一人暮らしは自由な反面、孤独を感じるときもありますよね。
仕事がうまくいかなかった、友達や恋人と喧嘩した。
そんな落ち込んでしまう日に癒してくれる存在といえば、、、
そう、ずばり「猫」です。
お部屋に猫ちゃんが来れば孤独を感じにくくなり、キュートな姿に癒されて疲れもとれます。
ふと思い出したのですが、子供の頃に猫が家に来てから一人っ子の私は寂しいと感じることはなくなりましたし、遊び相手が出来て毎日充実していました。
猫という生き物はそこにいるだけで癒しをくれる偉大な存在ですよね~
だからこそ私は一人暮らしの方にはぜひ猫ちゃんをおすすめしたい…。
そう思います。
しかし、一人暮らしの中に猫ちゃんが来るとなれば準備は入念にしなければいけません。
そこで今回は一人暮らしでも比較的飼いやすい猫ちゃん8種をご紹介します。
それだけでなく猫を飼う準備や費用、気を付けるべきこともお教えします。
目次
一人暮らしでも飼いやすい猫の特徴
ひとくくりに猫といっても性格や特性は様々なんです。
一人暮らしの環境が向いている猫ちゃんもいれば、そうではない猫ちゃんもいます。
ではどのような猫ちゃんは一人暮らしに適しているのでしょうか。
まずはざっくりとした特徴をおさえていきましょう。
身体的特徴
猫ちゃんの見た目はさまざまです。
最近では雑種や混血種も多く唯一無二の猫ちゃんに出会えることも。
では一人で猫ちゃんを育てるとしたらどんな外見や特徴の子が適しているのでしょうか。
下にまとめてみました。
一人暮らしをされている方の多くは賃貸アパートやマンションを借りているかと思います。
そこで一番気になることは騒音問題ですよね。
お隣さんとのトラブルを避けるにはあまり鳴かない、もしくは鳴き声が小さい猫でしたら騒音は気にしなくて済みます。
また一人暮らしの部屋となれば猫ちゃんに十分なスペースを作るのも比較的難しくなってくるでしょう。
猫ちゃんが成長しても小柄なタイプであれば、猫ちゃんも生活する中で窮屈に感じることはあまりないと思います。
また体が丈夫という特徴も病気がちな猫ちゃんに比べたら飼いやすいこと間違いなしです。
そんな方には病気に強い猫ちゃんがピッタリです。
さらには抜け毛が少ないという特徴も実は重要なんです。
猫ちゃんに限らずペットを飼っていると抱っこをしていなくてもいつの間にか服に毛がついている、ということは多々あります。
またまた個人的な話ですが、うちの子は毛が白く抜けやすいので出かける前はコロコロ必須です。
まあ、かまわず抱っこしまくるんですけどね(笑)
性格
身体的特徴の次は性格もチェックしましょう。
どんな性格の子が一人でも飼いやすいのでしょうか。
またまたまとめました。
まずおとなしくておおらかな性格の猫ちゃんはイタズラすることも少なく、平和主義です。
家に帰ると部屋がぐちゃぐちゃ、家具もボロボロなんてことはできるだけ避けたいですよね。
また学習能力が高い子や自立している子、留守番が得意な子はマイペースで一人でも平気です。
飼い主を困らせることもなく、猫ちゃんもストレスにならずに安心してお留守番を任せられます。
飼いやすい猫8選
実際に飼いやすい猫ちゃんとはどんな種類の子なんでしょうか。
ここでは数ある猫ちゃんの中から一人暮らしの人に人気の猫ちゃん8種をご紹介します。
マンチカン
マンチカンは短い脚と小柄な身体が特徴です。
体重は2㎏~4㎏しかありません。
そのため走り回っても足音が響くのもあまり気にならないでしょう。
足が短い猫そのものをマンチカンと呼ぶため、血統はさまざまです。
なので長い毛の子もいれば、短い毛を持つ子もいます。
マンチカンの性格はとても穏やかで、人になつきます。
他の猫やペットともトラブルを起こしにくいです。
好奇心も旺盛で甘えん坊なため沢山遊んであげると喜びます。
頭も良いためしつけしやすく、初心者さんとも相性のいい猫ちゃんといえます。
慣れてきたら多頭飼いも夢じゃないですよ。
ペルシャ猫
ペルシャ猫はふさふさと長い毛がなんとも上品な猫です。
お顔はくりくりの丸い目とつぶれたような鼻が特徴的ですよね。
