スーパーやホームセンター、コンビニエンスストアにもいろんな種類のキャットフードが売っています。
その中から愛猫に合ったキャットフードを見つけるのは、難しいですよね。
この記事では、愛猫に合ったキャットフードの選び方を年齢別や人気の猫種別、目的別などいろんな角度から見ていきます。
健康で長生きしてもらうために「食」が大切なのは、猫だって同じです。
この記事を読んで、あなたの愛猫に合ったキャットフードを選んであげてください。
目次
我が家で初めて猫を飼うことになった時のお話
ある夏の暑い日に、街中で鳴いている1匹の子猫を拾いました。
白黒模様で可愛い顔をしている美人さん。
「くぅくぅ」と鳴くので「くうちゃん」と名付けました。
しかし、初めて迎えた猫なのでわからない事ばかり。
中でも真剣に悩んだのがキャットフードです。
「種類が多すぎてどれを選んでいいのかわからない」
「くうちゃんに合うキャットフードはどれ?」
とにかくわからないのでいろんなフードを試してみました。
でもくうちゃんは、香りだけ嗅いで食べないとか、少し食べたと思ったらその後は一切食べてくれないなんて事も。
そのくせ、おやつの「ちゅーる」はよく食べました(笑)
もう本当に困ってしまってネットでいろいろと検索してみた結果。
猫は美食家であることや匂いにとても敏感な事、子猫の時に食べたものに味覚が左右されることなど知らない事ばかりです。
添加物の多いキャットフードが多い為、本当に猫のことを一番に考えて作られたキャットフードを選ぶ事が大切などいろんな事がわかってきました。
くうちゃんが健康で長生き出来るキャットフードを選ばなければ!
こうして私のくうちゃんのための、本当に良いキャットフード探しが始まったのです...。
果たして結果は?「キャットフードはこれに決めた!」に続く...。
キャットフードの選び方
昨今のキャットフードは数の多さはもちろんのこと、種類も豊富で愛猫にどのキャットフードを与えればいいのか迷ってしまいますよね。
しかし、愛猫にとって良いものを真剣に選ぶことは、愛猫の一生モノの身体を作る上でとても重要です。
まずは、基本のキャットフードの選び方から見ていきましょう。
キャットフード選びのポイント
総合栄養食を選ぶ
年齢に合ったフードを選ぶ
原材料が明確、良質なタンパク質を使っている
人工的な添加物を含まない
食いつきの良いフードを選ぶ
メーカーの信頼性
キャットフード選びは、愛猫のことを真剣に考えるのであればとても大切です。
健康で長生きしてもらうためには、年齢や体調に合ったフードを選ばなくてはなりません。
また、愛猫が心から喜ぶ美味しい食事を用意してあげることで、愛猫との信頼関係も深まります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
総合栄養食を選ぶ
総合栄養食とは、その食事と水だけで生きることが出来る、栄養バランスの取れた食事のことです。
一般食や副食、療養食と明記してあるものは、必要な栄養が取れないので体調不良になる恐れがあります。
必ずパッケージ等を確認しましょう。
年齢に合ったフードを選ぶ
子猫と成猫では、必要な栄養やカロリーが違います。
子猫の時は成猫よりも多くの栄養が必要になるので、栄養不足だと骨や筋肉がしっかりと育ちません。
子猫の1日あたりの必要なエネルギー量は、成猫の1.5~2.0倍程度と言われています。
また、成猫が子猫と同じ食事をしているとカロリーなどの摂取量が多くなってしまい、肥満やその他の病気になる恐れがあります。
そのようなことから、年齢に合ったフードを選ぶようにします。
原材料が明確、良質なタンパク質を使っている
パッケージの側面を見て下さい。
原材料は含有量が多いものから記載されているので、一番初めに記載されている原材料が鶏肉、ターキーなどと原材料が明記されているものを選んでください。
(肉類、ミートミールなどの曖昧な表記のものは、どんな原材料を使っているかわからないので避けます。)
猫はタンパク質がメインの栄養素です。
人の栄養素の割合 炭水化物:タンパク質:脂質=6:1.5:2.5
猫の栄養素の割合 炭水化物:タンパク質:脂質=1:6:3
人と猫では必要な栄養素の割合が全然違いますね。
タンパク質はエネルギー源になるだけでなく、筋肉や皮膚、被毛など様々な成分として利用されます。
そのため、原材料名がはっきりと表示された、高品質なタンパク質を高い割合で含むものを選びます。
人工的な添加物を含まない
見た目を美味しそうに見せるための着色料、美味しそうな香りを作り出すための香料。
これらの添加物は猫にとって必要なものではありません。
猫の体に優しくない原料で食いつきを促進しているのです。
日本はペットフードに関する法律はあるものの、厳しい基準であるとは言えません。
