猫を飼おうと思っているそこのあなた、オス猫とメス猫どちらを選ぶか決まりましたか?
まだ悩んでいる人は必見です。
オスとメスで身体も性格も行動も違いがありますが、それぞれ魅力が沢山で迷ってしまいますよね。
そこでオスとメスどちらが飼いやすいのか、特徴を比較しながら見ていこうと思います。
また初めての方に向けて猫の飼育法のポイントも加えて教えちゃいますよ。
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目次
オスとメスのちがいとは
猫のオスとメスはその特徴のちがいが様々です。
いろんな側面からオスとメスを具体的に比較していきましょう。
もし一緒に暮らすなら…と想像しながら見て行ってくださいね。
身体のちがい
まずは身体の特徴のちがいです。
オスはメスに比べてひとまわりくらい大きくなります。
筋肉質でがっしりとなるので体重も重くなっていきます。
平均的な体型だと成長して4~6㎏ほどになりますが品種によってはそれ以上重くなる子もいるんですよ。
身体が大きくなれば顔の大きさも若干メスより大きくなります。
成長によって顔つきもキリリと凛々しくなるでしょう。
一方でメスは体つきが柔らかく華奢に見えます。
また日ごろからグルーミングをするので毛並みがきれいに整っています。
オスに比べて成長した顔が柔らかい印象を与えます。
体重は平均で3~5㎏です。
こう見ていくと人間の男女にそっくりですね。
性格のちがい
次に性格のちがいを見ていきましょう。
オスは基本的に活発的でやんちゃ。
遊んでもらうことが大好きで人間と距離を縮めやすいんです。
感情の裏表がなく、何を考えているのかわかりやすいタイプであります。
好奇心旺盛で行動も単純です。
また甘えたがりのかまってちゃんが多いのはオスなんです。
一方でメスは猫らしくマイペースです。
そしてプライドが高く少々わがままな子も多い印象。
ツンデレちゃんでいつでも甘えてくることはオスに比べると少ないでしょう。
また単純で少しおバカな面が見えるオスに比べ、おとなしめで用心深く賢い子が多いです。
あまりベタベタすることが得意でないので一人で遊ぶ方が好きです。
いつでも元気で甘えたがりで癒し的存在のオスとツンデレでたまに甘えてギャップを見せてくるメス、対照的ですがどちらも魅力たっぷりですね!
行動のちがい
最後に行動のちがいを見ていきます。
これは性格に伴って出てくる行動と本能による行動とあります。
オスはなわばり意識が強く、行動によくあらわれます。
例えば外に出たがったり縄張り誇示のためにあちこちに尿をかけるスプレー行為をしたりしてしまいます。
そして男の子同士で多頭飼いをした場合けんかをしてしまうことがあります。
また成長して発情するようになるとメスにアピールするためにスプレー行為をすることもあります。
これは発情期を迎える前に去勢手術を行うとおさまります。
それから先ほどもあげたように活発でやんちゃな性格なのでよくものを壊したり、壁や床、家具をボロボロにしてしまうのはオスの方が多いです。
一方でメスはおとなしいので家具をぼろぼろにしてしまうことは比較的少ないです。
成長して発情期になると大きな声で鳴き叫ぶようになりますが、これも避妊手術を子猫のうちに行うとなくなります。
またオスに比べて縄張り意識は低いので多頭飼いに向いています。
出産後は母性愛も増え、出産後に避妊手術をしてもそれは残る傾向にあるようです。
オスとメスどっちが飼いやすい?
では本題に入りましょう。
これまでオスとメスの特徴のちがいを見てきましたが、結局どちらが飼いやすいのでしょうか。
それは人と猫の相性も関係するようです。
ここからは生活スタイルとどんな猫を飼いたいかという要望に対してオスとメスどちらがその人にピッタリか見ていきますよ。
一人暮らしで賃貸に住んでいる
社会人で一人暮らしをしています。ペット可の賃貸アパートに住んでいて最近猫を飼おうと思っています。日中は仕事で夕方帰ってきたら猫に沢山癒されようと思っているんです。
そんな方はメスの猫がおすすめ!
