なんとなく与えている猫のフードですが、本当にいいのか心配になりますよね。
猫の餌には、ウェットフードとドライフードがあります。
いつものごはんに、ドライフードを与えている方も多いです。
そんな飼い主さんも、ウェットフードを検討したことがあるのではないでしょうか。
- ウェットフードの栄養は大丈夫?
- 価格が高そう
- 種類が多くて迷ってしまう
このあたりの悩みを持つ方が多いです。
そこで、この記事では安くておすすめのウェットフードをご紹介。
また、安いウェットフードの注意点、選び方についても見ていきます。
それでは、まず始めにウェットフードの安全性について見ていきましょう。
目次
ウェットフードは安全?
普段ドライフードを与えている方は、ウェットフードに不安を持つ方も多いです。
ウェットフードを与えて大丈夫なのか心配ですよね。
結論から言うと、ウェットフードは与えても安全です。
ただし、選び方が大切になります。
そこで、まずウェットフードとはどのようなものなのか。
メリット、デメリットについて見ていきましょう。
メリット
ウェットフードは、水分の多さや形状がさまざまです。
そのため、猫の体調に合わせて選ぶことができます。
また、特別なご褒美などに使う方も多いです。
ここで紹介するメリットは、以下の2つです。
- 水分が多いから病気の予防になる
- 香が豊かで食いつきが良い
それでは、それぞれのメリットについて見ていきましょう。
水分が多いから病気の予防になる
ウェットフードは、約80%が水分です。
そのため、高齢の猫や子猫でも食べやすいというメリットがあります。
また、水分が多いため、食事をしながら水分補給が可能です。
水分補給は猫にとって大切です。水分不足になると病気のリスクも出てきます。
猫は乾燥した土地で暮らしていたので、自分から水を欲しがらない子もいます。
そうすると、泌尿器系の病気や脱水を起こすことも。
自分から水分をあまり取らない子には、ウェットフードを上手く活用してみてください。
香りが豊かで食いつきが良い
ウェットフードはドライフードに比べ、香りが豊かです。
猫は鼻がいいので、この風味に興味津々になります。
そのため、食いつきが良いというメリットがあります。
お薬を飲んでいる猫がいる家庭は、ウェットフードの活用が有効です。
こんな悩みをよく耳にします。
私の家の猫もドライフードだと、薬だけ上手に残してしまうんです。
悩んだ結果ウェットフードにお薬を混ぜると、簡単に投薬できてしまいました。
ウェットフードの食いつきを活かすと、このようなストレスも解消できますね。
デメリット
さまざまなメリットがあるウェットフードに、デメリットはあるのでしょうか。
やはり、メリットがあればデメリットもあります。
デメリットは、ウェットフードを使う時に気を付けたい点です。
また、デメリットは解決することもできるので、解決法も一緒に見ていきます。
ここで紹介するデメリットは、以下の2つです。
- 傷みやすい
- 歯周病
それでは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
傷みやすい
ウェットフードは、メリットでもあったように水分量が多いです。
この水分量は大きなメリットですが、デメリットにもなってしまいます。
それは、保存方法を間違えるとすぐに傷んでしまうことです。
解決方法
開封後に、小分けにして冷蔵保存することで解決します。
ウェットフードを開封後傷みやすいので、しっかりと密閉保存しましょう。
歯周病
ウェットフードは、水分が多く食べかすが歯に残りやすいです。
そのままにしておくと、歯周病になってしまうことがあります。
また、食べかすは歯石の原因になり、お口の健康によくありません。
解決方法
フードを食べた後に歯磨きをしましょう。
食べかすがトラブルの原因になっているので、歯磨きで食べかすを取ってあげることで簡単に解決できますよ。
安いウェットフードの注意点
安いウェットフードは、ホームセンターやコンビニなどで販売しています。
そのため、購入しやすいといったメリットがあります。
しかし、選び方を間違えると猫が体を壊してしまうことも。
そこで、安全に安いフードを選ぶ注意点について紹介していきます。
原材料
安いウェットフードを選ぶときは、原材料に注意したいです。
安いフードには、かさましのために穀物をたくさん使う場合があります。
穀物はアレルギーの原因になるため、たくさん食べるのは控えたいところです。
チキンや魚が主な原料になっているものがおすすめです。
これらは猫が体を作るために必要な、タンパク質が豊富に含まれています。
そのため、猫の健康維持の手助けになります。
ジャガーのキャットフードは、チキンや鴨の生肉をたっぷり使った餌です。
他にも、マスやサーモンを使用しており、タンパク質が豊富。
添加物
人間は食事の見た目もおいしさの基準にしています。
しかし、猫は見た目で食事のおいしさを決めていません。
添加物は見た目をよくしたり、香りをつけるために使われます。
猫にとっては、これらは不要な成分です。
特に、人工着色料、合成香料、人口酸化防止剤は病気になるリスクもあります。
安いフードを選ぶ時は、添加物の入っていないものを選びましょう。
重金属
安いウェットフードは、重金属が入っているものがあります。
重金属の一例
鉄や鉛、カドミウム、水銀、ヒ素、銅、銀、ニッケル、コバルト、マンガン、クロム、鉄など
重金属は自然界にも存在する物質なので、少量では危険性はありません。
ただし、重金属を含むものを毎日食べると、徐々に蓄積されてしまいます。
蓄積された重金属は、中毒症状を起こす危険があるので要注意です。
中毒症状は、嘔吐下痢、血便、痙攣、呼吸困難など。
水俣病で有名な水銀は、ペットフードの成分規制がないのでしっかり確認しましょう。
ウェットフードの選び方
ここからは、猫のウェットフードの選び方についてご紹介していきます。
猫の健康面を管理する上で、選び方は必要不可欠です。
ここでは、年齢・目的・食欲の項目別に選び方を解説していきます。