そのため、飼い主さんの正しい知識と信頼できるペットフードメーカーを判断する力が必要です。
危険性が高いとされる添加物
BHA
BHT
エトキシカン
ソルビン酸カリウム
没食子酸プロピル
ただし、酸化防止剤は品質を保つために必要な添加物なので、天然由来の添加物(ミックストコフェロール、クエン酸、ローズマリー抽出物など)が使用されているものを選びましょう。
食いつきの良いフードを選ぶ
健康で長生きしてもらうためには、必要な栄養素をしっかりと摂取する事が不可欠です。
食いつきの悪いフードでは必要な栄養補給が出来なくなってしまいます。
猫は、香りによって食欲が大きく影響される動物です。
そのため、猫の好むお肉や魚の香りが強いフードを与えると食いつきが良くなる可能性が高まります。
メーカーの信頼性
信頼できるメーカーと言われて国産のメーカーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
日本産ってやっぱり安心出来ますよね。
しかし、ペットフードに関してはその限りではありません。
日本には「ペットフード安全法」という法律があります。
「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)は2009年6月に制定されました。
日本は欧米に比べるとペットとの歴史が浅く、法律的に言えばペットは「モノ」として扱われています。
一部の添加物に関しても上限値が設定されているものの、完全に禁止されているわけではありません。
ペットの法整備が十分とは言えない日本は、ペットフードに関しては意外とルーズな面もあります。
その点、ヨーロッパでは以前から動物の権利が尊重されていて、猫が幸せに暮らすための法整備が進んでいます。
法整備が進んでいる海外産のキャットフードは、ペットやフードに対しての法律が厳しく取りしめられています。
そのため、安全性を第一に考え、製造されているのです。
以上の理由から、ペット先進国のメーカーはとても信頼性が高いと言えますね。
おすすめのキャットフード
ペット先進国のメーカーはとても信頼性が高いと前項でお話ししました。
次にご紹介するドライとウエットのキャットフードは、動物愛護で先進的な国イギリスで生産されていて、安心安全で良質なキャットフードとして自信をもっておすすめします。
チキンがフードに使われている食材の6割を占めている高タンパク質なフードというだけでなく、グレインフリーなので穀物アレルギーの猫でも安心です。
人工添加物を一切使用せず、ビタミンEを保存料に、「チキングレイビー」「アニスの実」「セイヨウハッカ」などを香料や調味料として使用しているので無添加で安心。
また、マグネシウムの量も0.09%に抑えるなど猫の健康を保つための配慮が隅々にまでされている、とてもおすすめなフードです。
カナガンキャットフードチキン
・グレインフリー
・子猫から老猫まで全年齢対応
価格 | 4,708円(税込)/1.5kg(1kgあたり約3,139円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 骨抜きチキン |
主な成分 | タンパク質:34%以上、脂質:16.7%以上、粗繊維:3.25%以下、灰分:10.7%以下、水分:8%以下、オメガ6脂肪酸:2.99%、オメガ3脂肪酸:0.82%、カルシウム:1.58%、リン:1.1% エネルギー(100gあたり):405kcal |
カナガンキャットフードは創立者の「本当に高品質なキャットフードを作りたい」という思いから開発され、イギリス産グレインフリーキャットフードとして世界39カ国(2020年8月現在)で展開しています。
チキンの良質なタンパク質がたっぷり含まれており、タウリンや食物繊維など栄養バランスも整っているので全猫に適しています。
ドライフードのメリット
「栄養バランスが良い」「水分が少ないので保存がきく」「ウェットタイプよりも安価」「歯石のケアや顎の筋力維持に最適」の4つです。
カナガンキャットフードウェット
・水分補給がばっちり
・子猫から老猫まで全年齢対応
価格 | 通常5,940円(税込)/75g x12缶セット |
原産国 | タイ |
第一原料 | チキン |
主な成分 | タンパク質:16.5%以上、灰分:2.5%以下、脂質:1.8%以上、水分:78%以下、粗繊維:0.5%以下 エネルギー(100gあたり)94.87kcal |
カナガンキャットフードウェットはチキンやサーモンの良質なタンパク質がたっぷり含まれており、食物繊維など栄養バランスも整っているので全猫に適しています。
ウエットフードのメリット
「水分の含有量が多い」「ドライフードに比べてタンパク質と脂質が多く、炭水化物は少ない」ことです。
うちの飼い猫に合ったキャットフードは?