足は短めですので、高いところに上って暴れることはありません。
体重は3.0㎏~5.5㎏ほどでそこまで大きな猫ちゃんではありません。
性格はとても穏やかで落ち着いています。
騒がしいところが苦手なため、日中家を空ける一人暮らしの家はペルシャにはリラックスできる環境です。
人間とも程よい距離感を保つのが得意な猫ちゃんです。
大きな声で鳴くこともなく静かなたたずまいが品を感じさせます。
スコティッシュフォールド
スコティッシュフォールドはまんまるのおめめと折れ曲がっている耳が可愛らしい人気の猫ちゃんです。
この種は短毛種と長毛種がいますが、一人暮らしで特に猫ちゃんのお世話が初心者の方にはブラッシングが簡単な短毛種の方がピッタリでしょう。
体つきもふっくらとして丈夫で、「スコ座り」と呼ばれる腰を抜かしたような特徴的な座り方が有名です。
性格はとても温厚でおっとりとしていて環境の変化にも動じない方です。
その一方で好奇心旺盛で人懐っこい側面もあります。
初めて飼育する方にもお勧めできる猫ちゃんです。
また鳴き声も穏やかでいたずらも少ないので安心してお留守番を任せられます。
甘えん坊な一面もありますので、帰ってきたらお留守番できたことをほめて沢山遊んで甘やかしてあげるといいでしょう。
エキゾチックショートヘア
エキゾチックショートヘアは大きな目とぺしゃっとした鼻が魅力的な猫ちゃんです。
もとはペルシャ猫とアメリカンショートヘアの混合種です。
顔立ちはペルシャ猫とそっくりですが体は丸みがあって短毛であるため毛のお手入れが簡単です。
鳴き声は小さい上にあまり鳴くことはありません。
性格ものんびり、物静かでおとなしく運動よりもお昼寝が好きな猫ちゃんです。
アパートやマンションに住んでいる人や家を留守にすることが多い人には特に向いています。
活発に遊んで走り回ることもたまにありますが、基本的には飼い主と一緒にゆっくり過ごしている方が好きなため騒音の心配もありません。
一人でも平気という自立している面と飼い主にたいしても愛情深い面を持ち合わせているため一人暮らし生活に癒しをくれること間違いなしです。
ブリティッシュショートヘアー
この猫は「不思議の国のアリス」のチェシャ猫のモデルになったとしても有名な種類です。
頭が丸く、目や頬も丸く鼻は比較的短いのが特徴です。
身体は胸が厚くて足はがっしりと筋肉質で短めです。
体重は4㎏~7㎏が平均とされていますが、完全に成猫の体になるまでは3年はかかるとされているほどがっしりとした体格をしています。
他の猫ちゃんと比べて運動量がいるためお留守番中でも運動が出来るようにキャットタワーを設置をしておくといいでしょう。
性格は一人を好み、飼い主にベタベタなタイプではありません。
自立しているため飼いやすい猫といえるでしょう。
マイペースで穏やかなので留守番も平気ですが、たまに甘えたがりな一面をみせることもありますよ。
このツンとたまに見せるデレがなんともたまらなく可愛い猫ちゃんです。
鳴き声も小さいので集合住宅に向いています。
ラグドール
大きく美しいブルーの瞳が印象的でその名の通りぬいぐるみのように可愛らしい猫です。
中毛種といって短毛種と長毛種の間くらいの毛の長さでふわふわの毛並みをしています。
毛色や模様のバリエーションが豊富でベースは白色に顔周りや手足などポイントとなるところに濃いめの色が入ってくることが多いです。
毛が長めの割にはラグドールの毛の生え方のおかげでほかの猫に比べて毛玉や抜け毛は少ないとされています。
顔のイメージに反して体つきは筋肉質で首が太く、胴も長めの大型猫です。
狸っぽいといわれることもあります。
性格はおとなしく落ち着いており、立ち振る舞いもぬいぐるみのようです。
イタズラも少なく多頭飼いにも向いている猫ちゃんです。
鳴き声が小さく、ドタバタ走り回ることもあまりないのでマンションやアパートでも安心して飼うことが出来ます。
また人懐っこく甘えん坊で飼い主の言うことはちゃんと聞けるので初心者さんにもぴったりです。
大きく成長しても問題がない方にはおすすめですよ。