賃貸に住んでいる方はまずペットを飼っていいのかを確認しましょうね。
ペット可であっても壁や床を傷つけられたら退居するときに面倒なことになってしまいます。
できるだけモノをぼろぼろにしたりいたずらをしたりする子を避けたいならメスの猫を飼うと良いでしょう。
また子猫のうちに避妊手術をすることで発情期の大きな鳴き声は抑えることが出来ます。
基本的におとなしい性格なので近所迷惑になることも少ないですし、足音が響くか気になる場合もメスのほうが比較的体重が軽いのでメスのほうがいいですね。
特に一人暮らしで日中出勤したり外出が多い人は一人遊びが好きでべたべたしなくても気にしないメスの猫がピッタリなんです。
家族で暮らしていて子供もいる
一軒家で家族で暮らしています。まだ小さい子供が最近猫を飼いたいと言い出したのでオスとメスどちらにしようか考えているんですが…。
そんなご家庭にはオスの猫がおすすめ!
小さい子供がペットを飼いたいと言い出して猫を飼おうか考えている人は多いのではないでしょうか。
家の中が賑やかで動物が大好きだったり興味津々だったりする子供がいる場合は沢山かまっても大丈夫なオスの猫がいいですよ。
メスの猫はべたべたされるのが嫌いで子供の勢いにつかれてしまったり相手をすることが出来なかったりします。
逆にオスの猫は好奇心旺盛で沢山運動もしますし、人懐っこく子供も喜ぶこと間違いなしです。
オスは甘えん坊で飼い主や家族とのんびり過ごす時間が大好きです。
しかし、先述したようにオス同士で多頭飼いをしようとするとトラブルの原因になりますので極力避けることをおすすめします。
慣れてきたら多頭飼いしたいと思っている
最近猫をインスタで見かけて本気で飼おうと思っているんです。でも飼ったことないし最初は一匹からスタートしようと思っているんですけど慣れてきたらあと何匹か増やしたいと思ってます。沢山の猫に囲まれて暮らすのが夢なんです。
そんな方にはメスの猫がおすすめ!
初心者さんで多頭飼いを視野に入れているひとはメスの猫がいいでしょう。
その理由はイタズラの少なさとほかの猫とも仲良く暮らせるという二つの点にあります。
メスの猫はオスの猫に比べて賢くおとなしいのでいたずらをすることも少ないですし、家具や床をぼろぼろにすることもあまりないでしょう。
初心者さんにとってはしつけがしやすいですね。
またオスの猫は縄張り意識が強く、オスを数匹一緒に飼ってしまうと喧嘩やトラブルが起きやすいです。
反対にメスはトラブルの心配もなく、多頭飼いには向いています。
家にいることが多くて一人だから沢山甘えてくれる猫がいい
最近在宅ワークが多くて家にいることが多くなったから猫を飼おうかと思っててね。もともと一人だし最近少し寂しいから、できたらかまってちゃんな猫の方がうれしいな~
そんなあなたにはオスの猫がおすすめ!
一人暮らしでふと寂しさが押し寄せるとき、人間は猫を欲してしまいますよね。
最近よく見かけるのは「在宅ワーク中に猫が邪魔してきちゃってしごとができない~」という様子を幸せそうにSNSであげる猫好きさんです。
困っているように言いながら猫がかわいくてたまらないという気持ちが隠しきれていませんよね。
おうち時間中には猫を吸ってネコ補給をしたいひとも多いのではないでしょうか。
このように猫とイチャイチャしたい人にはツンデレなメスより人懐っこく甘えん坊なオスのほうにしてみてはどうでしょう。
メスはマイペースでいつでもかまってくれるわけではないですし一人遊びの方が好きな子も多いんです。
一方オスは活発で人懐っこく甘えたさんなのでべたべたしてもOK。
飼い主さんの膝の上でのんびり過ごすことが大好きですし、思う存分イチャイチャすることができちゃいます。
なるべく長い時間一緒にいたい
前のペットは病弱で早死にしてしまったから次飼う子とはなるべく一緒にいたいし長生きしてほしいな。
そんな方にはメスの猫がおすすめ!