キャットフードの選び方で重要視しなければならない項目に「年齢に合ったフードを選ぶ」事があげられます。
年齢に合ったフードを選ぶのには明確な理由があり、段階ごとに必要な栄養バランスや栄養量が大きく異なるためです。
そこでまずは年齢、状況別に詳しく見ていきましょう。
子猫(~1歳程度の子猫)
子猫の身体は目まぐるしく成長しますが、消化器系と免疫系はゆっくりと発達します。
子猫の身体を作るために大切な栄養素であるタンパク質は、高品質な動物性のタンパク質がたくさん入っているフードを選びましょう。
タンパク質が30~40%程度入っているフードがおすすめです。
子猫のうちにいろんな味や食感、香りなどたくさんの事を経験させてあげると、フードの切り替えなどがスムーズになります。
最も気を付けて欲しいことは、安全性です。
ぐんぐん栄養を吸収していく子猫の時期は、出来るだけ安全性の高いキャットフードを選ぶとよいです。
ポイント
安全性を確認する方法として、きちんと法整備されている国で生産されていることがあげられます。
猫を飼う歴史が長いアメリカやヨーロッパでは、原料から製品まで厳しく検査されていて法整備もきちんとされているので安心です。
成猫(1歳~)
猫は、年齢や体質によって必要な栄養素が変わってくるため飼い猫に合ったフードを選ぶようにします。
- 成猫用の総合栄養食である
- 高品質なタンパク質の割合が多く含まれている
- 炭水化物が少ないものを選ぶ
適切なキャットフードを与える事が病気になりにくい体づくりのポイントです。
ココがポイント
総合栄養食とは、新鮮な水とそれだけで猫の健康を維持出来るように、栄養的にバランスが取れているキャットフードのこと
老猫(7歳以上)
元気で長生きしてもらうためには、低カロリーでもしっかり必要な栄養素が摂取出来るキャットフードを選びましょう。
次のポイントを参考にしてください。
- 高品質なタンパク質(含有量25~30%程度)が入っているもの。
- フードの品質重視。とにかく安全であること。
- 肉か魚は愛猫の好みで大丈夫!
- ウエット、ドライなど形状や食べやすさも考慮してあげて。
猫がシニアになってくると、慢性腎不全を抱える猫が多くなってきます。
今まで以上に愛猫の体調に合わせたキャットフードを選ぶようにしてあげてください。
避妊、去勢中の猫
猫の避妊、去勢手術後は食欲旺盛になって太りやすくなるので、体重管理をしっかりと行うことが大切です。
しかし、個体差があるため必ずしも低カロリーの食事にしなければいけないわけではありません。
避妊、去勢後のキャットフード選びのポイントは3つです。
❶下部尿路ケアに配慮されている
去勢後の雄ネコは尿石症を発症する確率が高いと言われており、排尿出来なくなると急性腎不全~尿毒症を引き起こし亡くなることもあります。
❷高タンパクでカロリー・脂質は控えめ
良質なタンパク質が豊富であることは大切。手術後は太りやすいため、カロリー・脂質は控えめな方が良いでしょう。
❸食物繊維がバランス良く含まれている
腸内環境が良くなると食べ物をしっかりと消化できるので、手術後の太りやすい猫の体重管理にも役立ちます。
妊娠中の猫
妊娠中は胎児に栄養を送るため、通常の約2倍のエネルギー量を必要とします。
そうすると普段の約2倍の食事量となるので、効率よく食事を取るためにも高脂質で高カロリーなものにし、食事量を調節しましょう。
フードを選ぶポイントは次の5つです。
- 動物性たんぱく質が豊富で消化が良いもの
- 脂質は18%以上、EPA・DHAなどのオメガ3脂肪酸が豊富なもの
- L-カルニチンが豊富なもの
- カルシウム・リンが豊富なもの
- 人工添加物が含まれていないもの
タンパク質が足りないとお腹の子がしっかりと育ちません。
量はもちろん、良質な動物性タンパク質であることがとても大切です。
どの年齢でも状況でも、良質な動物性たんぱく質が豊富に含まれていることは、良いキャットフードの必須条件ですね。
良質な動物性たんぱく質をベースに、それぞれに必要な栄養素がバランス良く配合されていて安心安全なキャットフードを選ぶことが重要です。
良質な動物性たんぱく質とは?
