猫が食べていい魚ってどんな魚? 何に気をつけたらいいの?

ドライのキャットフードもいいけどそれだけで飽きてしまうのではと思ったり、 他に何を食べさせてもいいのかなと思ったりしませんか?

そのような疑問にお答えします。

「ネコ=魚」と思う人が多いと思います、ネコはネコ科の仲間なので本来は肉食です。

魚を食べることは本来ありません。

じゃあネコに魚はあげちゃダメなの?

ネコがいつ日本にきたかはっきりしていませんが、諸説ある中弥生時代からいたとされています。

仏教が栄えていた時代。

動物の殺生、肉類が禁じられていたため、動物性タンパク質は魚から摂取していました。

それにともない、飼われていたネコたちも魚を与えられていたそうです。

なので「ネコ=魚」といった風習が今でも残っていると考えられますね。

好き嫌いがあり魚がキライでやっぱり肉が好きというネコもいると思うので尊重してあげましょう。

子猫・成猫問わず、いくつかのポイントに注意できれば実際にネコも魚が食べれます。

  1. 食べれる魚の種類
  2. 生であげる時の鮮度
  3. 小骨がないか
  4. 魚を主食にしない

人と同じでネコも食生活によって病気や早くに亡くなってしまう事もありえます。

これからも長く元気で一緒に過ごしていくにはどうしたらいいか見ていきましょう。

 

食べれる魚の種類

昔から魚を食べているなら何を食べさせてもいいのでは?

と思いますが研究が進められて、あげてはいけない魚・いい魚がある事がわかりました。

マグロ・カツオ

日本でのキャットフードの多くの主原料になっているので与えていい魚だとわかりますね。

ただし濃い血合いの部分は避けましょう。

「ヒスタミン中毒」と言って、

ヒスタミンが多く含まれているので食中毒の原因になります。

主な症状

  • 口の周りが赤くなる
  • じんましんが出る
  • 顔が赤くなる
  • アレルギー反応

私の実家で飼っているネコはマグロの刺身がが大好きで、いつも美味しそうに食べています。

特に下痢やアレルギーは出ていないのですが食べすぎてはいけないなど、これからは少しでも長生きしてもらいたいので、少量ずつなど工夫していきたいですね。

 

※カツオはタンパク質が豊富ですが、鮮度が落ちると皮膚炎やショック症状の原因になるので鮮度に注意が必要です。

白身魚(タラ・鯛・鮭)

海外でのキャットフードの主原料として使われています。

高タンパク質、低カロリーな魚。

※塩鮭は塩分が多いと腎臓に負担がかかるので刺身用の方がいいです。

ぶり(はまち)・かんぱち

タンパク質が多いですが、脂肪分も多いので与える量に注意が必要です。

脂肪分が多いと肥満の原因になりますので注意ですね。

食べれる魚があることがわかりましたが、絶対に食べさせてはいけない魚があります。

青魚(イワシ・アジ・サバ)です。

青魚は人にとって健康にいいとされるDHA・EPAが多く含まれていますが、ネコには食べさせてはいけません。

なぜかというと青魚を食べ過ぎてしまうと「黄色脂肪症」(イエローファット)という病気を発症すると言われるからです。

本来白いはずの皮下脂肪が炎症を起こし、黄色く変色してしまいます。

それにより元気がなくなったり、食欲がなくなったり、皮膚の下にしこりができたりといった症状が出たりします。

なので他の魚を食べさせれるなら、わざわざ病気になってしまうかもしれない青魚は食べさせなくてもいいですね。

 

生であげる時の鮮度

生の魚は毎食ではなくおやつ程度の少量にしておきましょう。 

寄生虫や食中毒が心配です。

特に青魚には寄生虫「アニサキス」の幼虫が寄生しやすくネコにも害がある恐れがありますよ。

加熱用の魚を生で食べさせないでくださいね。

食べさせるなら「生食用」か「刺身用」がいいです。

刺身用でも時間がたったものは菌やウイルスが繁殖し、人と同じように食中毒になるので注意しましょう。

※鯛は痛みやすいのでさらに注意して下さい。

 

小骨がないか

小骨が残っていると食べた時に消化器官を傷つけてしまうので注意が必要です。

私も喉に刺さった事があり、人もネコも同じなんだなと思いました。

食べさせる時は必ず取り除きましょう。

 

魚を主食にしない

キャットフードの主原料が魚になっていますが、主食にしてはいけません。

魚だけを主食にすると栄養が偏り、ビタミン不足になり、病気になってしまう可能性があるからです。

総合栄養食のキャットフードにはネコが自分で生成出来ない「タウリン」や「ビタミンD」など様々な副原料がキャットフードにはバランスよく含まれています。

日頃から魚を主食にしているとキャットフードを食べなくなり、いざ病気の時など大変な思いをするかもしれませんよ。

 

ネコが食べていい魚ってどんな魚? 何に気をつけたらいいの?:まとめ

食べさせてもいい魚とダメな魚があります。

生で食べさせる時は絶対に生食用か刺身用にしましょう。

食中毒や小骨に注意しましょう。魚を主食にしないようにしましょう。

初めて口にした時、問題のない食材でも下痢をしてしまったりするので少しずつ様子を見ながら口にするといいです。

飼っている愛猫に長生きしてほしい。

魚なら高タンパク質、低カロリーだから大丈夫だと気遣ってるつもりでもちゃんと魚にしっかりと確認しないで食べせて、病気になってしまうのはツラいですよね。

ネコに魚を食べさせてもいい魚・ダメな魚の種類やなぜ食べさせてはいけないのか注意点をしっかり確認しながら少しずつ食べさせるといいでしょう。

栄養がバランスよくとれる総合栄養食としてキャットフードが基本的な食事としておすすめです。

 

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