猫にハーネスを付けると嫌がる理由は?トレーニング法も紹介!

外出用に猫用ハーネスを買ったんだけど、すごい嫌がる……

猫にハーネスを付けたら嫌がりこのままハーネスを付けても良いものか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

「猫にハーネスを付けたらすごく嫌がった」

「猫がハーネスを付けてから動きが変になった」

私の飼い猫もハーネスをはじめて付けた時、動きがぎこちなくなったかと思ったらその場で固まってしまいました。

猫がハーネスを嫌がる理由は、猫の感覚が大変優れているから。

ですが少しずつトレーニングしたことで、うちの猫も「散歩に行ける」と期待して自分からハーネスを付けるように催促するまでになったのです。

トレーニングのポイントは猫のペースに合わせてスローステップでゆっくりハーネスに慣らすこと。

今回は猫が『ハーネスを嫌がる原因』についての解説をします。
また、猫が嫌がらないための『ハーネストレーニング法』も具体的に紹介します。

猫にハーネスを付けるトレーニングは6ステップ。

無理なく進めていきましょう。

 

猫にハーネスを付けると嫌がる・動かなくなるのはなぜか

警戒する猫

猫にはじめてハーネスを付けたら「嫌がったりその場で固まって動かなくなってしまった」との声、意外と多いんです。

それは猫が体表面への感覚に優れているため、違和感を敏感にキャッチするからなんです。

「被災時にはじめてハーネスを付けたら固まってしまった」

「動物病院の受診後にまたハーネスを付けようとしたら逃げてしまい困った」

防災や外出時に脱走を防いで、安心して過ごすためににハーネスを用意したのに、猫が嫌がったり固まってしまったら悲しいですよね。

猫がハーネスを着ると嫌がったり、動かなくなる理由には、違和感を敏感にキャッチしている以外にも以下の理由があります。

・はじめて見るものを警戒している

・猫には自分の身を守るものとの認識は無い

以上の理由から、猫はハーネスに慣れていないと、嫌がったり動かなくなったりするのです。

うちの猫も最初にハーネスを付けたときは固まって動かなくなってしまいましたが、徐々に慣らしていくことができました

猫のペースに合わせて練習することが大事です。

 

嫌がる猫にハーネスは必要か

猫ハーネス

猫飼いの間では、ハーネスを用意しておくことは常識になりつつあります。

しかしハーネスを付けた猫が嫌がっている姿を見ると複雑な気持ちになりますよね。

こんなに固まっちゃうなんて……猫にハーネスを付けたらかわいそうだったかな

ハーネスを付けた猫が、嫌がられたり固まっている様子を見ると、こんな風に感じる人もいるのでは無いでしょうか。

それでもハーネスを付けることで、こんな場合の脱走防止に役立ちます。

  • 被災時の避難所生活
  • 動物病院に行くとき
  • 散歩に行かせたい

散歩は猫の性格や飼い主の考え方にもよりますが、避難生活や動物病院の受診は避けられない事象ですよね。

こんな時に脱走を防ぐためのハーネスは必須アイテムなのです。

ただし猫が嫌がるのに無理をするのはNG

はじめはハーネスを嫌がったり固まっていた猫でも少しずつ慣らしていくことで、ハーネスに抵抗がなくなるのです。

 

猫がハーネスを嫌がる場合の注意点

猫嫌がる

猫にハーネスを付けた時に嫌がっていると、猫にトラウマを作ったり、ケガにつながることもあります。

無理に付けると猫のトラウマに

猫にとってはハーネスのメリットなんて分かりません。

はじめて見るハーネスに不安を感じている中、無理につけたり、いきなり長時間を過ごすと猫にとって『ハーネス=嫌なもの』と認識してしまうことも。

ひとたび『嫌なもの』との認識ができてしまうと、それを払拭するのは至難の業。

そういう訳もあり、ゆっくり時間をかけて慣らしいくことが大事なのです。

飼い主がケガをする可能性がある

猫がハーネスを嫌がり暴れることで、飼い主がケガをする恐れがあります。

私の友人も猫にハーネスを付けようとしたらガリっとやられてしまったそうです。

力の弱い子猫のうちから慣らしておければよいのですが、成猫になってしまうと反抗も激しくなりがち。

  • ハーネスを嫌がる時は無理強いしない
  • ハーネスにまだ慣れていない頃は手袋を付ける

このような対策をとることで、ケガを防げるでしょう。

 