タンパク質を構成するアミノ酸のうち、体内では作り出せない「必須アミノ酸」がバランス良く含まれたタンパク質のこと
人気の種類別に合ったキャットフードは?
猫は種類によって体格や体質が違うため、キャットフード選びもそれぞれ注意すべきポイントがあります。
ここでは、主な猫種別におすすめのキャットフード選びのポイントを見ていきます。
せっかくですので、人気の猫種別ランキングも発表しましょう!
人気別ランキングの第1位は、14年連続No.1のあの猫ちゃんです。
あなたの飼っている猫ちゃんはこの中にいますか?
最新版 人気品種ランキングBEST5
スコティッシュフォールド
ミックス
マンチカン
アメリカン・ショートヘア
ノルウェージャン・フォレストキャット
人気ランキング第1位は、まるっとしたフォルムとふわふわ感が魅力的なスコティッシュフォールドでした。
実際にSNSなどで見かける事が多く人気の高さがうかがえますね。
5位以下は、ラグドール、ブリティッシュ・ショートヘア、ベンガル、ロシアンブルー、メインクーンと続きます。
では、それぞれの猫種別に合うキャットフード選びのポイントを順に見ていきましょう。
スコティッシュフォールド
愛嬌のある丸顔と折れ曲がった耳が可愛いさで人気のスコティッシュフォールド。
その名の通りスコットランドが起源だとされており、「スコットランドの折りたたまれたもの」が名前の由来です。
性格は人懐っこく、大人しいのでしつけがしやすい猫と言われています。
スコティッシュフォールドは大人しいがゆえに、他の猫より運動量が少ないので適正な体重管理が重要です。
スコティッシュフォールドのフードの選び方ポイント
高タンパク(免疫、筋力の維持)
低炭水化物(肥満、消化機能の低下を防ぐ)
関節ケア成分配合(骨の健康維持)
ミックス
ミックス(混血種、雑種)とは、2種類以上の品種を掛け合わせて生まれる猫のことです。
純血種に比べて体が丈夫で、病気になりにくいと言われています。
また、サイズや模様のバリエーションが無数に存在するのもミックスの魅力です。
ミックスのフードの選び方ポイント
良質な動物性たんぱく質が豊富(筋肉の健康維持)
バランスの良い食物繊維(毛球症予防、スムーズな排泄)
ドライとウエットフード両方選ぶ(効率的な栄養補給、水分摂取量増量)
マンチカン
短い足がチャームポイントのマンチカン。
太りやすい体質で、短い足に負担がかかると椎間板ヘルニアの心配があるので注意が必要です。
マンチカンのフードの選び方ポイント
低炭水化物(過食防止、消化機能の低下・高血糖防止)
良質な動物性たんぱく質と抗酸化・抗炎症作用のある成分配合(良質なエネルギー源の確保、免疫力・皮膚の健康維持)
バランスの良い食物繊維(便秘解消、毛球症予防)
アメリカン・ショートヘア
運動大好き、食べるの大好きなとにかく元気で活発なアメリカンショートヘア。
約4年間かけて大人になる、成長がゆっくりな猫種です。
アメリカンショートヘアのフードの選び方ポイント
高たんぱく・低炭水化物(骨太な体型維持、消化機能の低下・高血糖予防)
高脂質(消化吸収が良い、食べ過ぎ防止)
無添加・良質な動物性たんぱく質(健康維持、満腹感、筋肉維持)
ノルウェージャン・フォレストキャット
ゴージャスな毛並みで運動神経抜群のノルウェージャンフォレストキャット。
豪華な被毛ゆえ、毛づくろいの時に自分の被毛を飲み込みがちなのが気を付けたいポイントです。
成長期が3~5年と長いのも特徴です。
ノルウェージャンフォレストキャットのフードの選び方ポイント
良質な動物性たんぱく質(骨太な体格作り)
バランスの良い食物繊維(毛玉ケア、毛球症予防)
全年齢対応(成長期間が長いため)
ラグドール
ふわふわしたシルクのような被毛と透き通るブルーの瞳を持つラグドール。
ぬいぐるみのような見た目通り穏やかな性格で飼いやすい猫です。
しかし、ラグドールの毛は長いため毛玉ケア対策は必須です。
ラグドールのフードの選び方ポイント
動物性たんぱく質が豊富(骨格・筋肉の維持、被毛のツヤの維持)
バランスの良い食物繊維(毛のスムーズな排泄、毛球症予防)
ドライとウエットフード両方選ぶ(水分摂取量の増量)
ブリティッシュ・ショートヘア
ずんぐり体型にもかかわらず、運動の得意なブリティッシュショートヘア。
見た目と違って意外と筋肉質なんですよ。
しかし、筋肉質がゆえに太りやすい面もあります。
ブリティッシュショートヘアのフードの選び方ポイント
高たんぱく・低炭水化物(筋肉質な体格維持、消化機能の低下・高血糖予防)
