そうなんですよね、里親サイトの評判を見ると確かにどのサイトも悪い評判のほうが多いですよね。
そこで人気里親サイトを調べました。
そうすると、浮かび上がってきたのが日本が「動物愛護後進国」である事実です。
今回はこのこともまじえてお話ししたいと思います。
結論から申し上げると里親サイトでゆずり受けた話では、「ゆずり受けた猫ちゃん」に対する不満を言っている人はほとんどいません。
気に入った猫ちゃんをゆずり受けた人は一緒に生活すると愛情もわいてきます。
なにより、猫ちゃんが好きですし。
ですから、「ゆずり受けた猫ちゃん」に対する不満を述べている人はほぼいません。
問題が起きているのは「譲渡してくれる保護猫団体の対応」であったり「譲渡してくれる個人の対応」、「譲渡時にかかる料金の問題」の3つになると思います。
里親サイトで人気のあるところ3つをくらべてみましたのでよろしければお読みください。
こんな人に読んでいただけたら。
- 里親サイトで猫をお迎えしようと思うが失敗したくない。
- 猫ちゃんの「殺処分」ってなに?
こんな悩みをお持ちの方は是非ご覧になってください。
一番下に記事執筆時の「シャム猫の子猫」の里親サイトでの掲載状況ものせていますのでよろしければ参考になさってください。
里親人気サイト3選
OMUSUBI
OMUSUBIさんの里親は審査に合格した保護猫団体さんです。
OMUSUBIさんの「ミッション」は「幸せな家族を結ぶことで殺処分問題の解決につなげること」です。
ネコジルシ
ミッションは「ネコと人が一緒に幸せになれること」
里親マッチングだけではなく猫ちゃんのいろんな情報などを共有できるサイト
「ネコ写」「みんなの猫日記」「にゃんでもQ&A」「迷い猫掲示板」「チャット」などの機能も持たせている総合サイト
みんなの子猫ブリーダーさん
飼い主となるお客様が、ブリーダーから直接ペットをお迎えをする「ブリ―ダー直販」。
欧米ではすでに主流であった「ブリーダー直販」こそが、ペット、そしてお客様にとって最善の出会い方である。
その信念から確信し、2011年に「みんなの子猫ブリーダー」をスタートさせました。
そして今、ペットと人の関係性を改めて見つめ直し、よりしあわせな共生スタイルを実現しようとしています。
- ペットが健やかに生きる権利を
- ペットと人の共生社会を目指して
- ペット業界により確かな責任を
この3つのサイトはビジョンも明確ですばらしいなぁ、と思います。
日本は「動物愛護後進国」なんです
フランスでは2024年からペットショップでの「犬・猫」の販売が禁止になるそうです。
理由はペットとして飼われていたものが捨てられることを防止するためという事です。
イギリスでは2020年「ルーシー法」が始まり、子犬および子猫のペットショップでの販売が禁止されました。
「ルーシー法」とは
「劣悪繁殖業者(れつあくはんしょくぎょうしゃ)」を撲滅するために作られた法律。
繁殖犬だった「ルーシー」が劣悪な環境の中でどんどん子犬を生まされました。
狭いオリの中での生活により腰や骨盤は変形してしまい、救出されたときには「てんかん」にもかかっていたそうです。
そのせいで救出された後3年でなくなってしまったそうです。
「ルーシー」のような子を出さないため世論が立ち上がってできた法律です。
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ヨーロッパは「動物愛護先進国」が多くあります。
「フランス」、「イギリス」以外にも「オーストリア」や「スイス」、「スウェーデン」もペットショップでの生体の販売は禁止されています。
また、「ドイツ」では「猫・犬の殺処分は法律で禁止」されています。
それに比べると「日本」は「動物愛護後進国」と呼ぶしかないですね。
日本でも「動物愛護管理法」の規制が年々強化されているそうです。
1人当たり飼育頭数上限ができたり、ペットショップでのケージのサイズに規制ができたりしています。
でも、そのケージのサイズでは「パピーミル」はなくならないと思います。
ペットショップがあることで「パピーミル」と呼ばれるブリーダーも生まれてしまいます。
大量生産⇒大量消費⇒大量処分の流れですね。
パピーミルとは
直訳すると「子犬工場」となります。
日本では犬だけではなく、費用をおさえて大量繁殖をさせる悪質なブリーダーをさします。
「パピーミル」の納品先はペットショップです。
ただ、里親募集や、ブリーダーにも悪質な人や団体がまぎれ込んでいるのも事実です。
すべてペットショップでの「生体販売」だけが問題というわけではないとは思いますが。
日本もヨーロッパの国々のように「動物愛護先進国」になりたいですよね。
また、ヨーロッパではペットの「食」に対する意識も高いためキャットフードに求められる基準も高いです。
そんなヨーロッパ原産の高品質のフードがこちらです。
ジャガーキャットフード 高品質な生肉をブレンドした贅沢キャットフード
- 原産国 イギリス
- 新鮮なチキンの生肉と鴨の生肉を贅沢に使用しました