抱っこが大好きなので抱っこをたくさんしてあげてブラッシングもこまめにしてあげるのがポイントです。
アメリカンショートヘアー
短い毛と特徴的な模様、アーモンド型の釣り目が魅力的な猫です。
体つきは骨太で筋肉質、肉球もほど良い肉付きです。
本来アメリカンショートヘアーはアメリカではネズミ退治で活躍していました。
そのためアメリカでは「マウサー」と呼ばれています。
運動大好きでジャンプ力があります。
動くものを見ると追いかけるのが大好きなため猫ちゃんと沢山遊びたい方におすすめです。
活発的な側面がありながらも頭が賢く飼い主のことをしっかり理解しようとする面もあります。
穏やかな性格の子が多く、飼い主を呼ぶとき以外は泣くことが少ないため一人暮らしの部屋でも飼いやすい猫ちゃんです。
ロシアンブルー
ロシアンブルーはグレーの被毛にエメラルドグリーンの瞳、ピンと立った耳が特徴の猫です。
口角が上がって微笑んでいるように見える顔はロシアンスマイルといわれており、上品な雰囲気が人々を惹きつけています。
短毛種で抜け毛が少なく、分厚い被毛で体格良く見えます。
足が長くスレンダーな体型ですが筋肉質で丈夫な身体をもっています。
性格は愛情深く飼い主の後をついて回る忠実な猫です。
家族みんなに愛情を持っていますが、1対1の関係を築きたがるのでほかのペットがいない人や一人暮らしの人に特におすすめです。
飼い主と一緒に遊ぶことが大好きですが、一人の時間も大事です。
留守番も平気ですが、ロシアンブルーは愛情を示す分見返りを求める猫なので帰ってきたら沢山可愛がってあげましょう。
ロシアンブルーはほとんど鳴くことがないためマンションや集合住宅でも問題ありません。
飼いやすい猫ですが、繊細なロシアンブルーは道路沿いや線路沿いの部屋がストレスになってしまいがちです。
また賢いので一度怖い思いをしたり不信感をおぼえたりすると警戒心を抱いてしまうのでしつけは注意して行いましょう。
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一人暮らしで猫を飼うときの準備
ここまで猫ちゃんの特徴を見てきて、自分の中でどんな猫ちゃんと暮らしたいか想像が膨らんできましたよね。
考えるだけでワクワクしちゃう気持ちとってもわかります。
しかし、猫ちゃんを迎えるということは新しい家族が増えると思ってください。
これからの十数年は猫ちゃんとともに生きるのですから、生半可な気持ちで飼うことはできませんよ。
ましてや一人暮らしで猫ちゃんを飼った経験がない人はしっかり猫ちゃんを飼う準備をして猫ちゃん中心の生活を受け入れる覚悟を決めましょう。
猫と人がお互い少しでも快適に過ごすにはなにをすればいいのか、具体的に見ていきましょう。
環境づくり
一人暮らしの部屋に猫を迎えるには猫も人間もストレスにならない環境づくりが重要です。
たとえば以下のような工夫が挙げられます。
環境づくりの具体例
- 猫に荷物やごみを漁られないように整理整頓をして置き場を考える。
- 猫がケガしないようにモノを床に置かない
- 掃除をこまめにして猫が髪の毛やごみを誤飲しないようにする。
- 猫のトイレ、ごはんや水の場所、一人になれる場所をつくって場所を一度決めたら変えないようにする。
- 爪とぎを用意してあげる。
猫がいたずらをしたり飼い主を困らせるようなことをしたときはその瞬間に叱るとしつけができます。
しかし留守中にそんなことはできませんし、帰ってきたら家が荒らされるなんてこともしばしば…。
そんなことにならないように飼い主が環境を整えましょう。
家を留守にしがちな飼い主さんを助けるキャットグッズがあるんです。
いくつかご紹介します。
*おすすめキャットグッズ その1*
飼い主さんが居ない時、愛猫・愛犬に「ごはん」の安心を感じてもらうためのタイマー式自動給餌機です。
カリカリマシーンさえセットしておけば、 猫ちゃんワンちゃんは「はらぺこの不安」から解放されます。
こんな方におすすめ
- 旅行に行きたいが犬猫のごはんが気になって行けない
- 1泊2日ほどの短期旅行のためにペットの食事が心配
- 急な残業で犬猫のごはんが遅れると罪悪感と焦りを感じる