低アレルゲン食材使用(皮膚疾患予防、病気予防)
カルシウム・リン・マグネシウムの量を抑え、かつバランスが良い(尿路結石予防)
ベンガル
ヤマネコをルーツに持つことから、しなやかな体つきと美しい毛柄が魅力的なベンガル。
遺伝病が少なく、猫白血病の免疫を持っていてとても丈夫な猫です。
大人しくて従順な性格なので飼いやすい猫です。
ベンガルのフードの選び方ポイント
高たんぱく・低炭水化物(筋肉質な体格維持、消化機能の低下・高血糖予防)
低アレルゲン食材使用(皮膚病・角膜炎予防)
良質な動物性たんぱく質・無添加(免疫力アップ、健康維持)
ロシアンブルー
原産国はロシアかイギリスとなっています。
ロシアンブルーは名前の通り、被毛の色はブルーのみで寒さに強い猫です。
大人しい性格ですが、運動量が豊富で遊ぶのが大好きなのでたくさん遊んであげましょう。
尿路結石と肥満に特に注意したい猫種です。
ロシアンブルーのフードの選び方ポイント
良質な動物性たんぱく質・低炭水化物(十分な栄養補給、肥満防止)
phコントロール(尿路結石予防)
メインクーン
メインクーンの最大の特徴は、何と言ってもその大きさです。
「ジェントル・ジャイアント(穏やかな巨猫)と呼ばれていますが、その大きな身体とは裏腹に鳴き声はとても小さく静かです。
性格はとても愛情深く、よくなつきます。
ですが、その大きな身体を支える関節に負担がかかりやすいのも特徴。
もうひとつ、心臓の健康にも配慮が必要です。
メインクーンのフードの選び方ポイント
良質な動物性たんぱく質(筋肉の維持、成長のサポート)
無添加・グレインフリー(アレルギー予防、安心安全なフード)
バランスの良い食物繊維・オリゴ糖(毛球症予防、スムーズな排泄)
それぞれの猫種によって選び方のポイントは多少異なりますが、良質な動物性たんぱく質はどの猫種にも大切なポイントです。
良質な動物性たんぱく質を豊富に含んでいて、なおかつそれぞれの猫種に必要な栄養素がしっかりと入っているキャットフードを選ぶと良いですね。
では、年齢・状況別、猫種別とここまで見てきた選び方ポイントを全てクリアしているおすすめのキャットフードをご紹介しておきます。
おすすめはカナガンキャットフードチキン!
●特徴
- 獣医師の94%が推奨 ※
- グレインフリー
- 子猫から老猫まで全年齢対応
※カナガンキャットフード チキンを使用した獣医師114名を対象に「健康な猫の飼主から、当製品を使用してみたいがどう思うか相談された場合、当製品を推奨しますか?」と聞き、「(とても)良い製品だと思う」と回答した割合。2021年8月ベッツアイ調べ。
おすすめのウェットフードはカナガンウェット
●特徴
- 主食にOKな栄養バランス
- 水分補給がばっちり
- 子猫から老猫まで全年齢対応
価格 | 通常5,940円(税込)/75g x12缶セット |
原産国 | タイ |
第一原料 | チキン |
主な成分 | タンパク質:16.5%以上、灰分:2.5%以下、脂質:1.8%以上、水分:78%以下、粗繊維:0.5%以下 エネルギー(100gあたり)94.87kcal |
目的別に選ぶキャットフード
ここまで年齢・状況別、猫種別とそれぞれに合うキャットフードのポイントを見てきました。
それぞれのポイントを十分にクリアしているおすすめのキャットフードも紹介させていただきました。
最後にもうひとつ、大事な選び方のポイントをご紹介します。
それは、フードは与える目的によっても適切な商品が変わってくると言う事。
愛猫の健康で長生きを支えるのは、その子に適したフードを与える事です。
この項では、目的別におすすめのキャットフードを見ていきましょう。
グレインフリー
グレイン(grain)とは、「穀物」のこと。 グレインフリーとは「穀物を使用していない」「穀物不使用」という意味を表す言葉。
キャットフードのグレインフリーとは、猫にとって消化がしにくい穀物類を一切使わず、肉類などを主原料として使っているフードのことです。
猫は元々穀物をそのまま食べる習慣がない肉食動物です。
グレインフリーのキャットフードのメリットは、穀物が含まれているキャットフードよりも消化の負担になりにくいので猫の体に優しいと言えます。
グレインフリーのキャットフードならモグニャン
※2 当製品を使用した獣医師113名を対象に「健康な猫の飼主から、当製品を使用してみたいがどう思うか相談された場合、当製品を推奨しますか?」と聞き、「(とても)良い製品だと思う」と回答した割合。2021年8月ペッツアイ調べ。
