今回はそんな疑問を解決します。
シャム猫の珍しいポイントカラーといわれる「ライラックポイント」についての紹介と共に、別のポイントカラーについてもご紹介していきます。
実は、ポイントカラーにはいくつか種類があるのを知っていますか?
中でも、一番珍しいと言われるのが、「ライラックポイント」というポイントカラーです。
珍しいと言われると気になっちゃいますよね。
私も初めて見た時は、「これってシャム猫ちゃんだったのか!」と思いました。
皆さんがイメージしたシャム猫ちゃんとは少し違う雰囲気なのではないかと思います。
恐らく、よく見るシャム猫として白っぽいベースに、顔、耳、手、足に濃いめのポイントカラーが入っているのをイメージすることが多いと思います。
ポイントカラーとベースの色でとてもメリハリがある印象です。
しかし、ライラックポイント、ブルーポイントに関しては、ポイントカラーが薄いのでメリハリ感はなく、また違うやわらかな印象になります。
ちょっと同じ猫種とは思えないな(笑)と思うほど、色で変わるものなんですね。
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※専門家が目的別に徹底解説しています。
目次
シャム猫の柄の特徴
シャム猫はポイントカラーの代表的な猫と言われています。
と言っても、そもそも「ポイントカラーってなに?」と思いますよね。
私も猫の柄にそんなものがあるのは知りませんでした。
調べてみると、ポイントカラーと言うのは、冒頭にもありますが、顔、耳、手、足にある濃い色のことのようです。
ついでに分かったのは、ポイントカラーがあのように現れる理由がちゃんとあるということです。
猫の毛色、柄の理由なんて考えたこともなかったのですが、見てみると「お~。なるほど!よくできてるんだなぁ」という気分になりました。
では、どんな内容かここでみなさんにも教えたいと思います。
ポイント
シャム猫はサイアミーズ遺伝子という色素を抑制する遺伝子をもっています。
温度が寒くなると色素が濃くなり、熱くなると色素が薄くなったりする働きがあるんです。
そんな遺伝子があるなんて驚きですよね。
体の中心部は白っぽく、そこから離れたポイントカラーの部分で温度の影響を受けやすいので、あのような柄になっています。
寒いときに色が濃くなるのは、太陽光を吸収しやすくするためとも言われています。
夏に黒い車に乗ると「車の色が黒だから、熱を吸収して暑いんだよね」という会話をしたことを思い出しました。
シャム猫は自分で体温管理しているのでしょうか???ここは正直謎なところですが、寒いのが苦手な猫なので、あり得る話だなと思いました。
ちなみにシャム猫という呼び方は日本独特のもので、
海外では「サイアミーズ」と呼ばれています。
ポイントカラーの種類
シールポイント
シャム猫のポイントカラーの中でも一番多い種類です。
ペットショップを見ていても、ほとんどがシールポイントです。
ポイントカラーが一番濃くでてきます。
人気も高く、毛色の変化を楽しみにしている人も多いです。
シール(seal)と言うのは英語で「アザラシ」という意味で、アザラシ色という表現がされています。
チョコレートポイント
名前の通り、チョコレートのような色のポイントカラーです。
シールポイントにとても良くにていますが、シールポイントよりは少し薄めの焦げ茶色で、
少し柔らかい印象になります。
ライラックポイント
ポイントカラーが一番薄く、顔も白っぽい感じになっています。
ライラックポイントは、シャム猫の中では一番珍しい毛色です。
ポイントカラーは淡いグレーの毛色で、全体的に柔らかい印象です。
ブルーポイント
ポイントカラーは青みがかかったグレーです。
ブルーポイントも全体的に薄くて柔らかい雰囲気です。
ライラックポイントと同じく珍しい毛色ですが、ペットショップで探してみると
ちょこちょこ見かけます。
非常に珍しいライラックポイントについて
ライラックポイントが珍しいって言うけど、どれぐらい珍しいんだろう??そう思って調べてみました。
ちょっと難しい話だなと思いましたが、できるだけ分かりやすくまとめました。
まずは、シャム猫のポイントカラーがどのように決まるのかを説明したいと思います。
子猫が生まれるとき、親猫の持つカラー因子を受け継ぎます。
カラー因子の種類はB,b,D,dの4種類です。
この因子の組み合わせによって色が決まります。
様々なパターンで生まれるシールポイントに比べて、ライラックポイントが生まれる組み合わせは