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年齢
子猫や高齢の猫は、柔らかいウェットフードが食べやすく人気があります。
このように、猫の年齢に合わせて選ぶことも大切です。
猫の年齢が上がってくると、どうしてもドライフードを食べないときがでてきますよね。
フードを食べてくれないと、健康状態も心配になります。
そんな時に、ウェットフードは高齢の猫でも食べやすく安心ですね。
子猫
子猫は、歯がまだ発達途中です。
なので、とろみがあるパテタイプやスープタイプがおすすめです。
将来的に、ドライフードを食べさせたい場合の離乳食にもなります。
高齢の猫
高齢の猫は、泌尿器の病気にかかりやすいです。
そのため、水分が多いスープタイプがおすすめです。
ただし、病気をしている場合は療養食などを購入しましょう。
療養食は病院でも販売しているので、獣医師と相談するのもいいですね。
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目的
ウェットフードは、目的に合わせて使い分けることができます。
おやつとして与えるのか、主食として与えるのか。
目的によって、選ぶフードが変わってきます。
そこで、目的別の選び方のポイントをチェックしていきましょう。
食事として与える
食事として与える場合は、栄養バランスが偏らないように注意です。
ウェットフードの中でも、総合栄養食はバランスがよくおすすめ。
また、総合栄養食は安全性が高いのもポイントです。
おやつとして与える
おやつやご褒美に食べさせたい場合は、一般食を選びましょう。
一般食は、食いつき重視の嗜好性の高いウェットフードです。
栄養バランスはそれほどよくないので、主食としては不向きです。
モグリッチは添加物不使用で、安全に楽しめるおやつです。
また、タウリン・グルコサミン・コンドロイチンなどが配合されています。
健康に配慮されており、安心して与えることができるおやつです。
ドライフードを食べない
飽き性でドライフードを食べない猫は、小分けのウェットフードがおすすめです。
ドライフードに混ぜることで食いつきが良くなることがあります。
そのため、保存が楽な小分けタイプを購入しましょう。
また、お肉をたくさん使ったものは香りが強いので、食欲を刺激できます。
人間も食欲のない時ぐらいあります。それは、ペットである猫も同じです。
餌を食べてくれない時は、猫が食べやすいものを選ぶといいですね。
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食欲
最後に紹介する目的別、ウェットフードの選び方は食欲です。
猫の性格によっては、よく食べる子と食が細い子に別れます。
食べる量が違っても、しっかりと栄養が取れるフードを与えたいところです。
そこで、猫の食欲に合わせたフード選びが重要になります。
たくさん食べたい猫
1度にたくさん食べたい食欲旺盛な子は、水分が多いものがおすすめです。
水分が多いものは満腹感があり、食欲旺盛な猫にも満足感を与えられます。
また、水分が多いウェットフードは、1回に与えていい量も多いです。
たくさん食べたい猫には、1度で満足できるフードを選びましょう。
少ししか食べない猫
少食な子は、水分量が少ないものがおすすめです。
そこでおすすめなのが、少量でも栄養が取れるパテタイプ。
パテタイプなら、少食な猫でも栄養バランスのいい食事が可能です。
また、水を飲むのが好きな子には、スープタイプという選択肢もあります。
無理にたくさん食べさせるのは、ストレスにもつながってしまいます。
猫の性格に合わせて選んでみてください。
安いウェットフードおすすめ商品
ここまで、ウェットフードのメリット・デメリット、選び方を紹介していきました。
また、安いフードの注意点も分かったと思います。
これらの選び方や注意点をクリアした、安くて安全な商品をいくつか紹介します。
ウェットフードの購入を検討している方は、参考にしてみてください。
ニュートロキャットデイリーディッシュ
こちらの商品は、パテタイプのウェットフードです。
グレインフリーで、主な原材料にチキンを使っています。
1食分ずつ小分けになっているので、保存も簡単です。
また、猫に心配な泌尿器系の病気にも配慮されています。
ロイヤルカナンユリナリーケアウェット
こちらは、ミネラルバランスを整え、泌尿器系の健康維持を考えたフードです。
また、体重ケアにもおすすめの商品となっています。
原材料は、豚肉や鶏肉、鶏レバーなど、肉が中心です。
香りが良いので、食いつきの良さも期待できます。
また、猫の健康に役立つ栄養バランスが詰め込まれています。
私が飼っている猫も、泌尿器系の病気になったことがあります。
泌尿器系の病気は、体質にもよりますが繰り返しやすいようです。
病気になると通院や手術と大変なので、フードで予防できるのは嬉しいですね。
黒缶マグロ
黒缶マクロは、マグロやカツオなどの魚を中心に作られています。
また、グレインフリーなので穀物アレルギーの猫にも安心です。
ゼリータイプの総合栄養食となっており、食べやすさも抜群。
血合い肉を使うことで、DHAやEPA、鉄分などの嬉しい成分が多くはいっています。
お肉類にアレルギーがある子も、主成分が魚なので食べやすいですね。
本当にいい猫のウェットフードとは?安いおすすめ商品をご紹介!まとめ
ウェットフードは食いつきが良く、ごはんをあまり食べない猫にもおすすです。
特に、高齢の猫や子猫は固いフードが食べにくいことがあります。
そんな時にウェットフードを活用すると、少量でも栄養を取ることができます。
また、ドライフードに飽きてしまった子には、混ぜて使うなど使い道が多いです。
この記事では、目的別の選び方や注意点について紹介しています。
ウェットフードの購入を検討している方は、本記事で紹介している注意点に気を付けて選びましょう。
また、安いおすすめ商品についてもいくつか紹介しています。
それぞれ特徴が違うので、目的に合わせて選んでみてください。