・FEDIAFの基準を満たす工場で生産
・着色料・香料不使用
価格 | 4,356円(税込)/1.5kg(1kgあたり約2,904円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 白身魚 |
主な成分 | タンパク質 27%以上、脂質 11%以上、粗繊維 5. 25%以下、灰分 9. 5%以下、水分 5%以下、NFE 41%、オメガ3脂肪酸 2.5%、オメガ6脂肪酸 1.3%、リン 1.1%、カルシウム 1.3% エネルギー(100gあたり)379kcal |
無添加
無添加キャットフードとは、文字通り添加物が含まれていないキャットフードのことです。
亜硝酸ナトリウムやフルビル酸カリウム、増粘剤、増粘多糖類、BHA・BHTなどの危険な添加物を使用していないフードを指します。
無添加のメリットは、ほとんど添加物が含まれていないので、がんや肝臓病その他の病気になりにくいことです。
人間用の食べ物と違い、キャットフードの添加物に対する法規制が日本は緩いです。
国産だからといって安心して買うのではなく、添加物に対する知識をしっかり持ってキャットフードを選びましょう。
無添加(香料・着色料不使用)のキャットフードならモグニャン
※2 当製品を使用した獣医師113名を対象に「健康な猫の飼主から、当製品を使用してみたいがどう思うか相談された場合、当製品を推奨しますか?」と聞き、「(とても)良い製品だと思う」と回答した割合。2021年8月ペッツアイ調べ。
・FEDIAFの基準を満たす工場で生産
・着色料・香料不使用
価格 | 4,356円(税込)/1.5kg(1kgあたり約2,904円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 白身魚 |
主な成分 | タンパク質 27%以上、脂質 11%以上、粗繊維 5. 25%以下、灰分 9. 5%以下、水分 5%以下、NFE 41%、オメガ3脂肪酸 2.5%、オメガ6脂肪酸 1.3%、リン 1.1%、カルシウム 1.3% エネルギー(100gあたり)379kcal |
ドライフード
ドライフードとは、水分を10%以下まで乾燥させたフードで、キャットフードとしてイメージされやすい固形のキャットフードです。
保存期間も長く、硬いので猫の顎の強化にもなります。
ただ、水分がほとんど含まれていないのも特徴です。
猫は元々水分をあまり取らないので、水分不足には気を付けてあげましょう。
ドライフードのキャットフードならカナガンキャットフードチキン
・グレインフリー
・子猫から老猫まで全年齢対応
価格 | 4,708円(税込)/1.5kg(1kgあたり約3,139円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 骨抜きチキン |
主な成分 | タンパク質:34%以上、脂質:16.7%以上、粗繊維:3.25%以下、灰分:10.7%以下、水分:8%以下、オメガ6脂肪酸:2.99%、オメガ3脂肪酸:0.82%、カルシウム:1.58%、リン:1.1% エネルギー(100gあたり):405kcal |
ウエットフード
水分含有量が約80%と高く柔らかい食感で、あまり水を飲まない猫の水分補給が手軽に出来ます。
香りがドライフードよりも強いため、猫の食いつきが良いのも特徴の一つです。
開封後は長期保存ができないため、新鮮なうちに食べきるようにしましょう。
ウエットのキャットフードならカナガンウエット
・水分補給がばっちり
・子猫から老猫まで全年齢対応
価格 | 通常5,940円(税込)/75g x12缶セット |
原産国 | タイ |
第一原料 | チキン |
主な成分 | タンパク質:16.5%以上、灰分:2.5%以下、脂質:1.8%以上、水分:78%以下、粗繊維:0.5%以下 エネルギー(100gあたり)94.87kcal |
国産
国産キャットフードのメリットは、日本の会社なので何かあった時の問い合わせがしやすいことです。
国産のキャットフードを選ぶ際には、原材料が国産かどうかしっかりと確認しましょう。
なぜなら日本のペットフードに関する法律がそれほど厳しくないことから、原材料が国産でない事が多いからです。
国産のキャットフードならねこひかり
・香りをよくするオイルを使っていない
・小麦グルテンフリー