電話でどんな小さな疑問でも専門知識を持ったスタッフがお答えします。
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さかがみ屋
タレントの坂上忍さんがつくった保護猫・保護犬ハウスです。
- 殺処分におびえる動物たちに新しい家族を見つけてあげたい
- 人間と暮らす楽しさ、人間のあたたかさを知ってほしい
そいうことから立ち上げられたようです。
又、保護猫・保護犬ハウス運営についても「さかがみ屋の思い」という形で述べられています。
「さかがみ屋の思い」
会社名を決める際、私の希望はひとつだけでした。
「家」という文字を入れて欲しいと…。
保護センターや保護施設ではなく、動物たちと「家」で暮らしている空気感を大切にしたかったので。
躾(トレーニング)は大切ですが、躾をするにしてもまずは信頼関係。
信頼関係を生む為には、環境に対する安心感が何より強みとなります。
ゆったりと余裕のある住居スペースはもちろんですが、
社員のみなさんには、「昼寝をしてください」と。
ポカポカ陽気の昼日中、動物達と一緒にソファーに寝っ転がって一緒に昼寝をしてくださいと。
昼寝も仕事のうちなんです…と。
お世話をする人の余裕は、動物達への安心感に間違いなく繋がりますので。
一方で、「さかがみ屋」での動物たちのお世話はまさに「仕事」です。
寄付やクラウドファンディングに頼ることなく、
仕事として動物たちと向き合い、人から人へ、家から家へと繋いで行く。
職業化することで「人」の生活を守り、ほんとうの意味で動物たちを守って行きたい。
とまぁ、口で言うのは簡単なんですが、
果たしてこの無謀ともおもえる理想論は通用するんですかね。
なんとか…します。
応援のほど、よろしくお願いします。
坂上 忍
引用:「さかがみ屋」ホームページ
すごいですよね、熱い思いが伝わってきます。
お世話する人も大変なんですよね。
ボランティアで頭が下がりますがそれだけだと続きにくい。
また、それよりも知っていただきたいのは「さかがみ屋」さんのルールなんです。
「さかがみ屋」さんのルール
終生、愛情と責任をもって育てることができる
ペットの飼育が許可されている家に住んでいる、環境がととのっていること
飼うことをご家族・同居人の全員が賛成していること
ご家族・同居人に動物アレルギーがないこと
ステップ1 応募フォームよりお問い合わせ
ステップ2 選考
※結果は通過された方のみ、ご連絡させていただきます。
ステップ3 ZOOM面談
ステップ4 さかがみ屋にて打ち合わせ
ステップ5 トライアル開始
期間:1週間、先住犬・先住猫がいる場合は2週間
※トライアル開始時、飼育環境確認のため、ご自宅にお伺いさせていただきます
ステップ6 正式譲渡
ステップ7 状況確認
★3ヶ月、写真や動画で譲渡後の様子をお知らせいただきます。
引用:「さかがみ屋」ホームページ
里親になるときに問題になっている飼育環境確認の為の自宅訪問や譲渡後の様子の報告なども組み入れられています。
動物愛護の精神から考えても必要なことで猫を飼う覚悟の一つとして受け入れなければならないことなのでしょうね。
「動物愛護の先進国」と言われるイギリスでは「ルーシー法」と言われる「パピーミル」を撲滅させる法律があります。
日本も変わっていかないといけないのかもしれませんね。
「さかがみ屋」さんのチャレンジはすばらしいと思います。
タレントでお金持ちだからできるんじゃないかという声も聞こえてきそうですね。
ただ、「全国の保護施設で横のつながりを作っていけたら…。」という事もおっしゃっていられるようなんです。
有名人のパワーとお金持ちの財力を生かしてこの国をかえてくれたらと感じます。
「さかがみ屋」がきっかけで日本が「動物愛護の後進国」から「動物愛護の先進国」になっていくといいですね。
ちなみに譲渡にかかる費用ですが医療費や救出費用の一部として猫が35,000円、犬が50,000円かかるそうです。
又、譲渡の方法は自宅へのおとどけになり、交通費や高速代が別途かかるそうです。
金額もはっきりしていますね。
シャム猫、子猫の里親サイトでの情報
OMUSUBIさん
募集中 1件
お見合い中 12件
ネコジルシさん
シャムネコっぽい子 3件
みんなの子猫ブリーダー
募集中 1件
記事執筆当日の1日だけの情報です。長い期間を見てもらうともっと出てきますね。
シャム猫の子猫の里親サイトはまだ見るな!その前に知っておいて…:まとめ
今回は、シャム猫の子猫を里親サイトで探すにはどうしたらいいかを調べようとしました。
でも、里親サイトの評判が悪かったことに驚きました。
ですが、これは里親サイトが悪いというよりは「猫ちゃんを迎えたい方」の方の知識不足だと思いました。
もちろん、保護猫ハウスを運営している方にも行き過ぎたところがあるのかもしれません。
ですが「猫ちゃんを迎えたい方」が猫や犬を「ただの商品」と考えていませんか?
ヨーロッパの動きをみるとペットショップで「生き物」を「ただの商品」のようには扱うべきではないと思うんですよね。