「bbdd」のみとなっており、確率は約6%です。
この因子を簡単に説明するとこのようになります。
カラー因子について
- Bは黒色
- bは焦げ茶色
- dは濃度が下がる
- Dは濃度を下げない
頭の中でこの色を足したり薄めたり想像すると、「あれ、ここはこういう組み合わせなのか」と感じる部分もありました。
正確には専門家でないと分からないかもしれませんが、このような組み合わせがあるというのが生命の不思議!と感じます。
その他のカラー因子について
シールポイント
因子の組み合わせは黒色のBや、濃度を下げないDがあるとシールポイントになるといわれています。
チョコレートポイント
因子の組み合わせは、黒色のBを持たず、焦げ茶のDがあるとチョコレートポイントになると言われています。
ブルーポイント
黒色のBを持ち、焦げ茶のDを持たないとブルーポイントになると言われています。
シャム猫のその他の基本的な特徴
ここまできたらポイントカラーだけでなく、シャム猫の基本的な特徴を知ってシャム猫を大好きになってしまいましょう。
ここではシャム猫の魅力がポイントカラーだけではないという所が分ります。
私は雑種猫しか飼ったことがありませんが、猫種によってこんなに特徴があったんだ!と自分の猫と比較してみました。
まず体型から違うなっと思いましたが、運動不足なだけだった!!という現実を見ることになりました(笑)
たくさん遊んであげようと思います。
シャム猫の体型
くさび形のシュッとした顔、手足が長く、ほっそりとしたスタイル抜群の猫です。
このような体系は「オリエンタル・タイプ」と言われています。
ほっそりしていますが、運動神経が良く、実は筋肉がしっかりとついています。
シャム猫の毛
シャム猫は暖かな国の出身であり、短毛でお手入れがしやすい毛です。
寒がりといわれているので、冬の温度対策はしっかりしましょう。
シャム猫の目
サファイアブルーといわれる、深い青色でとても美しい瞳をしています。
シャム猫は必ず青色の目になるといわれています。
これは、ポイントカラーと同じサイアミーズ遺伝子によるものです。
シャム猫の耳
長くて大きな耳が印象的です。
顔が小さいので、より大きく見えてしまいますね(笑)
耳はポイントカラーで濃い色になっています。
シャム猫の性格
シャム猫は、運動が大好きで、よく遊びます。
しっかりと遊んであげる時間を作ってあげましょう。
また、良く鳴く猫とも言われています。
飼い主とお話しする様子を見かけるたび、微笑ましい気持ちになります。
シャム猫の価格
年齢にもよりますが、個人的に調べてみたところ、ペットショップでは5万円~30万円と大きく差があります。
ライラックポイントはやはり珍しくて見つけることができませんでした。
ブリーダーの方では、ライラックポイントのシャム猫を確認できましたが、すべて成約済みとのことで、かなり人気が高いのだと思います。
見つけたらラッキーですね。
シャム猫のオススメキャットフード
シャム猫は運動量が多く、筋肉が発達しています。
その筋肉を維持するためにも、良質なタンパク質が入っているキャットフードがオススメです。
ポイント
- ヒューマングレードの白身魚たっぷり
- 高タンパク・グレインフリー
- 子猫からシニア猫までオールステージ対応
- 食いつき率3.2倍
タンパク質量が30%以上含まれており、猫に必要な栄養素をしっかりとることができます。
安心、安全でいうと、シャム猫に限らずすべての猫に栄養満点のオススメキャットフードです。
気になる方は是非公式サイトをチェックしてみてください!
ライラックポイントのシャム猫は珍し!他のポイントカラーも解説!:まとめ
シャム猫のライラックポイントについて簡単にまとめると。
まとめ
- サイアミーズ遺伝子により、ポイントカラーになっている。
- 薄い色である。
- 親猫から受け継がれるカラー因子によって決まる。
- カラー因子の組み合わせが少ないので、珍しい。
シャム猫はどんなポイントカラーでもとても可愛いです。
すべてのポイントカラーの子をコンプリートして囲まれたい!という気分です。
ライラックポイントのシャム猫は、ペットショップやブリーダーさんから購入することができるようですが、
シャム猫自体が人気であることや、さらにライラックポイントのシャム猫は希少であるため、少ないです。
今回調べたことで、ペットショップにいったらシャム猫をつい探してしまいそうです。
出会えたら運命だと思ってお迎えしてみるのも良いかもしれませんね。