価格 | 4,356円(税込)/1.5kg(1kgあたり約2,904円) |
原産国 | 日本 |
第一原料 | 鶏肉 |
主な成分 | 粗タンパク質32.4%以上、粗脂肪13.5%以上、粗繊維1.9%以下、粗灰分 4.7%以下、水分7.0%以下 424kcal/100g |
高級キャットフード
価格が高級だからといって良いキャットフードとは限りません。
主原料や安全性、使用する成分や食材、信頼できるメーカーであるか?など総合的に判断しましょう。
高級なキャットフードならカナガンキャットフードチキン
・グレインフリー
・子猫から老猫まで全年齢対応
価格 | 4,708円(税込)/1.5kg(1kgあたり約3,139円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 骨抜きチキン |
主な成分 | タンパク質:34%以上、脂質:16.7%以上、粗繊維:3.25%以下、灰分:10.7%以下、水分:8%以下、オメガ6脂肪酸:2.99%、オメガ3脂肪酸:0.82%、カルシウム:1.58%、リン:1.1% エネルギー(100gあたり):405kcal |
食いつき
猫の健康な体に欠かせないのは、十分な栄養です。
食いつきの悪いキャットフードでは必要な栄養が十分に取れず、体調を崩してしまいます。
何より、美味しそうに食べてくれる愛猫を見るのは私たち飼い主にとって幸せですよね。
食いつきで選ぶならカナガンキャットフードチキン
・グレインフリー
・子猫から老猫まで全年齢対応
価格 | 4,708円(税込)/1.5kg(1kgあたり約3,139円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 骨抜きチキン |
主な成分 | タンパク質:34%以上、脂質:16.7%以上、粗繊維:3.25%以下、灰分:10.7%以下、水分:8%以下、オメガ6脂肪酸:2.99%、オメガ3脂肪酸:0.82%、カルシウム:1.58%、リン:1.1% エネルギー(100gあたり):405kcal |
お試し
そのお悩み良くわかります!
せっかく買ったのに食べてくれないと「なんで~?」ってなりますよね。
そこでおすすめがこちら!
550円でお試しができる犬猫生活キャットフード
・国産中心の食品を使用
・子猫から老猫まで全年齢対応
価格 | お試し550円(税込)/160g |
原産国 | 日本 |
第一原料 | 生肉(鶏肉(日本) |
主な成分 | 粗タンパク質:31%以上、粗脂肪:15%以上、粗繊維:3%以下、粗灰分:9%以下、水分:10%以下 |
キャットフードはこれに決めた!
その後のくうちゃんのキャットフード探しはどうなったのか...。
キャットフード探しはかなり難航しました。
くうちゃんはとても美食家らしく、なかなかくうちゃんのお眼鏡にかなうものが見つからないのです。
ある時、「猫の体に良いキャットフード」で検索して出てきたのが「カナガンキャットフードチキン」です。
公式サイトや口コミ、いろんな記事を見て「これならくうちゃんのお眼鏡にかなうのでは?」と購入してみました。
その結果は...。
袋を開封した時、寝ていたくうちゃんがムクッと起き上がって、なんとっ!袋の中に顔を突っ込んでカリカリと食べ始めたのです!
これには驚くやら、笑えるやら...。
子猫の時に出会ったこの「カナガンキャットフードチキン」は13歳のおばあちゃん猫になった今でもお気に入りです。
本当に良いキャットフードに出会ったおかげか、13歳の今でも元気で毛ツヤも良く「美人さんだね」と会った方から必ずと言っていいほど褒めてもらえる自慢の猫です。
あの時、あきらめないでネットを検索し続けて本当に良かったと思います。
美食家くうちゃんおすすめの「カナガンキャットフードチキン」を紹介しておきますね。
美食家くうちゃんイチオシ!カナガンキャットフードチキン
・グレインフリー
・子猫から老猫まで全年齢対応
価格 | 4,708円(税込)/1.5kg(1kgあたり約3,139円) |
原産国 | イギリス |
第一原料 | 骨抜きチキン |
主な成分 | タンパク質:34%以上、脂質:16.7%以上、粗繊維:3.25%以下、灰分:10.7%以下、水分:8%以下、オメガ6脂肪酸:2.99%、オメガ3脂肪酸:0.82%、カルシウム:1.58%、リン:1.1% エネルギー(100gあたり):405kcal |
キャットフードの量と与える回数の目安
こんな疑問をお持ちの方も多いのでは?