猫がハーネスを嫌がらないためのトレーニング法

猫ハーネス

猫がハーネスをストレスなく付けられるようになるためには、ゆっくり猫のペースに合わせて練習していくことが大事です。

ポイントは猫に恐怖心を持たせないようにすること。

では具体的に『猫がハーネスを嫌がらないためのトレーニング法』を紹介します。

  1. 猫にハーネスを見せる
  2. 他の猫がハーネスを付けた姿を見せる
  3. 短時間だけ着用してみる
  4. ハーネス着用の時間を延ばしていく
  5. 抱っこして外に出てみる
  6. 様子を見て地面におろす

step
1
猫にハーネスを見せる

猫用ハーネスを手に入れたら、早速付けてみたくなっちゃいますよね。

その気持ちすごく良くわかりますが、グッと堪えてください。

最初は猫の見えるところにハーネスを置いて、ハーネスの見た目やニオイなどに慣れてもらいます。

クンクン……はじめてのニオイにゃ(ドキドキ……)

step
2
他の猫がハーネスを付けた姿を見せる

ハーネスの存在に慣れてきたら、次は『ハーネスは猫の体につけるもの』ということを教えてあげましょう。

実際にハーネスを付けている猫と遭遇するのは難しいので、写真や動画で見せてあげると良いですね。

▼猫がハーネスライフを楽しんでいるような動画だとよりGOOD。

これはボクの体に付けるものなんだニャ~

step
3
短時間だけ着用してみる

猫がハーネスの存在になれてきたら、いよいよ猫の体にハーネスを付けてみましょう。

最初は3分~5分程度を目標にします。

もし嫌がるようでしたら、すぐに外してあげることがポイントです。

なんだか変な感じがする(ゾワゾワ……)

step
4
ハーネス着用の時間を延ばしていく

ハーネスの着用に慣らしていくために、数週間かけて少しずつ着用時間を延ばしていきます

時間を延ばしていくときのポイントは、ハーネスを忘れるくらい楽しく過ごすこと。

  • おもちゃで遊ぶ
  • オヤツをあげる

……など猫が好きな過ごし方をしてあげているうちに、ハーネスの着用感覚にも慣れていきます。

ただし焦らずに猫の様子を見ながら延ばしていきましょう。

やはり嫌がっている様子が見られたら外すことを念頭において練習してください。

なんだか気にならなくなってきたニャ

step
5
抱っこして外に出てみる

ハーネスの着用時間が延びてきて、ハーネス着用時の違和感が無くなってきたら次のステップにうつりましょう。

次は『ハーネス+リード』を付けた状態で外に出てみます

外が不安だったら最初はベランダや庭に出るくらにとどめても良いでしょう。

ポイントは抱っこで連れていってあげること。

いきなり外界に足を付くのを怖がる場合もあるので、飼い主がしっかりと抱っこしてあげることで安心しますよ。

外の世界ってすごいニャ~(キラキラ)

step
6
様子を見て地面におろす

外に慣れてきて、嫌がったり怖がる様子が無ければ、猫を地面におろしてみましょう

なるべく車や人通りがすくない場所だと、猫にストレスを与えづらいのでおすすめです。

外って楽しいニャ~(ウキウキ)

 