基本、寿命は人間の方が長いですし最後までお世話をして猫の一生を見届けることが義務ですが、できるのなら長生きしてほしいものですよね。
長生きしてくれるのはオスとメスどちらなんでしょうか。
猫の平均寿命は大体12~18年です。
またオスの寿命は13.7年でメスの寿命は14.8年と少しメスのほうが寿命が長いとわかっていますがその原因についてはまだよくわかっていません。
しかし考えられるのはオスは縄張りを広げるために外に出ると遠くに行ってしまうことで病気をもらったり事故で早死にしたりということがメスより多い可能性があるということです。
猫はなるべく室内飼いが良い理由はこれにあります。
猫を飼うときの基本
これまでオスとメスのいいところから悪いところまで見てきて自分にピッタリなのはどちらなのか見通しが立てやすくなったのではないでしょうか。
しかし初めて飼う人にはオスメス関係なく家族のように大切に猫をかわいがってもらいたいものです。
ここからは猫を初めて飼う人に覚えてもらいたいポイントをご紹介します。
猫の飼育の基本
- 家に来る前に猫のスペースを作ってあげよう
まず、猫を家に迎える前に猫の居場所があるか、エサ置きスペースや爪とぎ・ベッド・キャットタワーなど用意できたか確認しましょう。
猫は自分の居場所というものがとても大事です。
また自分の居場所を覚えれば縄張りとして大切にするので簡単にコロコロ場所を変えるのも良くないです。
猫が家に来た初日、猫はしらない環境でとっても緊張しています。
落ち着くまで待ってあげて疲れて眠そうであれば最初にベッドに連れていくといいですね。
- ゴハンをあげよう
猫には1日に数回に分けてエサをあげます。
生まれたての頃はミルクや離乳食、そこから徐々に固形のエサに変えていきます。
年齢に伴って1日の適切な総摂取カロリーが変わるのでそれに合わせてエサの量も変えていきましょう。
また猫が来てすぐにエサを食べられない子もいるかもしれませんが、あまり心配する必要はありません。
人と同じように緊張して食欲がわかないこともあるでしょうし、もともと猫はそこまで沢山食べられる方ではありません。
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- トイレを教えよう
猫が家に慣れてきたらトイレの場所を教えてあげましょう。
またそわそわしはじめたらトイレをしたいのかもしれません。
連れて行ってあげてそこでニオイがつくと段々自分でトイレの場所を覚えてくれるようになるでしょう。
猫はとてもきれい好きなので猫が用を足したらすぐに片付けてあげましょう。
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- ワクチンを接種しよう
猫を飼ってすぐに動物病院に行きワクチン接種を行いましょう。
ワクチン接種は病気にかかるリスクを減らしたり、周りに病気をうつさないようにしたりといった目的があります。
基本猫は室内飼いですので「3種混合」のワクチンで十分です。
このワクチンでは猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症を予防することが出来ます。
これらの病気はいずれも空気感染をする恐れがあるため室内飼いでも必ずワクチン接種をしておきましょう。
費用は3種混合で大体3000~5000円ですが病院によって変わってきます。
生後2~3か月で一回、その1か月後に一回、それから成猫になれば年に一回の接種が基本です。
種類 | 3種混合 |
予防できる感染症 | 猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症 |
費用 | 3000~5000円 |
頻度 | 生後2~3か月に一回、生後4か月に一回、成猫になってから年に一回 |
去勢や避妊は子猫のうちに
オス猫を飼う場合は去勢手術を、メス猫を飼う場合は避妊手術を行いましょう。
オス猫の場合はスプレー行為というマーキング行動を対処することが出来ます。
メス猫の場合は発情期の大きな鳴き声や望まない妊娠を防ぐことが出来ます。