- 早朝に猫にごはんを催促されて起こされる
- ペットの肥満対策のための食事管理を考えている
*おすすめキャットグッズ その2*
爪とぎとしてもベッドとしても使えるアイテムです。
自然素材と絶妙なカーブで猫ちゃんに優しいんです。
大きな猫ちゃんでもはみでない、ずれないためストレスなくながく使えます。
費用
猫ちゃんと暮らすにはお金も必要です。
まず猫の種類や血統、ショップかブリーダーからかなどによって価格は大きく変わります。
先ほど挙げた8種の平均の価格帯をまとめてみましたので参考までに。
おすすめ8種の平均価格
マンチカン | 8万5000円~48万円 |
ペルシャ猫 | 10万円~40万円 |
スコティッシュフォールド | 11万円~54万円 |
エキゾチックショートヘア | 15万円~37万円 |
ブリティッシュ・ショートヘアー | 10万円~58万円 |
ラグドール | 15万円~40万円 |
アメリカンショートヘア | 5万5000円~35万円 |
ロシアンブルー | 5万5000円~30万円 |
また猫を迎える前に最低限準備しておくものもあります・
メモ
- エサ
- ケージ
- トイレ本体/猫砂
- おもちゃ
- その他(爪切り、シャンプー、ブラシ、キャリーバッグ、ハーネス)
これらを揃えると平均約30000円~40000円はかかります。
また1か月に猫にかかる費用は10000円~20000円です。
これは病院代、餌代、トイレ代など最低限の費用です。
病院代はワクチンが一回につき5000円ほどかかります。
エサはピンからキリまでありますが愛猫の健康をこだわりたい方はエサにこだわります。
トイレは猫砂やトイレシートを切らさないように定期的に買わないといけません。
時には病院にかけこんだり、トリマーさんに毛をカットしてもらったり、ご褒美におやつを与えたりとお金がいろんなところにかかってきます。
一人暮らしさんには少し痛い出費になってしまいますね…。
しかし猫ちゃんと暮らすうえで大事なことはいかに猫ちゃんを第一に考えて生活を送ることが出来るかです。
時間もお金も猫にかけれる、猫ファーストになれる人が良い飼い主の条件といえるでしょう。
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注意する事
一人暮らしで猫を飼いたい人が一番最初に確認しなければならない事は、ペット可の物件であるかです。
そして間取りが猫を飼うのに十分な高さがあるかも確認しましょう。
理想は1DK以上の間取りです。
1K以上あればお互いストレスなく過ごせます。
猫の爪とぎは習性なのでやめさせることはできません。
爪とぎを置いたり壁紙保護シールを貼ったりしても傷ついてしまうことはあります。
都度対策することが大切ですが覚悟は必要です。
また猫を迎えたらすぐにワクチン接種と子猫のうちに去勢手術をすませておかなければなりません。
日頃も留守が多い人は休日や帰宅後は猫と触れ合う時間を作り、長期の外出をしないようにしてなるべく猫の生活リズムや環境を邪魔しないようにしましょう。
ペットホテルに頼りきりになったり、食事の時間を飼い主の都合で勝手に変えたりは猫ちゃんのストレスになり体調を崩してしまう恐れがあります。
飼い主は責任もって猫の健康管理を怠らないようにしましょう。
最後に留守中にも猫ちゃんの体調や行動を確認できる便利グッズをご紹介します。
*留守でも安心キャットグッズ*
猫の走る、食べるなどの行動を24時間365日記録します。
専用記録アプリでリアルタイムで猫の様子を確認できます。
変化があった際は通知ですぐにお知らせしますので体調の変化にすぐ気づけます。
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ここまで一人暮らしにぴったりな猫ちゃんはどんな子なのか、一人暮らしで猫を飼うときはどうすればいいのかをご紹介しました。
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