どうしても猫がハーネスを嫌がる場合

猫隠れる

トレーニング法を実践してみても、うちの猫はどうしてもハーネスに慣れないみたい…という場合は、ハーネスに問題がないかチェックしてみましょう。

▼チェックポイントは以下の通り。

  • サイズが猫に合っていない
  • 生地や素材が苦手
  • ハーネスの付け方が正しくない
  • ハーネスのタイプを変えてみる

サイズが猫に合っていない

ハーネスのサイズが小さすぎると、猫の体に負担をかけるのでストレスになります。

ハーネスのサイズは大きすぎても脱走のリスクがありますが、小さすぎても猫が窮屈で苦しいので、ハーネスをいつまでも嫌がる原因となります。

猫のサイズを正確に測定して、猫の体に合ったハーネスを選んであげましょう。

測定のポイントは、正しい姿勢で首の付け根周りと胴周りを測る事

ハーネスサイズを決めるときには、測定した猫の寸法+1cmを選ぶようにしましょう。

生地や素材が苦手

猫用ハーネスの需要が高まり、商品の種類もかなり多いですよね。

中には見た目重視な派手装飾で重くなっていたり固い素材が使われていることも。

特にハーネスがはじめての猫の場合は、心地よい素材のハーネスを選んであげましょう。

  • 通気性が良いか
  • 体にあたる部分の素材や固さ
  • ハーネスの重量

などに注意して選ぶと良いでしょう。

ハーネスの付け方が正しくない

ハーネスの付け方が正しくないと、苦しくなったり、逆に脱走のリスクも高まります。

ハーネスの付け方は、商品ごとにも違うことがあるのでしっかりと確認してから付けましょう。

ハーネスのタイプを変えてみる

ハーネスには主に2種類のタイプがあります。

猫用ハーネスのタイプはベストタイプと紐タイプの2種類

ベストタイプ

  • 前足を通して背中でとめるだけの簡単装着で人気。
  • 面で支えるので、猫の体への負担も軽減。

紐タイプ

  • 首と胴対でロックするタイプ。
  • ベストタイプに比べて付ける手順が多いものの「猫が動きやすそう」との声が多いタイプです。

ベストタイプが動きづらくて苦手だった猫も、紐タイプならすんなり慣れることができた」という話もよく聞きます。

うちの猫も紐タイプですよ。

それぞれのメリットデメリットがあるので、どうしても手持ちのハーネスを嫌がる場合はハーネスのタイプを変えてみても良いでしょう

 

猫ハーネスじゃなくて首輪にリードではダメなのか

猫首輪

脱走防止を目的にするのであれば、猫首輪よりハーネスが安全です。

猫首輪はリードを付けるのには向いていません。

猫首輪はひっかかって首吊り状態にならないために外れやすくなっているのです。

また猫の頭は犬に比べて小さいので、紐で引っ張られると抜けてしまいやすいんです。

猫の安全のためには、猫首輪にリードではなくハーネスを選択しましょう。

 

猫が嫌がらないハーネスおすすめ

猫用ハーネスおすすめはコレ

さいごに「猫が嫌がらない」との口コミが多いハーネスを紹介します。

ハーネスって商品数が多くどれを選べば良いか分かんない

そんな時は楽天市場でも人気のこちらのハーネスを是非検討してみてくださいね。

リード&ハーネス


価格:1,181(税込)
※2023年1月現在の楽天市場価格

XS~Lの4サイズ展開(リードの長さは120cm)

楽天市場で人気の商品。

付け方も簡単なベストタイプハーネスです。

簡単に付けられるから、手間取って嫌がられる心配も不要です。

  • サイズ調整できる
  • メッシュ素材
  • 高品質のバックルで耐久性も◎
  • 反射板付き

今回紹介している楽天市場の販売店なら1度だけサイズ交換もできますよ。

販売店の対応もしっかりしているので、安心して購入できます。

おすすめの人

かわいくて性能の良いハーネスが欲しい
サイズが合わなかったら交換したい
装着しやすく猫が嫌がらないハーネスが欲しい

pidan 猫ハーネス

価格:1,580円(税込)
※2023年1月現在の楽天市場価格

紐の調整で全サイズ対応可

楽天ランキング1位入賞経験のある高評価ハーネスです。

紐タイプで首と胴の2か所を固定するのですが、慣れたら簡単に付けることができます。

  • これなら嫌がらなかった
  • 猫が動きやすそう
  • 着脱が楽だった

…などの口コミも集まっていますよ。

おすすめポイントは1サイズでどんな大きさの猫にも対応できること。

猫が苦しくて嫌がらないように、成長に合わせてサイズ調整できますね。

おすすめの人

子猫~シニア猫になるまで長く使いたい
携帯しやすいハーネスが欲しい
猫が動きやすく嫌がらないハーネスが欲しい

 

猫にハーネスを付けると嫌がる理由は?トレーニング法も紹介!:まとめ

ハーネスを付けると嫌がったり、動かなくなってしまう猫が多いです。

猫が嫌がる理由は、猫の皮膚感覚がすぐれていてハーネスに違和感を感じているから。

感覚が鋭い猫がハーネスに慣れるためには、猫に合わせてスローステップでトレーニングしていくことが大事。

突然ハーネスを付けるのではなく、まずはハーネスの存在に慣れさせましょう。

着用開始は短時間で、徐々に時間を延ばしていくと良いですよ。

少しずつトレーニングしてもハーネスに慣れない場合は、ハーネスが猫に合っているかもチェックしてみてください。

ハーネスタイプを変えることで改善することもあります。

紐タイプなら『pidanの猫ハーネス』が嫌がらずに慣れることができたと評判ですよ。

-ハーネス,