始めて猫ちゃんに首輪をつけようとした際、こんなことになってしまった方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、猫は基本的に首輪を嫌がる生き物なんです。
私が昔飼っていた猫は、どんな方法を試しても暴れてしまい、結局首輪は諦めることに。
しかし、スムーズに猫に首輪をつけてあげるために試せる方法がたくさんあります!
猫にとって首輪とはどういうものか?を念頭に置きながら、ストレスを与えない装着方法を学んでいきましょう。
目次
猫用首輪の選び方
猫用首輪の選び方は、
参考
- サイズで選ぶ
- 安全性で選ぶ
- 素材で選ぶ
- 猫に負担のないものを選ぶ
- 迷子札付きのものを選ぶ
という方法があります。
こちらの記事で詳しくお話していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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猫の首輪もおしゃれに!安全でノンストレス首輪おすすめ10選
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猫用首輪 着け方のコツ
猫に首輪をつけるとき、暴れないかどうかヒヤヒヤしてしまいますよね。
ストレスを与えたくないし、怖がらせてしまったらもう二度と首輪を着けさせてくれないかもしれない。
そんな心配もあると思いますが、気を付けるべきポイントを押さえて少しずつ首輪に挑戦していきましょう。
まず、猫の首輪の着け方を説明した動画をご紹介します。
【動画はこちら】
実際に猫ちゃんに首輪を装着している様子が見られて、とても分かりやすいと思います。
それでは、猫の首輪装着のコツを見ていきましょう!
最初は「見せる」だけにしよう
最初はおもちゃのような感じで猫に首輪を見せて、渡してみましょう。
クンクンをニオイを嗅いでみたり、手で触ってみたり、猫ちゃんなりに「これは何だ?」と分析しはじめるでしょう。
こうすることで、首輪が怖いものではないと分かってもらうのです。
数分間だけ着けてみよう
猫ちゃんが首輪をいじって遊ぶようになったら、今度はそっと装着してみてください。
注意ポイント
- 最初は数分で外してあげる
- ゆるめにふわっと着けてあげる
- 猫の後ろからそっと着けてあげる
まずは数分だけ様子を見ましょう。
少しでも違和感を感じていたり、深いそうな表情を見せたりしていたらすぐに外せるようスタンバイしていてくださいね。
嫌がる素振りを見せたら外そう
猫が少しでも首輪を嫌がったら、すぐ外してあげてください。
「嫌がっているけどそのうち慣れるだろう」とそのままにする人も多いのですが、これは猫にとって想像以上の恐怖でありストレスに。
せっかく首輪をおもちゃ代わりにして「怖いものではない」と分かってもらえたのに、次に首輪を目にしたとき警戒されてしまいます。
拒否反応を見せたらそれで終わりにして、数時間後にまたトライしてみましょう!
最初はこの「着けては外す」を延々と繰り返していくことになります。
また、「昨日はおとなしく着けさせてくれたのに今日は暴れる」というパターンもあるでしょう。
何ら不思議なことではありませんので、そういうときは無理をせずお休みしてみましょう。
注意ポイント
保護猫など、まだまだ人間に対して警戒心の強い猫の場合、首輪以前に「住環境」に慣れる方が先です。首輪はそれからにしましょう!
着けている時間を少しずつ長くしよう
数分つけていてくれるようになったら、今度は数時間。そして1日、1週間…と少しずつ装着時間を長くしていきましょう。
どうしても首輪が苦手な猫ちゃんだと、最終的には私のように首輪を諦めなければいけないケースもありますが、少しずつでも慣れてくれれば2週間程度で付けっぱなしにできる猫ちゃんが多いです。
猫用首輪を着けるときの注意点
猫ちゃんは首輪を嫌がる子が多いので、装着時に必ず守りたい注意点もたくさんあります。
間違った着け方で事故につながってしまったり、猫ちゃんに大きなストレスを与えてしまわないよう、しっかりとポイントを押さえていきましょう!
緩すぎず、きつすぎないサイズ感で
案外知られていないのですが、首輪が緩いことで起きる危険もたくさんあるんです。
というわけで、猫の首輪はジャストサイズが一番適しています。
サイズ感としては、首輪を着けたときに首との間に指が2~3本入るくらいが目安です。
子猫のうちから慣らしてあげる
子猫の段階から飼うことができた場合は、小さいうちに首輪に慣らしてあげることも大切です。
首輪を知らないまま成猫になり、急に首に異物を装着させられるというのは想像以上のストレスになってしまいます。
実際、子猫のうちから首輪に慣れている子と、成猫になって初めて首輪を着けた子では、順応するスピードが全然違うんです!
子猫の場合、早ければ1日で首輪に慣れてくれる子もいます。
生後3ヶ月が経過したら、早速首輪デビューをして慣れさせてあげましょう!
