカピカの10円玉が、何年も使っているとしだいに黒ずんでいきますよね。
これは10円硬貨の銅と空気中の酸素がおだやかに酸化して、ゆっくりと酸化銅ができるからです!
知ってましたか?
酸化について詳しく
キャットフードを何故砕く?試しに百均で買えるもので試したい!:まとめ
- キャットフードを砕く理由は食べやすくするため
- キャットフードを砕いて食べさせた方がいい猫がいる
- 砕く方法は色々ある
- 百均で売ってる物でも砕ける
- 砕く時の注意点
意外にも百均で道具を揃える事が出来ますね!
今回ダイソーで買える物をピックアップしましたが、まだまだ紹介が出来なかった商品もあります。
食いつきが悪かったり、吐き戻してしまう猫にも砕いて食べさせるのも良いとは知りませんでした。
あなたの愛猫はどうですか?
なかなかキャットフードを食べてくれないなと思ったらぜひ試してみてください。
一度お近くの百均へ足を運んでみてはいかがでしょうか。