どちらも発情期を迎える前の仔猫のうちに済ませておくといいですよ。
費用は去勢手術で5000円~2万円、避妊手術で1万円~4万円です。
自治体によっては助成金がでるところもあります。
手術は猫に負担がかかることもあるので猫の体調を見て、不安であれば獣医師さんに相談して手術の日程を決めるといいでしょう。
ちなみにワクチン接種と手術は同時期でも問題ありませんよ。
オスとメスでなりやすい病気
じつはオスとメスでなりやすい病気も異なります。
- オスの猫がなりやすい病気
まず一つ目は「精巣腫瘍」です。
精巣が腫瘍化し肥大する病気です。
おじさん猫にごくまれにみられます。
元気と食欲がなくなり脱毛してしまう猫もいます。
この病気は去勢手術をしているとなることはありません。
二つ目は「尿路結石症」です。
これは尿管に結石や結晶がたまる病気で、おしっこをするときに痛そうに鳴いたりトイレに行ってもおしっこが出なかったりといった症状があれば病院に行きましょう。
完全に尿道がふさがれてしまう状態が数日続くと命にかかわってきますのでできるだけトイレの様子はしっかり観察しておくといいですよ。
便利アイテム
Catlogは猫の「走る」「食べる」などの行動を24時間365日記録できるデバイスです。
記録されたデータは専用アプリでグラフで見ることが出来ます。
一人暮らしで日中の猫の様子が気になる方に特におすすめ!
Catlog Boardは猫の「体重」「おしっこの回数・量」「うんちの量・回数」「トイレの滞在時間」などを記録できます。
泌尿器系のトラブルが多い猫にとって排泄情報を知ることはとても重要です。
アプリで記録を確認、何か変化があればスマホにすぐ通知が届きます。
三つ目は「糖尿病」です。
じつは猫の糖尿病にかかる割合はメスよりオスの方が多いのです。
いったいなぜなんでしょう。
理由は去勢手術にあるといわれています。
去勢手術をしたオスは男性ホルモンのテストステロンの分泌量が減ると性格が穏やかになる傾向にあります。
積極的に外に行こうとしたり、カロリーを消費したりすることが少なくなって肥満体型になり最終的には糖尿病になってしまうのです。
これは去勢手術の時期をなるべく早くにするとホルモンの影響が少なくなります。
- メスの猫がなりやすい病気
一つ目は「子宮蓄膿症」です。
子宮内に最近が入り込んで感染することで炎症になります。
膿がたまりますが、猫自身は痛みを感じにくいのが特徴です。
これは避妊手術をすると防げます。
水をよく飲むようになったり、おなかが膨れてきたり、外陰部から膿や血が出てきたりといった症状があれば病院へ行きましょう。
二つ目は「乳腺腫瘍」です。
乳房がはれたりしこりができたりします。
ほとんどが悪性の腫瘍で転移すれば命にかかわる恐れがあります。
高齢になるとかかりやすくなりますが、これも避妊手術でリスクを減らすことが出来ます。
初めて猫を飼うならオスかメスどちらを飼った方が良いんですか?:まとめ
ここまで猫のオスとメスの特徴のちがいから人間の生活スタイルとの相性、飼育のポイントまでみてきました。
主にオスの猫はやんちゃで甘えん坊さんなので子供のいる家庭や沢山猫と遊びたい人と相性が抜群でしたね。
泌尿器系の病気にかかりやすいためリスクを減らすには去勢手術をするといいとわかりましたね。
逆にメスの猫はマイペースで高飛車、賢い性格なので一人暮らしや外出の多い家庭、また多頭飼いをしたい人にはぴったりでしたね。
子宮や乳腺の病気になりやすいですが避妊手術で防ぐことが出来ます。
オスにもメスにもそれぞれ魅力が沢山あります。
結局どちらの方が飼いやすいという答えは人それぞれです。
自分は猫とどのように暮らしたいのか具体的に考えてオスメスを決めると間違いないでしょう。
どちらを飼うにせよ飼育法はそこまで違いはありません。
自分に合う猫ちゃんと出会えるといいですね。
最後に初心者さんがもっと知りたくなる情報沢山の記事をご紹介します。
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