毎日のごはんは猫ちゃんにとって楽しみの一つであり、健康を左右する大事な要素でもあります。
毎日の食事選びの基本は、栄養過不足にならないよう、「総合栄養食」で「ライフステージに合ったもの」を選ぶことです。
キャットフードの量と与える回数は
・体重
・避妊や去勢の有無
・そのキャットフードのグラム当たりのカロリー
をもとにして計算します。
ですが、難しい計算は頭の良い方にやってもらいまして、出てきた「1日のフード量」は以下になります。
月齢 | 平均的な体重 | 1日のフード量 |
---|---|---|
1か月齢 | 500g~1.0kg | 約60~75g |
2か月齢 | 1.0~1.5kg前後 | 約75~85g |
3か月齢 | 1.5~2.0kg | 約85~100g |
6か月齢 | 3.0~4.5kg | 約100g~120g |
9か月齢 | 5.0~6.0kg | 約110g~125g |
12ヶ月齢以降 | 4.0~8.0kg | 約65g~110g |
※100gあたり400kcalのキャットフードの場合
上の表はあくまでも目安です。
必ずしも表の通りの給餌量を与えればいいと言う事ではなく、猫ちゃんの体調や状態を見ながら加減してあげてくださいね。
また、キャットフードのパッケージに書かれた給与量を参考にして、愛猫の状態や体調を見ながら調節するのもいいでしょう。
なお、適切な1日の給餌量を把握するには、猫ちゃんの体重を知ることが大切です。
時々、猫ちゃんの体重を計りなおして正しい体重を把握するのをおすすめします。
与える回数
フードを与える回数については月齢ごとに異なります。
子猫のうちは胃が小さく、一度に少量ずつしか食べることができないので分けて与えるようにしてあげてください。
回数については、厳密な決まりはありません。
・離乳から生後4か月齢位まで→1日4~6回
・生後4か月齢以降→1日2~3回
くらいを目安に分けて食べさせてあげるといいでしょう。
ただ猫によっては、一気に食べるタイプの子と、少しづつ何回かに分けて食べるタイプの子がいるので、愛猫の様子で与える回数を決めるようにしてあげましょう。
回数はそんなに神経質にならなくてもトータルで1日の摂取量を満たしていればOKです。
他メーカーからの移行方法は?
猫に与える新しいフードを与えるときは、いきなり新しいフードに切り替えてしまうと猫の体にも負担がかかり、下痢や軟便などの体調不良を引きおこすこともあります。
新しい食事を少ない割合から始めて、1週間ほどかけて新しいフードに完全に移行していきます。
また、猫はニオイに敏感なので、フードが変わると警戒して食べないことも多いです。
ですが、食べないからと言ってすぐに合わないと思うのではなく、しばらく慣れるまで様子を見ながら与えて見て下さい。
新しいフードがその子にとって良いキャットフードならば、きっと食べてくれるようになりますよ。
キャットフード保存方法は?
キャットフードの味や風味を保つためには、正しい保存方法で保存する事が大切です。
万が一、保存方法を誤ってキャットフードが酸化してしまうと猫の健康に悪影響を及ぼしてしまいます。
開封前のドライフード、ウエットフード共に以下の保存条件が基本です。
開封前
- 高温多湿ではない
- 温度変化が少ない
- 直射日光が当たらない
開封後はドライフード、ウエットフードそれぞれ次のように保存します。
開封後
- ドライフード⇒なるべく空気に触れないよう、密閉保存が基本です。
- ウエットフード⇒別の容器に移し替えて冷蔵保存。
開封後のウエットフードは、翌日までに食べきってくださいね。
おすすめキャットフード!目的別に選ぶランキング13選:まとめ
大切な愛猫には元気で、1日でもより長く生きていてほしい...。
全ての飼い主さんが切に願うことではないでしょうか。
そのために私たち飼い主が愛猫の為にしてあげられることは、ストレスのない快適な住環境を整えてあげることと、必要な栄養が十分に取れる食事です。
特に食事は毎日の健康の基本なので、猫の体のことを真剣に考えて作られた安心安全なキャットフードを選んであげてください。
この記事は、1日でも長く愛猫と共に幸せな毎日を送りたいと願う、全ての飼い主さんにぜひ読んで頂きたい自信作です。
この記事を読んでくれた、あなたの大切な愛猫の元気な毎日のお手伝いが出来ることを願っております。