バンダナや布タイプから始めるとGood
首輪というと、固くしっかりした素材で作られているものをイメージするかもしれません。
ですが、最近では猫への負担が少なくおしゃれ度も高いバンダナタイプや布の首輪も多く出回っています。
ゆくゆくは着けたい首輪があったとしても、慣らしの段階では仮としてバンダナや布を巻いてあげることで、本命の首輪へ移行するのがスムーズになることも。
気を紛らわせるものを用意しておく
猫ちゃんの意識が首輪に向かないよう、首輪の練習中はお気に入りのおもちゃやおやつなど気を引けるものを一緒に用意しておくと効果的。
首輪そのものが嫌いな猫ちゃんもいますが、着けられた瞬間の違和感を嫌悪しているパターンもあるので、別のことに意識が向けば案外平気かもしれないのです。
「猫用」と書いた首輪を選ぶ
首輪を着けるペットといえば犬や猫ですが、実は同じ首輪でもその機能性は全然違うのです。
特に重さには差があり、犬用の首輪だと猫にとっては固くて痛かったり、重たかったりします。
初めて首輪を着ける猫には特に、「猫用首輪」と書かれたものを選ぶようにしましょう。
猫が首輪を嫌がる理由
確かに、猫は特に首輪を着けるのが大変なイメージがありますよね。
それには奥深い理由があったんです。
狩猟本能による拒否反応
それは、猫の狩猟本能に関係していると考えられます。
今はペットとして人間と共存している猫ですが、かつては狩りをして生きた動物でした。
現代の猫も身体がやわらかく、動きがしなやかで、感覚も研ぎ澄まされていますよね。
そのため、身体に異物が付着するということには本能が過剰に反応してしまうのです。
普段はぼーっと外を眺めている猫ちゃんも、実はものすごいポテンシャルを持っているんですよ。
この反応を起こすと、ひどい時には猫がパニック状態になったり人を攻撃したりすることもあります。
首にかゆみが生じる
首に異物を装着されたことのない猫にとって、突然首輪を着けられるとくすぐったいような、かゆいような、なんとも気持ちが悪い感覚になります。
特に固い首輪だと皮膚を刺激してしまい、、かゆみだけでなく痛みになったり不快感、ストレスになってしまうことも。
猫によっては材質にアレルギー反応を起こす場合もあるので、様子を見ながら着脱したり、皮膚に優しい素材を選ぶと良いでしょう。
重い!邪魔!うるさい!がストレスに
猫用の首輪にはおしゃれな装飾が施されたものもたくさんありますが、重さには気を付けて選ぶようにしましょう。
過度な装飾や金属製の迷子札がついているものは、重くて邪魔になってしまいます。
また、猫用首輪に必要な「鈴」がストレスの原因になってしまうことも。
人間の数万倍の聴覚を持つ猫は、鈴や金属音にも敏感です。
それを不快に感じる猫もいますので、最初はパーツを外すなどして音が出ない状態で着けてあげるのが良いでしょう。
猫も身軽なノンストレス首輪3選
軽くて気にならない!バンダナ風首輪
オーガニックコットンのバンダナ風首輪。
軽いだけでなく猫ちゃんの皮膚にも優しいので、初めての首輪におすすめです。
サイズ展開はSとMの2種類あり、どちらにもスナップボタンが2つついているので調節も簡単!
機能性も抜群なCatlog
画像引用:Catlog公式HP
スタイリッシュなデザインも特徴的なCatlogは、コットンもしくはシルク&コットンという肌に優しい素材から選べます。
さらに10円玉2枚分という驚きの軽さ。猫ちゃんの身体への負担を考え抜いた設計になっています。
機能面で言うと、このCatlogは離れていても猫ちゃんの様子が分かるデバイス付き。
お仕事中でもアプリから「今お猫様なにしてるかな?」が分かる!とっても嬉しい機能付きなんです。
それだけでなく、長期間着けることでその猫の行動パターンを記憶し、いつもと違う様子が見られるとお知らせしてくれます。
首輪が苦手な猫ちゃんの8割が着け続けられていると好評の首輪です。
オーダーメイドのシュシュ首輪
こちらのシュシュ首輪はオーダーメイド。
猫ちゃんの大きさや体重に合わせてぴったりのサイズを用意してくれます。
写真には鈴がついていますが、不要な場合はオーダーの際にそう伝えれば装飾なしで作ってもらえますよ。
柔らかくて軽いシュシュ首輪は、猫ちゃんのストレスも軽減します。
首輪以外に猫ちゃんの快適生活に必要なものが知りたい!という方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
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猫の首輪は、慣れてもらえるまで一苦労ですよね。
私が飼っていた猫はどうしても首輪が苦手で、諦めざるを得ませんでした。
でも当時、バンダナやシュシュの首輪があるなんて知らなかったんです!
もし知っていれば、うちの猫でも安心して着けていられる首輪に出会えていたかも…なんて思うことも。
猫に適した首輪のほかに、装着時のコツなども学びながら少しずつ慣れさせてあげてくださいね。
可愛くて猫ちゃんに優しい、そして安全も守られる首輪に出会えますように。